酒とサッカーと・・・

旨い酒とサッカーがあれば人生の大半は・・・

(8)帰るから旅行なのだ

2012年09月16日 | 以前の八重山旅行

前記事の続き

2012年夏の八重山旅行も最終日。
この夏は波照間島に3泊、石垣島滞在はわずか1日だけでした。朝、ホテルをチェックアウトしたのちカウンターに荷物を預けておいて買い物に出かけます。


ホテルの前にある公園に、新しい看板ができていました。

ここ、石垣島から各地への距離が表示されています。改めてですけど、他県へ行くより、台湾までが270kmとほんと外国なんですよね。

拡大してみると

沖縄本島まで約500km、つまり一口で「沖縄県」といっても石垣島と沖縄本島は東京-大阪間に匹敵する距離なんです。
よく、「今度沖縄に行くからできたら石垣島も・・・」なんて人、居ますけどね。これは「ついで」に立ち寄れる距離ではありません。置き換えるなら、東京の人が大阪へ観光に来て「ついでに鹿児島も寄っとく?」というようなものですから。

さて、買い物にでかけます。

考えれば到着日はわずか20分ちょいで波照間便に飛び乗ったので、石垣島で買い物ができる最初で最後のチャンスなんです。
例年だと、米原海岸や川平湾を訪ねるのがデフォだったのに、今年はPMCのツアーとここあやぱにモールだけです。あ、まだ正式には「ユーグレナモール」でしたね。
確か3年間のネーミングライツ(命名権)だったはずですが延長したのでしょうか。

妻はなんとかストーンとかストラップとかTシャツとか貝殻とかお菓子とか・・・・買うモノが一杯あるようです。私は波照間の黒糖と海ぶどうを買ってあとはマヒマヒでマンゴービール飲んでました。

そうするうちに時間も経ち、タクシーを使いホテルから荷物をピックアップし空港へ向かいます。


ここでANAのロビーを見下ろしながら、最後のそばを食います。

去年は那覇行きの便が機材遅れとなって都合3便の出発がかち合い大混雑になりました。
また、台風の際にはとても収容しきれない人たちがこのロビーを溢れ外まで行列を作るシーンが繰り返されてきました。

しかし、来年3月(2013年3月)には新石垣空港が開港予定となっているので、そうした混雑も改善される事でしょう。
そして、もうこの空港を訪れることは私たちは無いでしょう。

(離発着では「写るんです」を使用)

ANA560便、定刻の14:55に石垣空港を離陸します。

さよなら、石垣空港。

水平飛行に移ってからも、眼下に見下ろす南西諸島の島影を楽しみに眺めます。
いつか行きたいなぁ南西諸島。


2時間のフライトを終え福岡空港が近づいてきました。
見えるのは「海の中道」


無事に、そして寂しくも福岡空港に戻ってきました。

これで9回連続、これまで台風にも雨にも邪魔されず無事に日程通りの旅行が実現できました。中でも波照間島へ渡るのに20分ほどのトランジット、そして船が再開するのかどうなのかギリギリの天候回復、考えてみれば離島の旅なのに、意外に忙しくってなんだが移動ばかりしていた気がします。

そんな駆け足な4泊5日でしたが、とても楽しく嬉しく過ごすことが出来ました。特に今回はツイッターでフォローして頂いた皆様の情報には深く感謝いたします。

来年は・・・また石垣島?かそれとも違う島かもしれません。でもきっと新しい石垣空港に降り立つことになるでしょう。

どうも、ありがとうございました。



旅行記はこれで終了ですが、また後日に「まとめ」と「動画」をアップしていきたいと思います。

(旅行日:2012年8月15日)

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(7)やっぱりここは外せないでしょ

2012年09月08日 | 以前の八重山旅行

前記事の続き

波照間島4日目、もう3泊もしたのか・・・と寂しく荷物を片付けます。今日は朝一便で石垣島に戻ります。

3泊お世話になった「宿 ゆったい」のオーナさんに港まで送ってもらい、お土産に泡波!まで頂戴しました。泡波は居酒屋で飲んだだけでしたが、売店では1号瓶しか売ってなくって買わずじまいだったのですけど、結局は島在住の方々から2本も頂くことができ感謝です。

