さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

ときどき起こる朝のドタバタ。作朝のさっちゃんは不機嫌で大変でした

2020-04-29 22:50:27 | デイサービスや介護
昨日は火曜日、一日フルのデイサービスの日。
8時40分前後に車でのお迎えが来ます。
数分前に電話が入り、車が停車する団地の棟の入り口まで降りて行くのです。

8時33分に電話が入りますが、さっちゃんはソファに座ったきり、立ち上がってもくれません。
絶対どこへも行くもんか! ってな感じで徹底抗戦です。
8時36分、僕はスタッフさんに電話をし、家の玄関先まで迎えに来てくれるよう頼みました。
火曜日では2回目ですね。

     *   *   *   *   *   *   *   *   *

そもそも、昨日の朝、最初はそれほど大変そうな様子ではありませんでした。
朝食のおかずもパンも最後の温めだけ残してガスを止めたり、電気を切ったりして、その状態でさっちゃんを起こしに行きました。
さっちゃんは目はすでに覚ましていて、抵抗なく布団から出て立ち上がり、着替えもしてくれました。
着替えと言っても、前の晩は部屋着のままで眠ってしまい、外出用のズボンとソックスを穿き替えるだけだったんですが。

ただ、何となくいつもよりもボオ~ッとしてる感じはありました。
余分な要望をすると、一挙に反発を喰らいそうな雰囲気は漂っていましたね。
ですから、毎食前の手洗いもさせられませんでした。
テーブルにつかせるので精いっぱい。

僕は朝食の最後の温めをして、おかずをさっちゃんの目の前に置きます。
でも、さっちゃんは食べ始める様子はありません。
パンが焼け、さっちゃんの食パンの耳を取り、半分に割って、マーガリンとジャムを塗ります。
パンの皿もさっちゃんの前に置きました。
おかずは幾度か食べることを促しても食べなかったんですが、パンには手を伸ばして、しばらくすると食べ始めました。

さっちゃんはいわゆる「ばっかり食べ」をします。
パンを食べ始めると、食べ終わるまでパンばかり。
昨日の朝もそうでしたが、パンを食べ終わるとおかずに手を伸ばしてくれました。
文字通り、「手を伸ばして」。
フォークはパン皿に置いて、おかずを手で食べ始めたんです。
まあ、よくあることですから、びっくりはしないのですが、今朝はフォークを手に持たせるようなことは出来ませんでした。
そんなお節介をすると怒りだすような雰囲気がピリピリしてたからです。
おかずも全部食べてくれましたが、時間的にヨーグルトを食べてもらうことは出来ません。

ジャムやらおかずがたくさんくっ付いた手指を「洗いに行こか」と立ってもらおうとするのですが、それだけでもう怒り始めます。
手洗いは無理ですから、僕は水で絞ったタオルを持ってきました。
(やっぱり、ウェットティッシュあった方がいいな)
タオルで手指を拭こうとすると、これまた怒り始めます。
ちょっとだけ強引に何とか拭くことだけは出来ました。

こんな様子ですから、薬も飲んでもらえません。
歯磨きなんて持ってのほか・・・・

さっちゃんは寝室へ行き、ソファに座り込んでしまっています。
部屋着のベストを脱がして、ジャンパーを着せたいのですが、抵抗されて出来ません。

     *   *   *   *   *   *   *   *   *

そして、文頭の8時33分です。
スタッフさんが玄関先に来てくださって、「さっちゃん! 一緒に行きましょ!」と呼んでくださります。
僕はさっちゃんの手を引っ張って、ソファから立たせます。
スタッフさんに声をかけてもらっているので、嫌々ながらでもソファから何とか立ち上がってくれました。
玄関のスタッフさんの姿がさっちゃんからも見えるようになると、さっちゃんの様子も少しずつ変化するようです。
スタッフさんにさっちゃんの頑なな心が温められ溶かされていくような、そんな雰囲気ですね。

さっちゃんも僕とばかり暮らしていると、心の在り様が単純で画一的になってしまうようです。
僕に対する感情の向けようだけになってしまいがちなんですね。
しかもふたつの感情の間を振り子のように気紛れに振れるんです。
ひとつの極は僕を憎み、僕を怒り、僕への不平不満、そんな感情で満たされる感情。
もうひとつの極は僕に依存し、僕を常に探し求め、僕を愛おしむ、そんなさっちゃん。
そんな両極端をさっちゃんの気分は前触れなく変化するんですね。
前触れはあるのかもしれませんが、まだ僕には察知できません。

