さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

さっちゃんはハサミが使えなくなったのかもしれません

2020-01-17 23:04:10 | 出来なくなったこと
今日のお昼過ぎ、久し振りに牛乳パックをハサミで切り開く作業をしました。
牛乳パック(ジュースパックも少し)は全部で27個あり、多分3ヶ月分くらいではないでしょうか。
皆さんご存知でしょうが、牛乳パックの長い角ひとつと底の4辺のうち3辺をハサミで切って展開します。

前々回あたりからさっちゃんには長い角だけ切ってもらうようにしました。
どこを切るかを5センチほど切って分かるようにしておきます。
底に近づくにつれ力が必要になりますから、さっちゃんは底から2センチほど手前で終わることが多かったんです。

今日、さっちゃんは同じことが出来ませんでした。
まず、ハサミの穴に指を入れて持つことが出来ませんでした。
どの指をどの穴に添えればいいのか分からないようでした。
そもそも指を添えるということ自体が分かってなかったのかもしれません。
僕がひとつの穴に親指、もうひとつの穴に中指と薬指を入れてあげても、すぐに外れてしまいます。
何度かそんなことを繰り返し、ひとつの牛乳パックの長い角の半分くらいを切ることが出来ました。
角からは1センチほど離れてしまっていますが、切ることが出来ました。
でも、2個目からは再び出来なくなってしまいました。
ハサミの持ち方も分からなくなって、それ以上にやる気を完全に失ってしまいました。

さっちゃんはハサミを使えなくなってしまったみたいです。

仕方なく僕ひとりで作業を続けました。
作業しながら考えました
別の日にしたら、ハサミを使えるかもしれない。
13個目を展開し終わって、この日の作業は終了することに。
残りはまた後日さっちゃんと一緒に作業することとしましょう。
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さっちゃんは傘を開くのが苦手です

2019-04-30 21:51:57 | 出来なくなったこと
今日は一日じゅう雨でした。
午後、傘をさして近くのスーパーまで買い物に出かけました。

さっちゃんは傘をさすとき、なかなか自分で開くことが出来ません。
僕が「左手でここを持ってね、右手はこの出っ張った部分を押しながら・・・・」などと教えます。
でも、出来ないことの方が多いさっちゃんです。

ボタンひとつで開く傘がいいんじゃないの? と思われるかもしれませんが、
多分、いや絶対、さっちゃんはそっちの方が難しくて、分からないと思います。

スーパーに入る際、傘用のビニール袋があったので、使わせてもらいました。
スーパーを出る時、そのビニール袋を外してそれ用のカゴに入れるんですが、
さっちゃんは僕から説明受けてもよく分かりません。
傘の方をカゴに入れようとします。

今のところ、傘を閉めることは問題なく出来ていますね。
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さっちゃんはストローの使い方を忘れてしまってました

2019-04-15 00:28:20 | 出来なくなったこと
久し振りのブログです。
2日に実家のある(すでに両親はいませんが)熊本に行きました。
東京には9日に戻って来ていました。
熊本では食事の心配もしなくていいし、
洗濯も洗濯機に放り込んでおけば、夕方には綺麗になってます。
朝早く起きなくてもいいし、お風呂にも毎晩入れます。


でも、ブログを書く時間がほとんどとれませんでした。
環境が変わったせいもあるんでしょうが、いつも以上にさっちゃんが僕から離れたがりません。
僕とさっちゃんに用意された部屋(以前のおふくろの部屋)にはWiFiの電波が微妙に届きません。
ですから、リビングでパソコンを開くんですが、部屋とリビングは1階の端と端なんです。
僕がリビングに行くと、さっちゃんは酷く嫌がります。
結果的に熊本ではパソコンを開く時間が少なくなってしまいました。

とりあえず、ブログが書けなかった言い訳です。
東京に戻ってきても、しばらくは疲れていたり、生活ペースが落ち着かなかったりで・・・・
ぼちぼち、熊本へ行く直前のことからも含めて、書き記していこうと思ってます。

8日に吉野ヶ里公園へ行き、レストランで食事をした際の出来事を。
さっちゃんのメニューには飲み物が付いていて、オレンジ100%ジュースを選んだんですが、
そこに付いてきたストローが、さっちゃんは何のためのものだか分かりません。
ストローを使わずに飲もうとしますから、僕は教えてあげました。
でも、それでもよく分かりません。
僕は実際にストローでオレンジジュースを飲んで見せました。
さっちゃん、なんとか分かったようで、ストローを吸って飲みました。

でも、しばらくすると、またストローなしで飲もうとします。
また教えてあげますが、今回は理解してくれません。
おそらくストローで飲むことが面倒くさくて、聞く気が起こらないんでしょうね。
ストローをジュースから離して咥えてみたり、逆さに咥えてみたり。
(上下のあるストローでしたから)
そのうち、口に咥えることもしなくなりました。
「口で咥えて、吸うんだよ」と言っても、やって見せても理解してくれません。

