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2011年/日本/114分
監督:小林聖太郎
原作:西原理恵子
出演:小泉今日子、永瀬正敏、矢部光祐、小西舞優、正司照枝、古田新太、大森南朋、田畑智子、光石研、鈴木砂羽、柴田理恵、北斗晶、安藤玉恵、遠山景織子
『グーグーだって猫である』で主人公の漫画家:麻子(原作者の大島弓子)の役を演じていた 小泉今日子さんが今回はやはり漫画家である西原理恵子の役を演じるというのを楽しみにしていた作品。公開初日に観に行ったのだった。
チラシには「泣いているヒマがあったら、笑おう。~本音で生きるかあさんと、ちょっと変わった家族の感動の実話」とある。
漫画家サイバラの息子ブンジと娘フミのいかにも子どもらしい子どもの姿に笑って和んで、そして「子はかすがい」なんて言葉を心に浮かべたりしていた。そして何よりサイバラと夫のカモシダ(戦場カメラマンでアルコール依存症と格闘中)との壮絶なぶつかり合い、その結果、互いに受け容れ赦すことにたどり着いていく軌跡、家族の姿を懸命に模索する姿が心に残る。サイバラと友人ゴンゾ、そしてママ友たちとの様々な会話がいかにも何気なくて・・・よかった。
100万の家族があれば100万通りの家族の在り方があるわけで、つらつらと自分の家族のことも振り返って考えていたよ。