それでも昨日は出かけてくれて良かったです。
夕方、どんな感じで帰って来てくれるか楽しみでしたね。

夕方、さっちゃんに明るさはまだ戻っていませんでした。
どう表現したらいいのでしょうか? 不安げな、ちょっとおどおどしているような表情。
それでも、僕に対する悪感情は感じられません。
もちろん、さっちゃんにはそのような特定の感情を長く抱き続けることは出来ないでしょうからね。

スタッフさんから話を聞くと、入浴するころまで不機嫌さは続いたようです。
入浴もいつものように湯船に入ることは出来なくて(おそらく拒否して)、シャワーだけだったとのこと。
お昼はいつも通り食べたそうですから、そこは安心ですね。

家に帰り、さっちゃんにおしっこを促すと、出ました。
それからいつも通り散歩へ出かけました。
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デイサービスから夕方帰って来たさっちゃんは僕の姿を見つけると・・・・

2020-04-22 23:25:41 | デイサービスや介護
昨日の火曜日はデイサービスの日。
そんな日の朝は毎回様々です。
順調に物事が進んで、つまり朝食を完食し、薬もすべて飲み、歯磨きや着替えにも協力的で、出かける時もスムーズに、・・・・
こんなことは絶対にと言ってもいいくらいに有り得ませんが、それに近かったことはありますね。
ところで、この日の朝はまったく駄目。
朝食はほとんど残し、薬も飲み残し、歯磨きはさせてくれず、着替えの時は文句たらたら、出かける時は僕が突き飛ばされる機嫌の悪さ。
それでも、出かけてはくれましたから、ああ、良かった良かった!

デイサービスでも「入浴までは不穏でしたけどね」とのこと。
スタッフの皆さんも大変だったと思いますね。

夕方が近づいて、「もうすぐ着きますよ」と連絡を受け、迎えに行くと、ほぼ同時に車がやって来ました。
目の前に停まるや否や後部座席の窓がバンバンドンドンと叩かれる音がします。
スタッフの方が「あれま、嬉しいんだね」と言っています。
どうやら叩いているのはさっちゃんのようです。

さっちゃんは車から降りてくると、僕に抱きつくようにそばに来ました。
何やら一生懸命喋っていて、僕の手を強く握りしめます。
そして、声も涙声になって、少しだけ涙ぐんでいる様子。
スタッフさんにも「あら、泣いちゃってる」と言われています。
朝は僕に腹を立てて突き飛ばす剣幕だったさっちゃんが、長く僕と離れていた寂しさを訴えてくれています。
車を見送った後には、「良かった、良かった」と言ってくれます。
僕と再び会えたことが、さっちゃんにとっては感激であり、一番の安心なのでしょうか?
そうだったら僕にとっても嬉しい限りです。

時々、否しょっちゅう、僕に辛く厳しく当たるのも、僕に対する信頼の裏っ返しなんだろうなと、こんなことがあると思えてしまいます。
さっちゃんは家の中に入ってもしばらくは「良かった、良かった」と言ってました。
そのたびに僕はさっちゃんをハグしてあげました。
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デイサービスへ出かける朝、今日のさっちゃんの様子

2020-04-14 23:38:46 | デイサービスや介護
デイサービスの朝、さっちゃんが起きて来て食卓の椅子に着く、そのパターンは幾つかあります。
今朝はその中でもいちばん遅く目覚めるパターン。
僕がほぼ朝食を作り終わったころ、僕が起こしに行く、そんなパターンでした。

さっちゃんに「おはよう。朝ご飯を食べるよ」と呼びかけます。
さっちゃんは眠いでもなく、スッキリでもなく、どちらかと言えば無表情に近い様子でした。
掛布団を剥がし、毛布を剥がし、タオルケットを剥がすと、さっちゃんは自分から体を起こしてくれます。
右手を支えてあげると、さっちゃんは左手を布団について立ち上がります。

そして着替え。
昨晩は寝巻きに着替えてくれたので、まずは寝巻きの上着を脱がすところからスタート。
僕の起床時に暖房をONにしましたから、寒くはないはずなんですが「寒~い」と必ず言いますね。
パンツも寝巻きのズボンと一緒に脱がせてしまいます。
スパン! と一発で脱がさないと、さっちゃんの思わぬ抵抗にあって、脱がすのが酷く困難になってしまうこともあります。
下着の上下が決まれば、後は楽ですね。
抵抗は少ないです。

