日々平穏 

日々の雑多な話題と管理人の趣味中心の見聞記を紹介

【磐座・巨石・神社】影向石(織女石)・妙見石(星田妙見宮“小松神社”)@大阪府交野市星田

2016-09-17 | 磐座・巨石・霊石
大阪府交野市星田に鎮座する星田妙見宮の磐座紹介です。
星田妙見宮は、同町にある星田神社の境外社になります。
磐座が御神体となる磐座信仰が現在も見られる数少ない一社でもあります。
最寄りは、京阪バス・妙見口下車徒歩5分ですが、1時間に一本です。JR片町線 星田駅からだと歩いてたっぷり30分位かかります。
参考リンク:
京阪交野市駅バス停 時刻表
星田駅バス停 時刻表


一の鳥居

由緒案内板
平安時代、弘仁年間(810~23、嵯峨天皇の頃)に弘法大師が獅子窟寺(交野市私市)で修行中、天から七曜の星(北斗七星)が3ヶ所にわかれて降ってきた。一つは星田高岡山の星の森、も一つが降星山光林寺で、今一つがこの妙見山・小松神社のご神体である。

正式名は小松神社と言います。

境内に入ると鮮やかな色の幟が目に飛び込んで来ます。

二の鳥居 この鳥居をくぐるとお山(妙見山)の神域になります。

社額

拝殿 いわゆる本殿と呼ばれるものはありません。

御神体の磐座“影向石”(ようごうせき:神が降臨する際に御座(みくら)とする石)
(あとから知ったのですが、現在はこの磐座を“織姫石”(たなばたいし)と呼称しているみたいです。自分たちが訪れた時はそんな案内はありませんでした。なんだかこの地に伝わる伝承から後付の様でちょっと気になりました。)

三宝荒神社 仏・法・僧を守護する神様で、俗に不浄を嫌うことから火の神にあてて“竈”の神として祀られています。

鎮宅霊符社 中央に玄武の置物?鎮宅霊符神は、日本ではあまり馴染みの無い神様ですが道教で言うところの北辰、北斗を神格化したものだそうです。陰陽道(霊符)とも深い繋がりがあります。

奉納された装飾灯籠

社殿の天井には、巨大な羅針盤が奉納されています。社殿は西の方向を向いている事になります。

さて、こちらの記述によれば妙見山の磐座は“2個の巨石、磐座(いわくら)・妙見石、織女石を拝むことができる”とあります。
一つは御神体石の“影向石(織女石)”は先ほど確認しました。
では、もうひとつは…!?

拝殿裏手の雑木林を散策すると…!?
ありました!!

しめ縄が貼られているので間違えないものと思われます。位置的に、こちらが影向石(妙見石)ではないか?と思っています。

最後にちょっとここだけに見られる変わった霊符“太上神仙鎮宅七十二霊符”について興味があったので、社務所に立ち寄り拝見させてもらいました。


でかっ!!縦が1メートル位あります。

(サムネイルをクリックして拡大します。)
 当社に伝わる鎮宅霊符は、江戸時代から伝わる版木で摺るという由緒あるもので、霊符の中央上部には、両脇に武神を従えた鎮宅霊符神が座し、その足許には玄武が描かれている。いずれも中国風の服装で、この神が中国からの伝来であることを示している。
 神像の上に見える3個の光芒は、由緒にいう天降った3個の星であろう。
この霊符は『太上神仙鎮宅七十二霊符』と呼ばれ、神像の周りには72枚の霊符が並べられている。
 当社では『この霊符は、古来、中国皇帝に最高の守護神として尊ばれ、除災・開運に絶大な霊力を発揮したといわれる霊符である。わが国では、人生にまつわる72の禍を鎮める霊符として、朝夕に心を込めて祈ることで富貴繁栄を将来するとされます』と、その霊力を宣伝している。いろんな願い事を叶える万能の霊符(お守り)ということであろう。
 なお当社では、鎮宅霊符以外にも、北斗七星霊符とか干支の霊符とか星にかかわる霊符が授けられている。
(解説文は、こちらより引用)
(撮影日:2002年11月)

【鎮座地】
大阪府交野市星田9丁目60−1
【マップ】


・参考リンク:星田神社・星田妙見宮 公式ホームページ(いきなりちょっと怪しいBGMが流れますのでご注意を^^;)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