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山梨県には、5つの大石神社があります。
- 大石山の巨石群で有名な大石神社(訪問済 記事はこちら)
- 地名の由来にもなっている河口湖畔にある大石神社(訪問済 記事はこちら)
- 本殿裏手に巨石と床下に石棒がある赤尾大石神社(訪問済 記事はこちら)
- 本殿床下に馬の蹄の痕跡があると伝わる綿塚大石神社(訪問済 今回報告)
- 磐座信仰を今も伝える深沢大石神社(訪問済 次回報告予定)
今回紹介するのは、甲州市勝沼町綿塚に鎮座する大石神社の紹介です。
前回紹介の甲斐一宮浅間神社より北へ3キロ、勝沼インターより北西へ5キロほどの甲州市勝沼町綿塚という場所に鎮座しています。
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石鳥居 扁額には大石宮とあります。
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狛犬一対
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拝殿 天保二年(1831)に建立
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拝殿内部
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本殿 1856年の建立で、一間社流造・銅版葺きで、外側よりも内部に彫刻が施されているとのこと
祭祀:石凝姥命
由緒:創立年月は不詳であるが、甲斐国志に「〈大石神社〉(綿塚村)除地社領壱石八斗弐升三合社地四百八拾三坪、祭ル所ノ神ハ石凝嫗命、殿下ニ入リ其ノ幾カヲ知ラ不、上ニ僅三尺許見ユ、社中ニ槻樹四五株大五抱ナル可シ」とある。 (山梨神社庁より)
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大石神社 案内板
ちょっと気になったのが本殿の紹介文中「粗野な造り」とありますが、ふつう“粗野(そや)”とは…。
辞書を引くと「あらあらしく野性的で、洗練されていないこと」 とあります。普通彫刻などは「洗練された造り」と、言った表現が多いなかあえて「粗野な造り」とは、どういうものなのか見てみたいものです。
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本殿床下にあると伝わる御神体石は、当然でしょうが確認出来ませんでした。
石の表面に馬の蹄の跡があるそうですが、案内にあるここから東にすぐ万福寺の「馬蹄石」にも石の上に蹄の跡がついているとのことで、聖徳太子が日本巡歴の際に「この石上に立たせ給う」との言い伝えがあります。
以前訪れた御名方神社 (黒駒神社)にも同名の「馬蹄石」がありましたが 山梨は古代から馬の産地であり、甲州市のこの辺りにも朝廷に馬を貢納するための牧場「御牧(みまき)」が置かれていたそうです。
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山神の碑
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