おかずのベーコン・玉子・トマト・野菜炒めに再度強めの火を通し、コーヒーも弱火で温め直します。
焼けてトースターの中に入っている食パンを出して、食べられるようにします。
コーヒーもテーブルに持って来て、コップに注ぎます。
さっちゃんにはおかずから食べてもらっています。
なかなかパクパクとは食べてくれません。
まあ、さっちゃんの朝食風景はまた別の機会にでも。

今日のさっちゃんはおかずを3分の1ほど残しました。
ほとんど残してしまうこともありますから、今朝はまずまずですね。
今朝は食べるのにすごく時間がかかりましたから、ヨーグルトを出してあげる時間もありませんでした。

は最初に1錠しか飲んでくれず、口をア~ンと開けてくれなくなりました。
しばらく時間が経過して、2錠飲んでくれ、最後の顆粒状の薬もなんとか飲んでくれました。
歯磨きにはまったく協力してくれませんでしたから、出来ず。
を梳いて、ゴムで結んで、そろそろお迎えの車が来る時間です。

迎えの車に乗る前に、さっちゃんは体温を測ります、36.1度でした。
手にはアルコール消毒剤を噴霧します。
そして、車に乗り込むんですが、ここでひと悶着。
この車の後部座席には5人乗れるんです。
さっちゃんは車のドアを上ると、すぐの座席に座ってしまいました。
さっちゃんのお迎え順が1番ですから、入り口すぐでは困ります。
スタッフさんがその後ろの席へ移ってもらおうと、さっちゃんを立たせるんですが、さっちゃんはすぐ隣りの席に座ってしまいました。
さあ、ここからが大変です。

そもそも今朝のさっちゃんは車に乗った時点で僕も一緒に乗って来ないことに不安感を抱いたようなんです。
スタッフさんが「後で乗りますよ」とか言ってましたけれど、不安は募っていたようです。
そんな中で、自分が座った座席から2度までも「そこじゃないわよ。こっちへ移ってね」
と移動を迫られたんですから、無性に腹立たしかったんでしょうね。
自分の思い通りにならない不安感に苛まれたんでしょうね。
後部座席に移ってもらおうと、さっちゃんを立たせ移動させようとするスタッフさんに、さっちゃんが平手打ち!
僕も受けたことはありますが、ほとんど痛くはありません。
ボクシングで言えば、フックのような張り手ではなく、ジャブのような平手打ちですから勢いはないんです。
続いて、さっちゃんの前蹴り!
これも全然痛くはないんですが、平手打ちにせよ、前蹴りにせよ、そこまでするさっちゃんの心情が痛々しいですよね。

僕に対してはたまにあることなんですが、デイサービスのスタッフさんに対してまでこんなことをやったのは僕にとってはショックでしたね。
結局、席はこのままで車を移動させることとなりました。
施設に到着するまでには、普段のさっちゃんに戻っていたそうです。
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さっちゃんは今日はデイサービス。おしゃべり、仮眠、お手伝い、体操、入浴と充実していたみたいですね

2020-01-21 23:40:43 | デイサービスや介護
火曜日のデイサービスは1日コース、9時から4時までです。
8:40ころに迎えが来て、16:30ころに帰って来ます。

さっちゃんの朝の様子はまあまあといったところ、良くもなし、悪すぎることもなし。
朝食は食べましたし、薬も飲みました。
でも、歯磨きには協力してくれませんでした。
下の入れ歯だけを洗い、GUMで口を漱いだだけ。

正午前にデイサービスから電話がかかって来て、一瞬ドキッとしました。
さっちゃんがまた事件でも起こしたんではと思ったから。
でも、違いました、良かった。
この先いつだったか、デイサービスに美容師さんが来るらしくて、調髪を希望するかどうか聞く電話でした。
2000円と安い(多分?)んですが、今回はパス。

予定通り夕方に帰って来ると、車のドアが開いてさっちゃんが僕の姿に気づくと、満面の笑みを浮かべます。
そんな笑顔が僕にはとっても嬉しいんです。
さっちゃんの手を取ると、車からぽ~んと跳ねるように飛び降りてきます。

スタッフさんが今日のさっちゃんの様子を手短かに教えてくれました。
「今日は一日中ずうっとお話しされていましたよ。途中、眠たそうでしたので、30分ほど寝ましたけれどね。
お台所も手伝ってくれましたよ。お昼の洗ったお皿を拭いてくれました」

