現在8月1日まで日本橋タカシマヤ8F催事場で開催されている藤原新也『神宿る海の正倉院・沖ノ島』写真展を観てまいりました。すべて写真撮影オッケーとのことでしたので、磐座を中心に^^;ご紹介させて頂きます。
【写真展概要】
福岡県の玄界灘に浮かび、入島は厳しく制限され、今も掟が生き続けている沖ノ島。古代より国家祭祀が執り行われており、今なお宗像大社の神職が一人で祈りを捧げる神聖な場所だ。加えて、島から出土した約8万点の神宝は国宝に指定され、「海の正倉院」とも呼ばれている。
同展は神々しく幻想的な島の光景と国宝の数々を、写真家で作家の藤原新也が撮影した約70点の写真で見られる機会となっている。(こちらより引用)
沖ノ島(おきのしま)は、福岡県宗像市に属する、九州本土から約60キロメートル離れた玄界灘の真っ只中に浮かぶ周囲4キロメートルの孤島。宗像大社の神領(御神体島)で、沖津宮(おきつぐう)が鎮座する。 2017年(平成29年)、「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の構成資産の一つとして、ユネスコにより世界遺産に登録された。(WIKIより)
このたびユネスコ世界遺産に登録されため今まで恒例となっていた年一回の一般人による祭礼時の参拝も全面的に中止となったそうでますます神秘性を増しそうです。
沖津宮へ続く参道
更なる神域の入り口に建つ鳥居
参道の苔むされた渡り石
「耳石」絶対に踏んではならないとの言い伝えがある石
宗像大社沖津宮 祭祀:田心姫神(たごりひめ)宗像三女神の一柱
社殿に覆いかぶさる磐座
岩上祭祀場
岩陰での祭祀場
半岩陰祭祀場
祭祀形態の変遷によりそれぞれの祭祀場所が変わっていた様です。
沖ノ島での祭祀は時期別に、巨岩の上で祈りを捧げる岩上祭祀→巨岩と巨岩の岩陰で祈る岩陰祭祀を経て、半岩陰·半露天祭祀→露天祭祀と変遷してきたというのが定説とされていた。
しかし、最近の祭祀考古学の研究により巨岩を仰ぐ平坦部で神宝·奉献品を並べて祈りを捧げ、岩上や岩陰に神宝や奉献品を納めていたというのが定説となりつつある。
「お言わず様」との言葉にあるように、かつて島で見たものは一切しゃべってはいけないというこの島独自の掟があったことも、この島が多くの謎を残す一因となっているように思う。(会場案内板より)
【参考】
巨石及び祭祀遺跡ジオラマと配置図(注:こちらの写真は、佐倉市の歴博内沖ノ島コーナーで展示されていたものです。)
樹木と一体化している巨石
本殿裏手の未踏の丘陵地帯にある巨石群
今回特別の許可を貰い「記録」として撮影されたそうです。
今もなお手付かずの土器など数多くの遺構が残されているそうです。
【会場内様子】
以下は気になった写真をピックアップしてみました。
詳細な解説はありません。
出土された代表的な遺構の数々(いずれも宗像大社蔵)
宗像神社祭礼「みあれ際」神事の写真
田心姫神のイメージ写真だそうです。
美しい写真の数々と記録としての環境保護目的。もちろん判らなくも無いのですがイマイチ伝わってくるものが少なくこの辺りは写真展の限界でしょうか。
巨石の写真の数々も対比するものが写っていないので、そのスケール感伝わってきません。そこだけは残念なところです。
保護目的ならそれこそNHKなどで4Kビデオの動画記録はしないのでしょうか?動画記録ならばかなり違ってくると思います。
最後に参考動画がありましたので、以下ご紹介しておきます。
神宿る島 沖ノ島1/2(日本語版)
神宿る島 沖ノ島2/2(日本語版)
※祭祀形態の推移を紹介している内容はかなり貴重だと思います。(必見)
【写真展概要】
