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今回は、千葉県長生郡長南町笠森にある「笠森寺観音堂」の紹介です。
ここは、以前より「凄いよ!ここは、一見の価値はあるから」と、人伝に聞いていたお寺で、何でも岩山の上に四方が懸造り(かけづくり)で建てられた日本で唯一の独特の建築様式で「眺めも絶景だよ!」とも聞いていたので参拝するのを楽しみにしていました。
先月妹夫妻の自宅へ年始で訪れた際に、リクエストをしてようやく参詣する事が叶った次第です。
君津市にある妹夫妻の自宅からでも高速を使って40分ほど 地味に遠い場所でもあります。
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圏央道 茂原長南ICから10分ほど(6キロ)で到着です。
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境内までは、暫く石段が続きます。(こちらは女坂になります。)
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途中に笠森熊野神社へ至る分岐があります。
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参道途中にある「名木三本杉」
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こちらは「子授楠」
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根元には穴が開いて潜れるように階段まで設置されています。穴をくぐると、子供が授かると伝えられています。しかし…。けっこうスリムな方でないと無理そうです。(^^;
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芭蕉翁句碑「五月雨にこの笠森をさしもぐさ」※“さしもぐさ ” ヨモギの意
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二天門 後で知ったのですが仁王像ならぬ風神雷神がいらっしゃったとか。(こちらのサイトにに写真が掲載されていました。)
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門前広場に到着です。
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重要文化財笠森寺観音堂「坂東三十三観音札所 第三十一番札所」
こちらからお堂へと搭乗します。(土足厳禁です。履物は指定袋に入れ持ち歩きます。)
入堂料¥300
縁起(クリックして拡大)
笠森観音は、延暦3年(784)伝教大師最澄上人が楠の霊木で十一面観世音菩薩を刻み山上に安置し、開基されたと伝えられています。
観音堂は、長元元年(1028)後一条天皇の勅願により建立され、その独特の建築様式は、大岩の上に61本の柱で支えられた「四方懸造」と言う日本唯一の建築様式であり明治41年(1908)「国宝」に、その後昭和25年(1950)「文化財保護法」の制定により「国指定重要文化財」となっています。過去に一度焼失した記録がありその解体修理の際に発見された墨書銘から天正7年(1579)から慶長2年(1597)の間の再建されている事がわかりました。
(公式ページから引用し一部加筆)
本尊の十一面観音は、秘仏として「お厨子」に収まっており普段 拝顔は叶いません。ですが丑年・午年のみ本尊の御開帳が行なわれています。
残念ながら前回は、2021年辛丑(かのと・うし)にあって次回は、2028年(丙午(ひのえ・うま)まで待つしかありません。
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周囲は回廊となっています。
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回廊からは、絶景が望めます。
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境内の様子
本堂の周りは周遊できるようになっていますので、せっかくですからぐるっと懸造りを見上げながら堪能して参りましょう。
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北側から
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大岩が土台になっているのが良くわかります。
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北西角より
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西側より
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南東角より
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東側より
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宝筐院陀羅尼塔
【ご来光の道(レイライン)】
公式ページに上総一之宮玉前神社と出雲大社を結んだレイライン上に「笠森観音」が通るとの記載がありましたが、これは以前から関連書籍などで知ってはいましたが、実際ラインを引いてみるとライン上に近いと言うだけであって実際は何とも言えないのが正直なところです。
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(図番:公式ページより転載)
実際にプロットした各位置(クリックして拡大)(出典:Googleマップ)
【マップ】
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