新宿高層ビルの青梅街道脇に鎮座する成子天神社の境内に、三柱鳥居があると言う事を知ったのは、実はつい最近のことで早速とある週末に参拝して参りました。
成子天神社とこの周辺は、「成子天神社再整備プロジェクト」として、2011(平成23)年から再開発されていたそうで、昨年の4月に長い工期を経てようやく完成したそうです。
社殿やその他の神社施設を建て替え。同時に賃貸棟、高層の共同住宅棟(パークタワー西新宿エムズポート)を一体開発すると言う今どきの都心の神社らしい再開発だったそうです。
敷地内にマンション群も同時建設した神社と言えば、新宿神楽坂に鎮座する赤城神社を思い出します。(参考記事:赤城神社@東京都新宿区赤城元町)
以前、赤城神社の氏子だった自分としては昔から馴染み深かった神社が、その思い出の場所と共にがらっと変わってしまったのには、やはり残念な気持ち半分。驚き半分。プロジェクトが立ち上がった当時から再開発の反対運動などいろいろあったようです。
ここも例外ではなかった様で、工期が長引いた理由の一つでもあったようです。
最寄り駅は、東京メトロ丸ノ内線“西新宿駅”に、なります。さて、それでは境内を散策してまいりましょう。
青梅街道に面したところから参道が続いています。
以前の鳥居の額束だったと思われます。 参道脇に置かれていました。
水準点 水準標高の基準となる水準点が参道脇にあります。現在は廃点扱いとなって使われていないようです。
真っ赤な真新しい鳥居 新造の鳥居を見るといつも思うのですが、ここもちょっと残念感が漂う鳥居です。なぜでしょう!?
楼門 鍾馗さまは、いらっしゃいませんでした。
茅の輪が置いてありました。
撫牛 ふてぶてしいお顔で、あまり可愛くないです。
社殿 拝殿の左右には、鍾馗さまがいらっしゃり明るく美しい内装のようです。
(成子天神社 公式)
本殿 祭祀:菅原道真公
境内 朱色の社殿が眩いです。背後に賃貸棟のマンションが見えます。高層でないのは、神様を見下ろす感じとなるために遠慮されたのでしょうか?
境内摂末社を巡って行きましょう。
大神宮 祭祀:天照皇大神 天神様をお祀りする以前より当地に遷座されていたそうです。
鳴子稲荷社 祭祀:宇迦之御魂神
水神宮 祭祀:水波能女命 ミズハノメガミは、女神なはずですが、なぜか雄千木なのが気になります。
大鳥神社 祭祀:日本武尊命
神輿庫
なかなか立派な神楽殿
北参道の脇には、富士塚があります。
高さ12メートル
富士塚山頂
わざわざ富士山の溶岩をここへ、運んで築いているそうです。
ご神木の夫婦公孫樹
石段が狭く結構急なので、下山には注意
浅間神社 祭祀:木之花咲耶姫
木之花咲耶姫像 もともと富士塚の山頂に設置してあったそうですが、3-11で落っこちてここにいらっしゃるようです。(こちらに以前の山頂にいらっしゃる写真がありました。)
しかし…。何とも膨よかな姫君なこと^^;
力石 左上に最大58貫余の石がありました。現在の重さに換算すると…。218キロ!! どんな巨漢だたのでしょう?
重量挙げの日本最高記録が、現在105キロ級クリーン&ジャーク226 kgですから…。凄すぎです。
境内には、ところどころに七福神様がいらっしゃって七福神めぐりが出来ます。写真は、恵比寿様と大黒様
さて、お待たせいたしました。
ここへ訪れた本来の目的 三柱鳥居を拝見致しましょう。
う~む^^; 何とも言えないやっつけ感が漂う鳥居…。 ポンプで汲み出せば今でも水が出るそうです。
高層棟とのコラボカット ブルーのサンタイガーポンプがかっこいいです。
神社にお努めされている方に聞いたのですが、もとからここには、井戸があったそうです。
参拝記念にサクラさんとツーショット
これだけの再開発をされているなら、もう少し鳥居にも予算を回して欲しい...。
と、勝手なことを思ったのは正直な感想
だって…。
北参道の鳥居 西参道の鳥居も同じ鳥居でした。(二枚前の写真にチラッと写っています。)
う~む。これ企画制作した人。絶対に“鳥居の型”知らない素人でしょう!?
各パーツのバランスがメチャクチャ。紙垂があるので辛うじて何とか神域感を醸し出している感じです。
で、話が戻りますが、なぜにここで“三柱鳥居!?”
実は、ここの再開発のプロジェクト「成子天神社再整備プロジェクト」〈ヴェルデコート西新宿〉を担当したのが三井不動産グループだったんですね。
参考:「成子天神社再整備プロジェクト」
三井と言えば、墨田区向島に鎮座する“三囲(みめぐり)神社”三井グループが信奉する神社でも有名ですね。
これは、自分の勝手な憶測ですが再開発チームのどなたかが、境内に井戸があるんだったら是非置きましょうよ!と、提案したのが採用されたんでしょうね。きっと!!
これは、たまたま偶然でしょうけど…。
青梅街道に面した参道のすぐ隣に”三井住友銀行”がありました。
境内は、明るく清々しくいい意味で都心の神社らしい神社でした。
再開発されるまでは、紆余曲折いろいろな困難があったのでしょうが成功したいい例として、これからも他で同様なプロジェクトがあった際の事例とし参考にされていく事でしょう。
参考記事:【明神・神明・レア】三柱鳥居@木嶋神社(京都市右京区太秦)、三囲神社(東京都墨田区向島)ほか
追記:
久しぶりの御朱印を頂戴して参りました。初穂料 ¥300
恵比寿様と弁天様のおみくじを引いてみました。
二人で大吉!
