
絶賛公開中のジプリ最新作『風立ちぬ』を府中くるるのTOHOシネマズで見て来ました。
平日の昼の回でしたが、見やすい中央席は、ほぼ席が埋まっていました。
夏休みだからでしょうね。子どもたちが結構目立ちました。
夫婦割¥1000で、劇場中央に陣取った自分たち
笑ったのは、見事に一席ずつ両側が開いていて後は、満席だったこと。
席が埋まるに連れ あれ!?席順ズレて座ってた? と、疑ってしまいました。

久しぶりの劇場へ足を運んでのジプリ作品の鑑賞
確か「ハウルの動く城」以来かと。^^;
(以下から一個人の感想となります。これから見る人のためにも文字を反転しておきます。)
さて…。
鑑賞してからの感想を書きたいところですが…。
何とも書きにくいのは、なぜでしょう?
もちろん!いい作品でした。
ラストでユーミンの「ひこうき雲」が流れてきた時は、正直涙腺が緩んでうるうるしていました。
ですが…。
当初、ゼロ戦、YS11の堀越二郎を中心としたプロジェクトX的烈伝かと期待していたのですが見事に期待を裏切られ…。
もちろん兵器オタクの宮崎監督ですからそれなりに、拘っていた場面もありましたが。
ラスト近くに登場したゼロ戦 そしていきなり終戦。
いくら戦争映画はキライ、と、言ってもラストのちょっと強引過ぎる展開。
たぶんスタッフの中でも、切磋琢磨あったことでしょう。
二郎の夢の虚構世界と現実とを描き分ける手法は、ジプリらしいって言えばそうでもあるけれども、大抵擬人化したキャラクタが登場したりするけれど、それを用いずあえて二郎が憧れていたカプローニを登場させ啓示的な見せ方をしている手法。この辺りは、さすが宮崎監督らしい!
二郎が菜穂子との過ごした時間 今までのジプリ映画には、ありえない大人のシーン
二郎の脱いだYシャツやスーツを畳むしぐさ きめ細やかな描写はさすが 菜穂子のせめて妻らしく生きたい
と、言う思いが伝わってくる。新婚生活は、なんとも切なさを感じ
そして、ラスト近くの突然の別れ…。
いい意味で、ジプリ映画の新境地だと思いました。
確かに、評価が別れる作品だと思います。
今までのジプリ映画を期待していたら見事に裏切られ、それを期待していたら退屈な2時間となるかもしれないです。
はっきり言って子供には、理解が出来ない分ムリです。
子供には2時間は辛いと思います。現に、上映途中 席を立った親子連れも数組み見ました。
右隣に居た女性グループ 上映中スマホを弄っている始末
しかし、それを判っていてあえて映画に望んだ宮崎監督は、素晴らしいと思います。
庵野さんの声優 いろいろ言われているほど違和感は無いです。
その辺り、宮崎監督も読んでいたのだと思います。
ジプリ映画の新境地としては、いい作品だったと思うのですが…。
やはりジプリ映画は架空の世界のファンタジックな世界観と、自然との共存のスケール感でないと拍子抜けしてしまう感が大きく…。
入場時に渡された「映画をご覧になったあとにお読み下さい」と、言うメッセージカード
鈴木プロデューサーも疑心暗鬼になっているんではないかと勝手に邪智してます。
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