急に一日休みが取れ、さて今日は何をしようかと考えた。
そういえばどこかまだ桜が咲いてるとこはないかなあ、なんてダメもとで調べてみると、なんと今満開だという場所を発見。
そこが新庄村のがいせん桜。
なんでも旧出雲街道の宿場として栄えた新庄宿の街道の両側に、日露戦争の戦勝を記念して桜が植えられたとのこと。
天気もあまりよくなく、通勤途中などで目に入る桜の木の様子から、ネットでは満開とか書いてるけど、多分もう散ってるだろうなあなんて思いながらも、とりあえずあまり期待せず出かけることにする。
車で走ること約2時間余り、近づいてくると、平日だがたくさんの車が駐車しているのが遠目でも見えてくる。
こんな遠くまで、やっぱりみんな来ちゃうんだよねえ、なんてぼやきながら、その駐車場に車を停める。
そしてその並んだ車の奥で、桜色に染まった通りに向かって歩き出す。
来る途中雨がぽつぽつと降ってたりしていたが、どうやら大丈夫のようだ。たくさんの人並みの両側に、さすがに散り始めのようだが、見事な桜並木が広がる。
やっぱり私も日本人だわ、なんてワクワクしながら桜の木を見上げ、高ぶる気持ちを抑え、ゆっくりゆっくりと歩いていく。
予想以上の人の群れに、これは土日だったらえらいことになってただろうな、なんてやっぱりどこへ行くにも平日に限ると、今日休めたことに感謝する。
齢を重ねるにつれ、わざわざ人ごみの中に行くことはないだろうという心の声に、抗いがたくなってきている私は、とにかく土日は出不精である。
通りの真ん中あたりにある、昔脇本陣として使われていた木代邸の中を探索する。
土間を入ってすぐ右手に、チラシみたいなものを並べたテーブルの奥に座っていたおじいちゃんに、「勝手に入っちゃっていいんですか」と声を掛けると、「あっ、いいですよ、部屋に上がってもいいですよ」と答えてくれた。
見ると左手に広い畳部屋があり、みんな遠慮しているらしく誰も部屋には上がっていなかったが、ここは許可をいただいたんだからと、靴を脱ぎ上がりこむ。
黒光りする天井の梁、頭をぶつけてしまいそうな低い鴨居、囲炉裏のある座敷や風呂場を見てまわり、昔の大名行列で本陣に入れない侍たちが、ここで休んでいたんだろうなあ、なんて思いを馳せさせる面影は、歴史好きに至福のひとときを与えてくれた。
帰りの車の中、頭の中はなぜかずっと「猫侍」のテーマソングが流れていた。
テレビの見過ぎだろう(^^;)
あのテーマ曲も、大好きです。
良いお花見をされましたね。
天候が不安定になってきましたが、ご自愛ください。
癒しを求めて桜を見てきました。
行ってみると桜より、脇本陣の方が良かったんですけど、
座敷に侍を思い描いているうちに、
「猫侍」をイメージしちゃったんでしょうねえ。
私の周りでは「猫侍」まったく話題にも登りませんが、
kateさんも見てたんですねえ。
なんとも言えない居心地の良いまったり感に、
玉之丞ですから続けて見ちゃいますよねえ(^^)
なんでも玉之丞の写真集まで出ちゃってるとか。
「劇場版」も既に公開されてて、
いつか機会があれば見てみたいです(^^)