さっちゃんの意味の分からないお喋りを忍耐強く聞いてくださるスタッフの方がおられるんですね。
有難いことです。
台所での手伝いといっても、一体何をしたんだろうと、一瞬思いましたが、お皿を拭くくらいなら確かに出来そうですね。

スタッフさんと別れて、さっちゃんと僕は散歩に出かけました。
いつもの多摩川土手のコースです。
家まで残り200mほどの道路上で、さっちゃんいきなりもじもじし始めました。
おしっこです!
10mくらい先の道路が直角に曲がる角のスペースまでさっちゃんを連れて来ましたが、限界間近!
その角でおしっこしました。
幸運にも車も人も通りませんでした。
トレペで1回だけ拭いて、パンツやズボンを上げます。

家に帰って、すぐにシャワーを浴びてもらいました。
パンツもズボン下もズボンも靴下も全部洗濯に回します。
散歩に出かける時、「おしっこする?」と聞いたのですが、途中、草むらがたくさんあるあたりでも聞けばよかったですね。
でもさっちゃんは、こんな出来事にはまったくの無頓着。
ショックを受けて落ち込むよりはいいですけどね。
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さっちゃんの心のこもった言葉が僕を幸せな気分に浸らせてくれました

2020-01-14 23:57:07 | デイサービスや介護
昨日の夜はひとつ前のブログに書いたように僕にとっては散々な夜でした。
そんな雰囲気をまだ引きずっている感じが残っていた今朝のさっちゃん。
朝食はしっかり食べてくれましたけれど、薬は4種類のうち2種類しか飲んでくれず、歯磨きもさせてくれませんでした。

このまま再び布団の中にもぐってしまうと、そこから引っ張り出すのはすごく大変になりそう。
で、少し早いんですが、さっちゃんと外に出ることにしました。
暖かい陽だまりを探してブラブラ歩きをしていると、デイサービスからの電話。
「あと5分ほどで着きます」
迎えの車が来たんですが、さっちゃんは自分が置かれている状況を理解できていないようです。
正月休みがあって、しかも7日まで熊本にいましたから、今日行くデイサービスは3週間振りなんです。
さっちゃんは車の座席に導かれて座ると、僕の方を見て「あなたは行かないの?」と言います。
「後から行くからね」と、思わず嘘をついてしまいましたが、さっちゃんは不安そうな怪訝そうな表情です。

昨晩から今朝まで、さっちゃんの気分は下降気味でしたから、デイサービスでちゃんと過ごせるでしょうか?
僕は心配な気持ちを抱えながらその車を見送りました。

そして、夕方。
再びデイサービスから電話が入り、もうすぐさっちゃんが戻って来ます。
車が左から近づいて来て、停まった車のドアが開きました。
さっちゃんは満面の笑顔!
僕を見つけると、嬉しそうに僕に近づいてきます。
スタッフの方が僕に「さっちゃんは一日中楽しそうに過ごされていましたよ」と報告してくれます。

車を見送ると、さっちゃんが「あなたがいて良かった」と言ってくれます。
「あなたと一緒がいい」とも。

さっちゃんと僕は陽が沈んだ薄暮の中、いつものコースを散歩しました。
歩きながらも、さっちゃんは「あなたがいて良かった」とか、何度も何度も僕に言ってくれました。
もちろん、その言葉は不明瞭ですから半分以上は僕の意訳ですけれど、僕の心にはそう伝わって来ました。

さっちゃんと僕の間のそんな蜜月気分もそんなに長続きはしません。
散歩から戻って、相撲を見てたり、僕が夕食の準備をしたりしているうちに、ちょっとぶつかることもあったりします。
でも、概ね順調でした。
さっちゃんの気分は穏やかな状態が比較的多く保たれていましたね。
歯磨きはさせてくれましたが、飲み残していた薬は1種類しか飲んでくれませんでしたし、寝巻きにも着替えてくれませんでした。

でも、しばらくはさっちゃんが僕にかけてくれた言葉を思い出しながら幸せな気分に浸れそうです。
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デイサービス1日コースから、初めて笑顔で帰って来ました

2019-12-10 23:59:01 | デイサービスや介護
火曜日は今月から1日コースのデイサービス、体験も含めると今日で3回目です。
これまでの2回は帰って来て僕の顔を見るなり泣いてしまっていました。
なぜ自分がそこに居るのか分からなくて、不安だったんでしょう、緊張し続けていたんでしょう。

