昨日盛岡から秋田の空港と羽田を乗り継ぎ、久しぶりに自宅に帰って来た。
ついさっきまで目の前に広がっていた信じられない光景がウソのように、まったく変わらないいつもの景色。
言い知れない居心地の悪さのなかで、それでも普段のなんでもないことがいかに幸せなんだということをかみ締める。
たった10日間という短い滞在期間の間にも、何キロもの行列ができていたガソリンスタンドに燃料が行き渡り渋滞は解消され、目新しい電柱が瞬く間に何本も打ち立てられ停電も解消し、前の日まで使えなかった携帯も気が付けば使えるようになっていたり、日本中の力が結集して、被災地のライフラインがものすごいペースで復旧していることを実感できた日々だった。
そんな大きな力の中に、今回の自分達の活動もほんの少しだけど加わることができ、うれしいというより今はホッとしている。
次はいつ声がかかるか分からないけど、何か自分にできることがあれば参加したい。
今窓から差し込んでくる暖かい春の日差しを感じながらも、まだまだ復興への道のりは長く厳しいという現実に、心が萎縮しそうになる。
それでもね、春は必ずやってくる。
一日も早い復興へ向けて、自分が今できることをやっていきたい。