成子天神社 公式HP
【マップ】東京都新宿区西新宿8-14-10
成子天神社とこの周辺は、「成子天神社再整備プロジェクト」として、2011(平成23)年から再開発されていたそうで、昨年の4月に長い工期を経てようやく完成したそうです。
社殿やその他の神社施設を建て替え。同時に賃貸棟、高層の共同住宅棟(パークタワー西新宿エムズポート)を一体開発すると言う今どきの都心の神社らしい再開発だったそうです。
敷地内にマンション群も同時建設した神社と言えば、新宿神楽坂に鎮座する赤城神社を思い出します。(参考記事:赤城神社@東京都新宿区赤城元町)
以前、赤城神社の氏子だった自分としては昔から馴染み深かった神社が、その思い出の場所と共にがらっと変わってしまったのには、やはり残念な気持ち半分。驚き半分。プロジェクトが立ち上がった当時から再開発の反対運動などいろいろあったようです。
ここも例外ではなかった様で、工期が長引いた理由の一つでもあったようです。
最寄り駅は、東京メトロ丸ノ内線“西新宿駅”に、なります。さて、それでは境内を散策してまいりましょう。
青梅街道に面したところから参道が続いています。
以前の鳥居の額束だったと思われます。 参道脇に置かれていました。
水準点 水準標高の基準となる水準点が参道脇にあります。現在は廃点扱いとなって使われていないようです。
真っ赤な真新しい鳥居 新造の鳥居を見るといつも思うのですが、ここもちょっと残念感が漂う鳥居です。なぜでしょう!?
楼門 鍾馗さまは、いらっしゃいませんでした。
茅の輪が置いてありました。
撫牛 ふてぶてしいお顔で、あまり可愛くないです。
社殿 拝殿の左右には、鍾馗さまがいらっしゃり明るく美しい内装のようです。
(成子天神社 公式)
本殿 祭祀:菅原道真公
境内 朱色の社殿が眩いです。背後に賃貸棟のマンションが見えます。高層でないのは、神様を見下ろす感じとなるために遠慮されたのでしょうか?
境内摂末社を巡って行きましょう。
大神宮 祭祀:天照皇大神 天神様をお祀りする以前より当地に遷座されていたそうです。
鳴子稲荷社 祭祀:宇迦之御魂神
水神宮 祭祀:水波能女命 ミズハノメガミは、女神なはずですが、なぜか雄千木なのが気になります。
大鳥神社 祭祀:日本武尊命
神輿庫
なかなか立派な神楽殿
北参道の脇には、富士塚があります。
高さ12メートル
富士塚山頂
わざわざ富士山の溶岩をここへ、運んで築いているそうです。
ご神木の夫婦公孫樹
石段が狭く結構急なので、下山には注意
浅間神社 祭祀:木之花咲耶姫
木之花咲耶姫像 もともと富士塚の山頂に設置してあったそうですが、3-11で落っこちてここにいらっしゃるようです。(こちらに以前の山頂にいらっしゃる写真がありました。)
しかし…。何とも膨よかな姫君なこと^^;
力石 左上に最大58貫余の石がありました。現在の重さに換算すると…。218キロ!! どんな巨漢だたのでしょう?
重量挙げの日本最高記録が、現在105キロ級クリーン&ジャーク226 kgですから…。凄すぎです。
境内には、ところどころに七福神様がいらっしゃって七福神めぐりが出来ます。写真は、恵比寿様と大黒様
さて、お待たせいたしました。
ここへ訪れた本来の目的 三柱鳥居を拝見致しましょう。
う~む^^; 何とも言えないやっつけ感が漂う鳥居…。 ポンプで汲み出せば今でも水が出るそうです。
高層棟とのコラボカット ブルーのサンタイガーポンプがかっこいいです。
神社にお努めされている方に聞いたのですが、もとからここには、井戸があったそうです。
参拝記念にサクラさんとツーショット
これだけの再開発をされているなら、もう少し鳥居にも予算を回して欲しい...。
と、勝手なことを思ったのは正直な感想
だって…。
北参道の鳥居 西参道の鳥居も同じ鳥居でした。(二枚前の写真にチラッと写っています。)
う~む。これ企画制作した人。絶対に“鳥居の型”知らない素人でしょう!?
各パーツのバランスがメチャクチャ。紙垂があるので辛うじて何とか神域感を醸し出している感じです。
で、話が戻りますが、なぜにここで“三柱鳥居!?”
実は、ここの再開発のプロジェクト「成子天神社再整備プロジェクト」〈ヴェルデコート西新宿〉を担当したのが三井不動産グループだったんですね。
参考:「成子天神社再整備プロジェクト」
三井と言えば、墨田区向島に鎮座する“三囲(みめぐり)神社”三井グループが信奉する神社でも有名ですね。
これは、自分の勝手な憶測ですが再開発チームのどなたかが、境内に井戸があるんだったら是非置きましょうよ!と、提案したのが採用されたんでしょうね。きっと!!
これは、たまたま偶然でしょうけど…。
青梅街道に面した参道のすぐ隣に”三井住友銀行”がありました。
境内は、明るく清々しくいい意味で都心の神社らしい神社でした。
再開発されるまでは、紆余曲折いろいろな困難があったのでしょうが成功したいい例として、これからも他で同様なプロジェクトがあった際の事例とし参考にされていく事でしょう。
参考記事:【明神・神明・レア】三柱鳥居@木嶋神社(京都市右京区太秦)、三囲神社(東京都墨田区向島)ほか
追記:
久しぶりの御朱印を頂戴して参りました。初穂料 ¥300
恵比寿様と弁天様のおみくじを引いてみました。
二人で大吉!
成子天神社 公式HP
【マップ】東京都新宿区西新宿8-14-10
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