今朝も出だしは最悪でした。
朝食にまったく手を付けず、食べなかったんです。
それに、朝飲まなくちゃならない薬も飲んでくれませんでした。
さっちゃんは布団にもぐり込んでしまいましたから、連絡が来ても布団から出てくれないような雰囲気。

1日コースの場合は到着の数分前に電話が入り、さっちゃんと僕が下へ降りて行って迎えの車に乗るというシステムなんです。
連絡が来てからさっちゃんを布団から連れ出すのは難しいかもしれません。
で、まだ連絡も来ていませんが、僕は布団に入ったばかりのさっちゃんを連れ出すことにしました。
布団から立たせ、ジャンパーを着せ、毛糸の帽子をかぶせ、運動靴を履かせ、玄関を開けて外へ出します。
そんなことをしていると時間は思いの外たったようで、電話が入りました。
少しは待ちましたが、結局ちょうど良かったくらいでしたね。
スタッフさんに今朝のさっちゃんが不機嫌なこと、朝食を食べなかったこと、薬を飲まなかったことを報告します。
そして、昼食後に飲んでもらえればと、薬も渡しました。

そんなスタートだったのですが、デイサービスでは順調だったようですね。
昼食もしっかりと食べ、薬も飲み、お風呂にもちゃんと入って、素直に洗ってもらったようです。
今日で3回目ですからさっちゃんも慣れたんでしょう。
さっちゃんはいろんなことをすぐに皆忘れてしまいますけれど、人のことはわりと覚えているんですよね。
多分、スタッフさんたちのことを少しは覚えて、そんな人たちのいる環境に慣れてきたんでしょうね。

夕方、電話が入って僕が下に降りて行くと、車から出てきたさっちゃんは笑顔でした。
送ってくれたスタッフさんとも楽しそうに言葉を交わしていました。
なんとか、このデイサービスを続けて行けそうですね。
ひとまず安心ですね。
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今日から火曜日は丸一日のデイサービスです

2019-12-03 23:56:41 | デイサービスや介護
これまでさっちゃんは運動半分の午前中だけのデイサービスに通っていました。
今後のこと、例えばショートステイのことなどを考えると、半日だけではなくもう少し長いのにも慣れておく必要があります。
それにマシーンを使って運動するんですが、さっちゃんはだんだんとマシーンを使えなくなってきているらしいのです。
マシーンに座っても、どうすればいいのか忘れていたり、やり始めても途中で止めてしまったり、
マシーン使用の今までのデイサービスを十分に活用できなくなっていると、ケアマネさんはおっしゃってました。

まあ、いろんな理由があって、今日から火曜日は1日コースのデイサービス。
金曜日はこれまで通りの午前中だけのデイサービスです。

今日から火曜日は20~25分早い出発になります。
起床を早くするのは嫌ですから、前夜に出来ることはしておいて、朝にする仕事量を減らすことで乗り切ろうと思います。
今朝はまあまあだったでしょうか?
少し時間に追われましたが、間に合ったので「良し」としましょう。

夕方16:12に、「あと10分くらいで下に着きます」と電話が入りました。
時間を見計らって玄関を出ると、向こうからスタッフさんとさっちゃんが歩いてきます。
さっちゃん、僕の姿を認めて、僕と対面すると、またしても泣いてしまいました。
長い時間、さっちゃんなりに緊張していたんでしょうね。
スタッフさんから少しだけさっちゃんの様子などを聞いて、玄関まで戻り、荷物のザックを受け取りました。
お風呂にも入れてもらったようです。

さっちゃんはやっぱり玄関の中には入りません。
スタッフさんはここで別れの挨拶をしようとするのですが、さっちゃんの見送りの件を説明し、車まで行くことに。
お見送りをし、玄関まで戻って来ても、さっちゃんは部屋の中へ入る気分ではないみたいです。
再度のお見送りという明確さはないのですが、散歩も兼ねて外を歩くことにしました。
日も沈みましたから、いつもの散歩でいちばん短いコースの逆回りを歩くことにしました。
さっちゃんは何かこのコースに不満を抱えている様子でした。
さっちゃんなりに行きたいコースがあったのかもしれません。
お見送りのことも気持ちの中にはあったようで、走っているに注意を向け、ときおりその車に近づこうとします。
車道に出るわけですから、僕はさっちゃんの手を強く握ります。
さっちゃんはちょっと怒って、不満そうです。
短い散歩コースの半分ほど歩いたあたりから、やっと不満は少し和らいだようですが、まだちょっと怒ってる感じでしたね。