福岡県の玄界灘に浮かび、入島は厳しく制限され、今も掟が生き続けている沖ノ島。古代より国家祭祀が執り行われており、今なお宗像大社の神職が一人で祈りを捧げる神聖な場所だ。加えて、島から出土した約8万点の神宝は国宝に指定され、「海の正倉院」とも呼ばれている。
同展は神々しく幻想的な島の光景と国宝の数々を、写真家で作家の藤原新也が撮影した約70点の写真で見られる機会となっている。(こちらより引用)
沖ノ島(おきのしま)は、福岡県宗像市に属する、九州本土から約60キロメートル離れた玄界灘の真っ只中に浮かぶ周囲4キロメートルの孤島。宗像大社の神領(御神体島)で、沖津宮(おきつぐう)が鎮座する。 2017年(平成29年)、「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の構成資産の一つとして、ユネスコにより世界遺産に登録された。(WIKIより)
このたびユネスコ世界遺産に登録されため今まで恒例となっていた年一回の一般人による祭礼時の参拝も全面的に中止となったそうでますます神秘性を増しそうです。
沖津宮へ続く参道
更なる神域の入り口に建つ鳥居
参道の苔むされた渡り石
「耳石」絶対に踏んではならないとの言い伝えがある石
宗像大社沖津宮 祭祀:田心姫神(たごりひめ)宗像三女神の一柱
社殿に覆いかぶさる磐座
岩上祭祀場
岩陰での祭祀場
半岩陰祭祀場
祭祀形態の変遷によりそれぞれの祭祀場所が変わっていた様です。
沖ノ島での祭祀は時期別に、巨岩の上で祈りを捧げる岩上祭祀→巨岩と巨岩の岩陰で祈る岩陰祭祀を経て、半岩陰·半露天祭祀→露天祭祀と変遷してきたというのが定説とされていた。
しかし、最近の祭祀考古学の研究により巨岩を仰ぐ平坦部で神宝·奉献品を並べて祈りを捧げ、岩上や岩陰に神宝や奉献品を納めていたというのが定説となりつつある。
「お言わず様」との言葉にあるように、かつて島で見たものは一切しゃべってはいけないというこの島独自の掟があったことも、この島が多くの謎を残す一因となっているように思う。(会場案内板より)
【参考】
巨石及び祭祀遺跡ジオラマと配置図(注:こちらの写真は、佐倉市の歴博内沖ノ島コーナーで展示されていたものです。)
樹木と一体化している巨石
本殿裏手の未踏の丘陵地帯にある巨石群
今回特別の許可を貰い「記録」として撮影されたそうです。
今もなお手付かずの土器など数多くの遺構が残されているそうです。
【会場内様子】
以下は気になった写真をピックアップしてみました。
詳細な解説はありません。
出土された代表的な遺構の数々(いずれも宗像大社蔵)
宗像神社祭礼「みあれ際」神事の写真
田心姫神のイメージ写真だそうです。
美しい写真の数々と記録としての環境保護目的。もちろん判らなくも無いのですがイマイチ伝わってくるものが少なくこの辺りは写真展の限界でしょうか。
巨石の写真の数々も対比するものが写っていないので、そのスケール感伝わってきません。そこだけは残念なところです。
保護目的ならそれこそNHKなどで4Kビデオの動画記録はしないのでしょうか?動画記録ならばかなり違ってくると思います。
最後に参考動画がありましたので、以下ご紹介しておきます。
神宿る島 沖ノ島1/2(日本語版)
神宿る島 沖ノ島2/2(日本語版)
※祭祀形態の推移を紹介している内容はかなり貴重だと思います。(必見)
映像コーナーは、我々が訪れた際はちょうどご本人のトークショーがあって見られなかったんですよね。
せめて参加出来れば良かったんでしょうが朝10時半から先着50名のみ
写真と少ない解説だけでは、ご本人が伝えたかった本来の意図は受け手には伝わって来ないです。
もう少し一考して頂きたかった所でもありました。