今日も波照間島は晴天です。あれだけ欠航続き(後も台風14号Uターンで欠航)だったのに、滞在中の1週間ほどは素晴らしい天気に恵まれました。


しかしこの日は台風13号が発生し、ジワジワと八重山方面に向け北進中との情報があり、意外にも多くの人がこの便で引き上げるようです。

石垣島発1便は2艘運航だったようで、桟橋に並んだ多くの人は分乗し全員乗ることができました。

出航した船は島影を出ると少し波をかぶりましたが、往きの揺れからすると全然問題なし。
遠くに風車が回転するのを眺め波照間島を後にします。ドキドキするような展開からも無事に3泊を過ごすことができ、とてもいい想い出になりました。

ありがとう、波照間島。

さて、安栄観光の高速船は順調に石垣島へと戻ります。

今日は石垣島に戻ったらすぐにホテルへ荷物を預けてピュアマリンクラブのツアーに参加する予定です。

前日の夜、ヤマザキさんから電話があり、潮の関係で時間を繰り上げての出発を打診されています。まだ波照間に居るので一便で戻っても11:30が最短になりそうだと調整してますが、高速船は10:40離島ターミナル着ですから、素早くベッセルホテル石垣島へ移動しなければいけません。

よし、船は定刻通り到着。急いで離島ターミナルを走りぬけようとしていたら、妻が後ろから遅れながら誰かを連れてきますよ?

やーもさんでした。ブログ繋がりで数年前からコンタクトある方なんですけど、今はもう石垣島へ移住され地元民になられてます。
ターミナルにお迎えに来て頂きました。お土産も頂いたりしたのですが、超特急で移動しなければならずちゃんとお礼も申し上げられず失礼致しました。
(後刻、Twitterを見たら船の到着待ちツイートしてもらってたのですが全然見てませんでしたすいません)

ホテルに荷物を放り込んで着替えを済ませたところにヤマザキさん到着。お久しぶりです。
港へ向かう間、近況や船のことを聞いたり波照間の事を報告したりと会話が弾みます。珍しいです、はっきり言って。だいたい無口な方なんですけどこの日は何かとお話ができて面白かったです。

ヤマザキさんが言うには、最近はピュアマリンを紹介したYouTube動画やブログを見て参加される方も少なくないそうで、「おかげさまで広告しなくてもお客さん来てくれます」とおっしゃってました。PMCを勝手に応援する会としては、恥ずかしくない動画をアップするよう更に研鑽に努めます(笑)

そうそう、着替え場所の話から、例の「海人館」のことも確認してみました。
八重山漁協関連の建物なのですが「使えない」とのことでした。遊漁組合とか観光部会とか、他のツアーさんとか色々と事情があるようですね。
公式にはどうなんでしょ?一度、漁協にたずねてみようかなぁと思ってます。

さて、この日のツアーは2人・2人・3人とほぼ満員の状態です。午前ツアーは予約が入っていないので、恐らく時間を繰り上げると予想していたのですが、自分が波照間戻りだったり今日那覇から移動してこられた方が居て11:45出発となりました。
もう既に最干潮を過ぎた時間ですから、こりゃ素早く「浅場ポイント」に行ってもらわねば・・・って私が決めるのではないんですけど、やっぱりヤマザキさんのスケジュールはここからでした。

天気良し、波静か、透明度も高そう。竹富島沖浅場ポイント、最高の条件です。

仕度を整えたら飛び込みます。が、この時カメラを点検していて失敗に気づきました。GoPro HD HERO2にバッテリーバックパックとDiveHousing、全部セットして密封しておいたのですが、なんとSDカードの書き込みを保護したままでした。
やむなく一旦ハウジングをあけてロックを解除します。しかしここで湿気が入ってしまい、後々、レンズが曇ることになり・・・残念。

ま、気を取り直して、じゃぼん。


やはり、ここは期待を裏切りません。


珊瑚と砂地が美しいコントラストを描きます。潮の流れ魚も元気そう。

この日は全部で5箇所、今年初めから使い出したという新ポイントにも行きました。

動画もあるんですけど、編集がまだです。旅行記を一通り書き終わったら、別記事で動画もアップしていきたいと思います。

さて、港に戻りベッセルホテルまで送って頂きました。
今年はダイバーズロッカーが満員ということで、道具の片付けはユニットバスで、部屋干ししなければなりません。
ハンガーとか古新聞とか借りて部屋一杯に並べておきます。無料のダイバーズロッカー、年々利用が難しくなってきましたよ。

