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【展示会】特別展「三国志」@東京国立博物館

2019-09-01 | イベント

 上野の森にある東京国立博物館で開催中の特別展「三国志」を拝観して参りました。
訪れたのは土曜日の午後からでしたが待ち時間もなく入場することが出来ました。

会場:東京国立博物館 平成館
会場内は、それなりに人はいましたがメチャ混みという程でもなく割と楽に拝観することが出来ました。
やはり展覧会の内容ゆえか拝観者の年齢層は若干高め。男性が多かった様にも思えます。男性が相手の女性に得意げに話すカップルも多くみかけました。子供連れは殆どみかけませんでした。
最近の展覧会では、個人利用に限り撮影オッケーの風潮があって今回の三国志展でも全展示物すべて撮影可能でした。構成は

プロローグ 伝説のなかの三国志
第一章 曹操・劉備・孫権―英傑たちのルーツ
第二章 漢王朝の光と影
第三章 魏・蜀・呉―三国の鼎立
第四章 三国歴訪
第五章 曹操高陵と三国大墓
エピローグ 三国の終焉―天下は誰の手に

と、なっており歴史的な背景を追いながら三国志の終焉までを紹介しています。
現在まで「三国志」としていろいろな書物、ドラマや映画、ゲームなどで語られているものは殆どが「三国志演義」と言う中国の明の時代に書かれた時代小説を基にしているものが殆どで、同展は史実(リアル)の三国志として、中国関連史跡から出土された遺物を一挙にまとめての公開で、なかなかディープな構成でもあります。
会期は9月16日まで

東京国立博物館「特別展 三国志」」

以下は、会場内で撮影したスナップです。(サムネイルはクリックして拡大します)

関羽像(部分) 明時代・15~16世紀 新郷市博物館蔵 関羽といえばまさしく吊り上がった独特の形相と長い鬚がトレードマーク 



関羽・張飛像 張玉亭作 清時代 天津博物館 
「関羽殿、申し訳ない」と、張飛は謝った
 関羽が曹操に寝返ったと早合点した張飛が誤解とわかり食い謝っている場面 張飛の関羽の顔色を伺いながらも申し訳ないと、言っている顔がリアル

人形劇「三国志」に登場する諸葛亮孔明 造形:川本喜八郎(人形美術家)

石碑 曹操高稜から出土されたもの「魏武王常所用挌虎大戟」と彫られここが曹操の陵墓であった事が確たる証拠となった副葬品のひとつ。

「晋平呉天下大平(しんごをたいらげてんかたいへい)」磚(せん)西晋時代・280年
1985年、江蘇省南京市江寧区索墅磚瓦廠1号墓出土 南京市博物総館蔵
西晋時代の墓に使われていた磚に「晋、呉を平らげ天下大平」と刻印されています。三国志の時代の終焉をもっとも端的に伝えている言葉です。

「漫画三国志 第一巻 桃園の誓いより」横山光輝
歴史好きなら誰もが読んだことがある「漫画三国志」その原画が紹介されていました。


今回も結構な散財^^; 図録にクリファイル、缶ペンケースになるチョコ。フィギアは周瑜でした。



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