何年前からそこに置いてあったか忘れてしまっていた磁器の調味料入れ。
名古屋陶磁器会館を訪れた折に求めたもののうちの一つなのだが、実用として使うというのではなく可愛らしいので食器棚の中にひょいと置いて楽しんでいる。
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手で持った大きさは↓このくらい。
思い立ってひっくり返して底をよくよく見たところ何やら書いてある
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今までは気付かなかったのだが、そこには英語で「OCCUPIED JAPAN」の文字が!!
ほんの小さな調味料入れに、経てきた時の流れ、歴史の変遷を感じさせられた。
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オキュパイド・ジャパン(Occupied Japan)とは、第2次大戦後の「占領下日本」のこと。民間貿易が再開された1947年から、サンフランシスコ講和条約が発効した52年まで、日本からの輸出品には「MADE IN OCCUPIED JAPAN」の刻印を付けるようGHQ(連合国最高司令官総司令部)から命じられてい 北米を中心に輸出された品々は、陶器やおもちゃ、布製品、カメラなどさまざま。「OCCUPIED JAPAN」の文字が付いた5年間だけの期間限定アイテム(「OJ」と呼ばれる)は希少価値を持ち、コレクターたちによる収集の対象になっている。~ニューズウイーク日本版編集部 コラムより