少し部屋で休憩してから晩ごはんに出かけます。
部屋を出るとかなりの夕立があったようで、路面には水溜りが出来ていました。露天のダイバーズロッカーもずぶ濡れのようでしたから、かえって部屋干しで良かったのかもしれません。

もう雨はあがり夕陽が射してきました。離島ターミナルの方向にサンポサンポと歩いて戻ります。

夜ごはんは「ソレマーレ」で。
波照間島ではたぶんワインやチーズは無理だろうっと、石垣島に戻った最後の夜はこの南イタリア料理を予約しておいたのです。
離島ターミナルに面し、ホテルイーストチャイナシーの隣にある小さな間口のお店です。

水牛のミルクから作った、本物のモッツァレラチーズのカプレーゼ


アンティパスト盛り合わせをお任せで


あと、ハウスワインの赤をデキャンタ(500ml)で。
更にお代わりで、計1リットル(笑)

島でこんなに本格的なイタリアンが食べられるとは・・・。美味しかったです。

お店の前で店員さんに撮影してもらってごちそうさまでした。

そして「エレファントカフェ」に移動して、ダブルミントとミントを注文。


ここで出していただいた「泡盛レーズン」がとても美味しかったので、これは帰宅してから「泡波レーズン」として再現してみました。
甘い香りそして泡波のキリッとした味がレーズンに染込んで「大人のデザート」完成です。ぜひチーズと共に食べてみて下さい。

今日も一日楽しかった。最後の夜が、更けていく。

(旅行日:2012年8月14日)

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イセエビ解体の儀

2012年09月04日 | その他

日曜日に行って来ました「さきと伊勢海老祭」


エビラーの私たち夫婦にとって「伊勢海老」とは贅沢にして見逃すことができない食材なので、それが「祭」になるなんてなんて素晴らしいイベントでしょう。

これは行かねばと、長崎道を西に走りぬけ、九州最西端(微妙)の地、長崎県西海市にやってきました。


春先にいつもトマトを収穫に行く「大島」より更に西に位置する崎戸、この漁協でこの日行われる伊勢海老祭は第11回目となるようです。

西海市崎戸は静かな入り江になっていて、この夏に改築が終わったきれいな海水浴場を有します。
沖縄にはかないませんが、透明度も高く白砂が美しい海岸です。


しかし、会場についてびっくり。しょぼい(失礼)イベントかと思って昼メシ頃の到着を狙っていったんですけど、駐車スペースはびっしり。
そして「伊勢海老の味噌汁+おにぎりセット300円」に並んでいる長蛇の列です。都合600食分がカウントダウンされてますが、これに並ぶのはちょっと無理と諦めました。


早々に伊勢海老直販所へと方針転換します。

漁協の支所ではこの期間中、伊勢海老が500円/100gで販売されています。
水槽を見ると伊勢海老がうじゃうじゃ。

行く前は、「よーしっ1kgオーバー買っちゃうよ」と意気込んでいたのですが、実物を見ると巨大な伊勢海老、無難に600g程度のものを1匹購入することに。

活きたまま連れて帰って刺身にします。
洗い桶に投入すると、伊勢海老は戦う気満々で暴れます。


うーん、活きがよいのはいいのですけど、コレをどうすれば良いのだ? このまま育てるという案もあったのですが、YouTubeで「さばき方」を調べ、まずはこのエビ様には沈静化していただくことにしました。

冷水につけてコイツの戦意をそぎます。


10分ほど氷風呂に入って頂いたらすっかり大人しくなった伊勢海老。


後は解体して無事刺身になりました。


合わすのは波照間島で頂いた「泡波」。


頭は味噌汁にして2日に分けて頂きました、ご馳走様でした。

せっかくの泡波を開封したので、ついでにやっておきたかった事、泡波レーズンです。
干し葡萄がひたひたになるまで泡盛を注ぎビンに密封します。これで数週間漬け込めば、うまーくてあまーい、そして泡波が香る大人のデザート(アテ)になるハズですよ。

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(6)行きはよいよい帰りは・・・

2012年09月03日 | 以前の八重山旅行

前記事の続き

波照間島3日目。ゆっくり起きて潮を確認し干潮から転じる時間に合わせニシハマに向かうことにします。

前日は島を一周するのに当方の強い要望が通り電動アシストチャリを借りることができました。しかし今日は、ニシハマに行って帰ってくるだけなので、費用対効果を考え宿の無料自転車を使うことが朝の閣議で決定されました。

