プリンストンのデジタルフォトフレーム
PPF-35IRを使ってみる。
今回、
最大の目的は写真を見るのではなく、
IrSimple/IrSSの赤外線通信で携帯電話からPCにファイルを転送することだ。
まずは起動。ACアダプターを着けなくてもUSBケーブルから給電される。
立ち上がりは10秒ほど。起動すると左にSD、右に本体メモリーが表示される(写真中)
基本操作はメニューから行う(写真右)
パネル上面に赤外線受信部がある。隣のボタンを押すと赤外線待機状態になる。
受信部が前面に来るよう、とりあえずはフォトフレームを寝かせて手前に倒しておく。
SH-04Aから
IrSS転送開始!
早っ! 2MB弱のファイルが1~2秒で完了。
デジタルフォトフレームはファイルを受信すると保存先を聞いてくる。スクロールボタンでメディアを選択し保存する方式だ。
しかし、この選択画面、起動直後のメイン画面とメディアの並び順が左右逆だ。おまけに天地をひっくりかえし寝かせてあるので、しばらく気付かず「本体メモリ」に保存していました。
また、本体メモリーがデフォルトで選択されているので、都度、SDカードを指定しなおし保存しなくてはならない。
このあたりの作りこみはイマイチ。せめてメディアの表示は統一して欲しい。
保存したら一応フォトフレーム上で再生してみる。
ちょっと青みがかってる気もするが、遺伝的赤緑色盲の私は正確な判断ができない。携帯でみるよりちょっとましか?という感じ。
色調調整もあるようだがデジフォトで見るのが目的では無いので簡単な確認だけ。
本来の目的であるPCへのファイル取り出しに移る。メニューボタン2秒長押しから「PC接続」を選択する。
ここで、本体側では「ボタンは使用できません」のメッセージ。ここからの操作はパソコンに依存するようだ。
パソコンを見てみると、
おぉ、ちゃんとリムーバルディスクとして認識している。ファイルマネージャで取り出しも可。
(注:ファイルの取り出しはメーカーサポート外とのことです)取り外しもハードウェアデバイスの停止から行う。この間、デジフォト本体の操作は電源オフ以外全くききませんでした。
携帯
SH-04Aで写真を撮りそのままダイレクトに
IrSS転送、デジフォト保存、撮影、転送、デジフォト保存と数回繰り返してみる。
赤外線転送は数秒と素晴らしく早い。
が、デジフォトは1枚受信するごとにメインメニューに復帰してしまうので、その都度、赤外線ボタンを押しメディアを選択しなおして決定ボタンを押す必要がある。
外段取りを含めると結構時間はかかってしまいます。
受信待機1秒、携帯の転送準備5秒、転送2秒、選択から保存5秒という感じでしょうか。
あと、携帯で撮影した写真を一旦保存せずにそのまま
IrSS転送すると、ファイル名が同一のためデジフォト上では次々と上書きされてしまい最後の一枚しか記録されないことになります。
これに気付くまでしばらくかかりましたが、これは仕方ないでしょう。
それと、途中、一度だけハングアップしました。
連続転送している時、液晶がチカチカと緑色に変わって暴走してしまった。USBを抜いても電源ボタンを押しても無反応。
これがリセットボタンかとピンで突いたのがLEDランプだったので、こいつが内部に落ち込んでしまいました。
ボタン横の穴。ここにはランプがありました。リセットは背面のスタンド裏にあります。
暴走の原因はわかりませんがもう少し使い込んでみたいと思います。
とりあえずは、安価な
IrSS転送装置として使える事がわかり満足です。
------ 2010/01/25 追記 ------携帯からの転送で、jpeg以外はどうかと試してみました。
SH-04Aで撮影したiモーション(mpg)を転送したところ、保存しますか?となり転送は可能でしたが「保存しました」のメッセージでハングアップしてしまった。
フォトフレームの性能上、jpegのみの対応なので、これは無理なようです。
更に追記。
アドレス帳やメールの一件転送は可能でした。ちゃんとPCで読み取れます。
全件まとめての転送には「認証パスワード」を双方向で設定する必要があり、これはデジフォト側では対応できませんでした。
------ 2010/03/13 追記 ------更に追記。
デジタルフォトフレームの電源を入れなくとも、PCから外付けメモリーディスクとして認識していました。
環境はPC本体からセルフパワーのUSBハブを経由して、USBケーブルのみで
PPF-35IRを接続しています。