とうとう僕も諦めました。
ストローを使わなくても飲めるんだから、もういいや、って僕も思います。

ナイフやフォークもほぼ使えませんけど、まだ箸は使えてます。
そのうち箸も使えなくなって、手だけで食べるようになるかもしれませんが、
それでも美味しく食べることが出来れば十分だと思いますよね。
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さっちゃんはトイレに入るときにトイレのスリッパに履き替えません

2018-12-28 22:42:40 | 出来なくなったこと
我が家も普通の家庭と同様、トイレではトイレ用スリッパがあります。
板の間のDKなどで履いているスリッパを入り口で脱ぐわけです。

でも、さっちゃんは普段のスリッパのままトイレに入ります。
トイレ用スリッパを端に追いやってしまいます。
「トイレではこっちを履いてね」と何度頼んでも、駄目ですね。

まあ、これはさほど大きな問題ではありません。
二人だけの家ですから、トイレ用スリッパなんてなくても構わないかもしれません。
まあ、お客様が使う時くらいはないと困りますけれどね。
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さっちゃんは携帯電話が使えません。何とかしなくちゃ!

2018-10-09 22:38:10 | 出来なくなったこと
我が家には固定電話がありません。
昔、仕事でFAXなど頻繁に利用していた時期もありました。
でも、ほとんど仕事では使わなくなり、携帯電話を持つようになると、
固定電話の存在価値が低下し続けました。
それで、固定電話をなくし、さっちゃんも僕と同機種の携帯電話を持つことに。

さっちゃん、最初から携帯電話を常時携帯することは好きではなかったんですが、
普通に使うことが出来てましたし、メールを送ることも出来ました。
それがだんだんメールを使わなくなり、
もともと電話を使って話したり、そんな話し相手もほとんどいませんでしたから、
携帯電話を使うこともめっきり減ってました。

それが去年あたりからでしょうか? 今年に入ってからだったでしょうか?
さっちゃんの携帯電話にかかってきても、さっちゃんはなかなか出なくなりました。
それでさっちゃんに携帯電話に出る練習をしてもらうようになったのですが、
ほんの時おりするだけで、僕自身なかなか練習に気が向きません。

ところで今日、久し振りに練習してみました。
驚きました!
鳴っている携帯電話に出るどころか、携帯電話を開けることすらできません。
僕の携帯電話もさっちゃんのと同機種ですから、
僕のを見せながら携帯電話の開け方を教えても、理解できないようです。
何度も繰り返して、やっと開けることが出来ても、今度は閉め方が分かりません。
開ける、閉める、開ける、閉める、開ける、閉める、・・・・・・・・・・
これを繰り返します。
でも、出来たり、出来なかったり。

練習は先に進んで、鳴っている携帯電話を開けて、
点滅しているボタンを押し、耳にあてて相手の声を聴いたり、こちらから話したり・・・・
そうして欲しいのですが、押すボタンを間違えたり、
耳にあてるということが分かりません。


まあ、急に出来るようになる訳ありませんから、今日はここまで。
毎日くらい、繰り返さなければ駄目ですね。
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さっちゃんは一人では着替えできません

2018-09-06 10:55:14 | 出来なくなったこと
夏はとくにそうですけれど、着替えることがしょっちゅうあります。
部屋着と外出着を分けていることも理由のひとつ。
朝晩の寝間着を着たり脱いだりのこともありますし。

さっちゃん、そのたびに何を着ればいいのか判断できません。
着替える服は僕が揃えます。
「着てるの脱ぎな」と僕が言わないと、どれを脱げばいいのかも分からないよう。

着替えの服を揃えておいて、脱ぎ始めたので僕が別の用事のためにその場を離れることがあります。
戻ってくると、脱いだはずの上着をまた着たりしていることがあります。
もちろん、どうしていいか分からずに、脱がないでそのままのことも多いですね。
揃えたTシャツじゃなくて、別のTシャツを着てることがあります。
Tシャツを2枚重ねて着てることがあります。
そのTシャツをズボンのように穿こうとして苦労していることがあります。
どう穿いたのか、Tシャツを見事に穿いていることがあります。
でも、きつそうですし、「何か変だな?」とも感じているよう。

いろんなことがあって、そんなことを笑ったり、楽しく思うことにしてます。
僕に時間的余裕があれば、Tシャツもさっちゃんの目の前に手で広げて持ってあげます。
下から腕を通せばいいように掲げるのです。

認知症の人を扱ったテレビ番組の中で、一見さっちゃんなんかよりずっとしっかりしてそうな女性が
「着替えが大変」と語ってました。
「手伝いがないと、いつまでたっても着替えられない」とも。
「ちょっとだけでいいので、手を貸してくれると、すぐに着替えられる」とか。
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