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【イベント】発掘された日本列島2016@江戸東京博物館

2016-06-23 | イベント
毎年両国駅前にある「江戸東京博物館」内にて、開催されている“発掘された日本列島”へ今年も超歴メンバーと拝観して参りました。

江戸東京博物館@東京都墨田区横網 2006年から毎年訪れています。今年で8回目ほどでしょうか。


出品遺跡一覧(クリックして拡大します。)

今回の目玉展示は、このエントランスに展示されていた圧巻の縄文土器群でしょう。
六反田南遺跡 縄文時代中期(新潟県糸魚川市)から見つかったものです。特徴的な美しい文様が目を引きます。火焔型(新潟地方)や富山、諏訪地方などで出土される土器の特徴を兼ね備えておりこれは、当時人々の行き来があった確たる証拠にもなり貴重な遺物とも言えます。

六反田南遺跡からは、数多くの土偶や装身具なども出土されています。


館崎遺跡 縄文前期後半から後期初頭(北海道福島町)出土 こちらも特徴的な文様が興味深いです。

石峠II遺跡 縄文中期後半(岩手県山田町)復興道路建設中に出土

史跡甲立古墳 古墳時代前期末(広島県安芸高田市)墳丘上で発見され葬送儀礼に用いられたものと推測されています。

家形埴輪に描かれた特徴的な線刻が興味深いです。

中津居館跡 14世紀頃(山口県岩国市)甕の中に入ったままの大量の古銭が出土され注目を浴びました。

こちらは、古代中国で使われていた中国貨幣 知らないものばかり…^^;

伏見城跡 安土桃山時代 (京都府京都市)幻とされていた初期の伏見城跡の堀の中から出土した金箔付きの瓦です。秀吉の派手な性格を象徴している様です。


豊田旧名酒家ビール工場跡(東京都日野市) 明治19年から9年間だけ造られていた多摩地域最古のビール工場だそうです。

今回は、特に印象に残った展示物はありませんでしたが、しいて上げれば、各地で出土された縄文土器の文様の変遷が興味深かったです。
参考記事:
【考古学】発掘された日本列島2015
【考古学】発掘された日本列島2014@江戸東京博物館
発掘された日本列島2013
発掘された日本列島2012
発掘された日本列島2009
発掘された日本列島2007
発掘された日本列島2006


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