ヴァイオリン日記

オーストラリア・メルボルンでヴァイオリン弾きをしてます。日常生活で感じたこと、経験した事、きままに更新しています。

道しるべ

2006年04月14日 | 教えること
今日のちい君(4歳)のレッスンは
キラキラ星を弾かせるのに、1時間かかってしまいました。

子供の反応はまったくシンプルだと思います。
何故、弾きたくないか。
家で練習をしなかったからです。

家で練習している時は、私に自らその成果を見せてくれます。
でも、家で練習しなかった時は、弾ける自信がないから弾きたくない。

でも、そのまま帰すわけには行きません。
昨日は次のレッスンまで時間があったので、
私もあの手この手を使い、頭を使い、最後には弾かせる事ができました。
決め手になった言葉はなんと英語の”Happy”でした。

”ちい君がキラキラ星を弾いてくれたら、先生もママもちい君もHappyになって
レッスンを終えられるよ。ちい君はHappyとSad、どっちになりたい?”

”Happy!!!”

ヴァイオリンを構え始めましたが、なかなか弾き始めません。
落ち着きがないので、仕方なく私がボウイングを手伝い、
彼には、フィンガリングに集中してもらいました。

それでも、何もできないレッスンよりは、良かったと思います。
これで、また家で練習できるきっかけがレッスンでできたと思います。

子供は一度弾かなくなると再び弾くまで時間がかかります。
辛抱強く”道しるべ”を伝え続けましょう。