まぁ行きは下りなのでなんとかなるさ。さっそうと自転車を転がしてニシハマに向かいます。

海岸に出てみると、空は少し霞みがかっているけど、青と藍のコントラストを通しその先には西表島の影をうかがうことができます。

波打ち際に足を投げ出し身体を半分海水に浸してみます。

海岸沿いは白砂が少し巻き上がりまさに絵の具を溶かしたようなクリームソーダ色、またはバスクリン色。スイマセン表現力が無くって。
でも、ほんとうにバスクリンという商品はこのような自然界に存在する色を忠実に再現しているのだなぁっとなぜか感心してしまう自分なのでした。

今日、泳ぐポイントはこのあたり。


右手、港の防波堤際からリーフエッジに一番近いところへエントリーします。
昨日ボートから潜ったのはこのもう少し先の礁池ですが、今日はエッジに沿って潜ってみました。エントリーした地点(赤い矢印ルート)は枝珊瑚、左手に進むとソフトコーラル、そして更にその先は枝珊瑚と多くの種類が群生しています。


このようにループ上になった珊瑚礁が白砂の上に迫り出しています。縦に伸びる立体珊瑚はしばしば見かけるのですが、横方向に発達しているのが珍しいですね。
ニシハマ(北浜)は北西方向を向いた海岸なので、南から接近する台風には強いのでしょうか。
浅い地域で横に横に発達している珊瑚礁でした。

途中、花hana食堂のお弁当を食べて休憩しながら繰り返し潜ること数時間、ニシハマの海中を楽しむことができました。

さてシャワー小屋で砂を落として宿へ戻りましょう。

まだ陽が高く、焦がすような太陽が容赦なく照りつけます。シュノーケルで疲労した体に鞭打ち、ニシハマ前の坂を駆け上がり一気に加速して・・・とはいかず、坂道の半ばで押し歩きに変更。
帰路についてまだ数分、もう目を開けていられないほどの汗が流れ、さっきまでクリームソーダ色の海岸でひんやりしていたのが嘘のように発熱しています。

進路変更して海岸から数百メートルの富嘉売店に逃げ込みポカリを1本一気飲み、更に島の中心部の仲底商店で「泡波アイス」を補給し宿へと戻ります。

よろよろになって南売店まで戻りました。宿まであと数十メートル。ここではオリオンビールを購入しておきます。そしてこれは宿に戻ったらのお楽しみ。

最後の路地を曲がると、ネコ発見。

逃げる前に、ズームで撮影します。

が、ネコ、逃げません。どんどん近づいてきますよ。足元まで来たところで私が道を譲りました。散歩道をさえぎってどうもスイマセンでした。

(どけよ、おまえって感じ?)

買った缶ビールぶら下げてようやく宿に戻りました。一気にビールを飲み干します。あぁ旨い。


一息ついたら今日の晩飯の心配をします。
初日はお祭り、二日目は居酒屋「あがん」で頂きました。今日は刺身と豆腐を買ってきて晩酌しようと、満場一致で閣議決定。

先ほどの南売店まで戻ります。


この売店は宿から一番近い共同商店です。店番のおかあさんが良い人で滞在中は何かと世話を焼いてくれました。
昼の一時はシエスタで閉まりますけど、多少閉店時間を過ぎても気持ちよく応対してもらえ、私たちの重要な補給基地となりました。

売店のおかあさんに「刺身と島豆腐、予約しておいて」と頼みます。17時過ぎになったら店頭に並ぶというので付近をぶらぶら散歩しながら待ちました。

しかし18時近くになっても島豆腐が届きません。どうやら3日間に渡る休業明けの為、生産量が需要に追いつかず予約分も確保できなかったようです。
昨晩の居酒屋「あがん」でも欠品、今日も手配着かず、「島豆腐が食べられんー」と文句言ってたら、石垣の豆腐ですまんねぇとパックの豆腐と厚揚げを出してくれました。
すいません、離島にわざわざ運んできた食材を私たちのような観光客が食べちゃって。

マグロの刺身に、昨日の泡波とオリオンビール。


私たちにはこれで十分なのです。

そして更に嬉しいことが・・・。
晩飯を食ってると、島で働くhさんが泡波を届けて下さいました。貴重なものをほんとーに有難う御座いました。

(旅行日:2012年8月13日)

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