先日蓼科へ行ったおり昼時に立ち寄ったお店が今回紹介する信州手打ち蕎麦“黙坊”さんです。
信州に来たならばやはり美味しいお蕎麦が食べたいですよね。
茅野駅からメルヘン街道やビーナスラインなどの県道を走って行くと、本当にお蕎麦屋さんが多く正直どのお店を選んでいいのか迷ってしまいます。
ネットの口コミなどを読むと、どのお店もそれなりの評価でハズレは無さそうですが今回ご紹介する黙坊さんは、先日お世話になったペンションの女将さんからお聞きしたイチオシのお店なのと周辺に住まわれている別荘族の御用達のお店でもあるというので、期待して訪問しました。
ただ、カウンター、テーブル席併せても10席ほどしか無いので運良く入店できればラッキーですがタイミングが悪ければかなり待つ事もあるそうです。営業時間も午前11時から午後3時までなのでどうしても食べに行きたければ予約は必須になります。
場所は、蓼科高原の中心地「プール平」のビーナスライン沿いにあります。万葉堂と言うお土産物屋さんと隣接してお店があります。店内の様子 栃の木の大きな一枚テーブルのカウンター席とテーブルが一席
メニューは至ってシンプル 「投汁(とうじ)そば」は、冬限定メニューになります。 (メニュー写真は黙坊さんHPよりお借りしてます。)
せっかくなのでちょっと変わった“投汁そば”と「そばがき」を注文しました。小鉢2品が付きます。甘じょっぱく炊いた花豆と右の小鉢の白いのはそばの実で辛味大根でいただきます。噛むたびにプチプチと実が口の中で弾け挽いた蕎麦の実が入った寒天の食感も舌触りが面白いです。
きれいなお蕎麦です。店内で八ヶ岳産のそばの実を石臼で挽かれ店主自ら手打ちをされているようです。
冬だけの限定メニューでもあるこのお店の名物「投汁そば」の食べ方が興味深かったです。
ガスコンロがセットされ火が入り鴨鍋にでもするのかな?と、思っていたら…。
なんと!お蕎麦を付属のとうじ籠の中に入れ鴨汁の中にしゃぶしゃぶをする要領でくぐらせます。
各自の椀に適量の鴨汁を入れ薬味を入れていただきます。熱々の鴨汁に蕎麦をくぐらせ鴨汁の温度が冷めないようにする工夫のようです。
やはり女将さんから絶品だと言われていたそばがきも注文してみました。
削りたての鰹節と辛味大根で醤油をかけていただきます。
【食べた感想】★★★(うまっ!)
さすが地元に住む方たちのおすすめのお店だけあって、美味しいお蕎麦を久しぶりに堪能致しました。
とにかく鴨汁が美味しい。濃くもさりとて薄くもなく。甘過ぎずさりとてしょっぱ過ぎず。この絶妙なバランスを維持するのは、なかなか難しいと思います。
以前訪れた名店と言われている蕎麦店でも、再訪時「つけ汁」の味が全く異なりがっかりしたことが幾度となくあります。いくらお蕎麦自体は美味しくても、人それぞれ好みはあるにせよ「つけ汁」で決定されてしまうわけですから次回再訪時までこの味を保っていることを切に願います。
また、そばがきは久しぶりに食べたのですが、初めて美味しいそばがきを堪能しました。
もちっとしていて甘みが感じられこれは絶品だと思います。お蕎麦ももちろん美味しいのですが、わざわざここへ来たならば是非そばがきも同時に味わってみてください。たぶん「今まで自分が食べていたそばがきは何もの?」と、思わせてくれます。
最後に、蕎麦湯に据え付けの紫蘇と煎りごま?のふりかけを入れて味わってみてくださいと、言われたので試してみました。
これは確かに一味違う蕎麦湯の楽しみ方です。
手打ち蕎麦 黙坊(公式ホームページ)
【営業時間・定休日】
とにかく人気店ですので、運良く入店できればラッキーですが繁忙時はかなり待たされるようですので事前予約は必須です。
【マップ】
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