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『ヨコハマメリー』&『嫌われ松子の一生』

2006-11-15 | 映画
飯田橋にあるギンレイホールで、『ヨコハマメリー』と『嫌われ松子の一生』を観てきました。
午後2時からの回だったんですが、行列が出来てました。恐るべし口コミパワー。^^;

『ヨコハマメリー』は、“ハマのメリーさん”と呼ばれた実在の人物に関するドキュメンタリー映画でした。内容は、当時の彼女を知る人達にインタビューし彼女の実像を浮かび上がらせるといった内容でした。
「メリーさん」とは、90年代半ばまで、横浜の伊勢崎町辺りで徘徊していた顔中白塗りのちょとブキミなお婆さんの事で、その容姿から地元では、見ない人がいない程のちょっとした有名人だったんだそうです。
若い頃の彼女は、米兵相手の娼婦だったようですが晩年歳老いてからも街を徘徊し続けたいわゆる浮浪者なワケですが、地元の人々に哀れみを抱かせていた反面、彼女はいつも貴婦人を装った出で立ちと施しなど受けず決してプライドを捨てずに、生き続けた人だったようです。ちょっと以外だったのは、そんな彼女の姿に感銘したたくさんの人々がいたという事です。普通なら白塗りのブキミなお婆さんがソバにいたら近寄りがたい気分になると思うのですがせちがらい世の中。まだまだ捨てたもんじゃないな。と、思った次第。
そんな彼女が95年くらいから突然街から姿を消して、地元では結構話題になっていたようで、この映画でその後の彼女の晩年の姿が紹介されてます。
ラストシーンで紹介された彼女の姿は、他のお年寄りと違ってとても楽しそうでした。その笑顔を見て、なぜか心温まるものを感じた人は少なくないでしょう。

続いて『嫌われ松子の一生』ですが…。
観る前からけっこう噂になっていて、原作のストーリー展開を知っていたので、その内容からあまり期待してなかったのですが…。

いきなりCGやらミュージカル風の場面ありで自分には、この手の映画は、ちょと敬遠気味。転落人生を、こうも明るく描けるものかと今までにない映画手法とストーリー展開にちょっと引き気味では、ありました。
ですが、ストーリーの骨格自体は、しっかりしていましたし主人公の松子がどうなってしまうのか!?と、ある意味同情してしまう部分もあり最後まで飽きずに観る事が出来ました。(しかし松子の変貌振りには…。^^; ラストもう少し何とかならなかったのだろうか…。)しかしこの映画は、主演の松子役「中谷美紀」の演技が光ってました。ハマリ役だったと思います。(自分としては、リングの高野舞役の妖しさに惹かれていましたが…^^;)
(写真:飯田橋にあるギンレイホール。けっこうマニアックで、お得な2本立ての上映をする映画館で有名。)

『ヨコハマメリー』今年の春、一部のミニシアターで上映していたものが
口コミで噂が広がり大変な反響に。公式HP

『嫌われ松子の一生』テレビドラマ化されこちらも話題に。公式HP


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
愛されたい (えびえび)
2006-11-15 23:54:38
どんな女も愛し愛される人に出会いたいと思っていると思う。私はメリーさんのように強くないから一人では生きられそうにない。愛する人を見つけて寄り添って生きて行きたい。失敗してもめげないで本当の愛を見つめていたい。理想はチャーミーグリーンの宣伝に出ていたお爺さんとお婆さんみたいな可愛い夫婦。
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