-9時31分 七合目行者コバ-
古くから行者コバと呼ばれ行者堂を祭る。
この尾根の北の谷であるタカオカ谷を登って来た時
この行者コバで山伏が尾根へ登って服装を整える儀礼を行った場所らしい。
(聖なる霊山なのだ!!)
この付近から植林からブナの原生林へと替わってくる。
行者コバ側の樹氷
ここから普段の山道から冬季の道を歩くことになる。
今年は雪は少ないが例年は相当多いようだ。後で山頂から普段の道を見下ろした時、最終に急な階段があり積雪時には逆に危ないように思われる。
しかし、急な登りだ!
でも、少し歩くと素晴らしい樹氷の木々が僕を迎えてくれる。
急坂の樹氷
山頂付近から見下ろした階段(普段の道)
-9時55分 綿向山山頂(1110M)-
写真を撮っていたので時間は少し掛ったように思ったけれどもさほどでもない。
(奇麗だったな~、僕の腕が良ければもっと良い写真が撮れたのに。残念!!)
しかし良い天気だ、春を思わせるような陽気。
鈴鹿山脈が一望できる。
別に登られていたグループの方が「夏のヒルには悩まされた」と話されていた。
この山でも鈴鹿山脈特有のヤマビルが生息しているのだ。
この近辺は大丈夫かなーと思っていたのに。
-10時05分 山頂出発-
裏参道を歩きだすと早々に樹氷のトンネルだ!
-10時15分 ブナの珍変木(幸福の木)-
右は珍しいコブの拡大
風雪により変形成育したブナの木(一本の木が二本になっている)
~ くぐると幸せを呼ぶといわれる ~
このコブを一人幸せになるためにくぐっておきました!!
綿向山を振り返る
そこから少しの間、緩やかな尾根を歩く
-10時30分 竜王山とイハイガ岳の分岐道標-
雨乞岳方向は相当熟練者出ないと危険な山道であることを書かれた看板を見る。
毎年遭難者が出ているようだ。(僕には絶対に無理!)迷いやすい山道のよう。
その分岐から竜王山に向かう山道へ、いきなり急な下り坂。
これからが大変、急な下り坂の連続。
一部崖のように思えるところも(ほんの少し?)
雪が重いのでアイゼンの目がつまり足が滑って10メートル程尻もちをつき滑り台のように滑ってしまいました。(大げさな・本当は5メートル?.)危ない危ない。
でも、気持いーい! ちょうど山道沿いに滑ってよかった。
そうこうしていると、前から老夫婦が山頂に向かって歩いて来るではありませんか。
「えー!この道を登って行かれるのですかー。」と声をかけると。
「いえいえ、いつも歩いていますから。」
「昨年はすごい雪でよかったのにねー。8日は武奈が岳に登って来たのですよ。」
凄い方たちもいるものだ。あの年で(70前後だろうか?少し失礼)4日後に
この山のきつい方を登られてくるとは。(下山中あの方たち以外の方とは出くわさず)
-11時22分 竜王山山頂(825.8M)-
さっ、駐車場に向かって下山だ!!
いきなりの急な階段
途中緩やかだが歩きにくい山道
林の中は雨が降っているよう。
雪解けの水が滴り落ちてくる、上空は快晴の空なのに。
-11時47分 竜王山登山口(綿向山裏参道登山口)-
ここから舗装された林道を歩き駐車場へと向かう。
小さい休憩所、その横に水の落とし口の位置が悪く回っていない水車が!
又、写真には無いが竹の僧都(そうず)もある。
竹に注ぐ水の量が多いから音の間隔が狭い、中々風流なようでおかしいような。
(僧都は動画で撮ったため添付できず、ブログ初心者のため旨く出来ない。)
-12時12分 駐車場到着-
思ったより早く着いた。でも、いろいろ見るところが沢山あったな~。
奇麗な樹氷も沢山見られたし、山頂の景色も最高だった。
今日は最高の樹氷登山日和になりました。
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今回の全歩数は17314歩(歩数計の距離によると9.5Kmぐらい?)