棟に近づいたあたりで、さっちゃんは突然おしっこをしました。
暗くなっていたので、歩道から少し離れた草地に連れて行ったのですが、
連れて行く途中で「あ、出た」と言います。
その後、ちゃんとおしっこをし、家に帰ってから念のために着替えたのですが、パンツはほとんど濡れていませんでした、ホッ。

帰宅すると、「眠たい」と言って布団には入るのですが、僕が起きているのですぐにさっちゃんも起きて来ます。
そんなことを何度も何度も繰り返しました。
起きていると、何やら僕に文句を言い続けていますし、布団に入る際には僕が入れてあげて、布団を掛けてあげます。
ですから、静かに寝ていてくれればいちばん僕にとっては楽なんですが、そううまくはいきませんね。

夕食が終わっても、それは続きました。
意味不明の言葉、しかもそれはどうやら僕を非難する内容が多く含まれているようなのですが、
そんな言葉にいちいち相槌を打ったり返事をしたりも出来ませんから、自然と僕は無口になってしまいます。
さっちゃんは言葉だけではなくて、いろんなものを僕の目の前に持ってきたりします。
スリッパ、僕の枕、毛布、僕の寝巻き、さっちゃんの靴下、携帯の充電器、ミカン、タオルケット、・・・・、
(夜中の11時過ぎ)もさっちゃんは珍しく起きています。
僕の枕は二重に袋状のカバーに入っていて、それにプラスして普通の枕カバーが載っています。
それを今、さっちゃんは分解してバラバラにしてしまいました。

ちっちゃな子供のようになっていますね。
眠たいはずなのに、今日のデイサービスの興奮がそうさせているのでしょうか?
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さっちゃんはここのところ鬱々とした心持ちの日や時間が多くなったようです

2019-11-29 23:41:14 | デイサービスや介護
今朝のさっちゃんはいつもと変わらないように感じました。
朝食も食べましたし、薬も飲みましたし、歯磨きも完璧にこなしました。
ところが、デイサービスに出かける時刻が近づくにつれ次第に怪しい雰囲気に。
これからどこに行くのか知ってか知らずか、「私は行かない。あんただけで行ってこい」などと言います。

スタッフさんが来られて、久し振りにさっちゃんの名前を呼んでもらいました。
そのころは布団の上で横になってたんです。
スタッフさんの声を聴いても、さっちゃんすぐには動こうとしません。
決して力ずくではなく、でもある程度は腕を引っ張って、優しい言葉とともに立ち上がらせます。
そして、スタッフさんの顔を直接見るようになると、自分のやるべきことは分かってるみたいでした。
何とか、時間はかかりましたけれど、スタートしてくれてひと安心です。

今日の『連絡帳』にはこんなふうに書かれていました。
「今日は朝から涙がでたりちょっと不機嫌だったりでしたね。
職員と一緒に30分ほど外にお散歩に出かけました。
(中略)
お食事の時に立ってウロウロと何かを訴えましたので職員と一緒に別部屋で昼食になっています。
(中略)
笑顔で食べられていました。よかったですね。」


スタッフさんに送られて帰宅すると、いつものように僕とさっちゃんで再度下まで見送りに行きます。
その後、部屋の玄関まで上がって来たんですが、さっちゃん、再びの見送りモード。
こんな風になってしまったら、納得いくまで付き合うしかないと分かったので、階下へ。
さきほど車を見送った場所に来て、さっちゃんは納得いかないような表情を浮かべます。
まあ、そうですよね、見送りに来たつもりなのに見送る相手の姿がないんですから。

そんな時でした!
さっちゃん、慌てて用足しをしようとします。
僕たちの棟の敷地への入り口で、用足しをしようとします。
「部屋へ急ごう」と僕はさっちゃんの手を引こうとしますが、振りほどかれてしまいました。
「あ、あ、出る、出る」と、さっちゃん。
さっちゃん、その場でズボン、パンツを下ろしておしっこをし始めました。
漏らすことはなかったようですが、けっこう大量におしっこが出ました。
見送りに来ただけですから、ティッシュもトレペも持ってはいません。
さっちゃんはそのままパンツとズボンを上げました。

こんなことの後でも、このまま素直に部屋に戻れるさっちゃんではありませんから、
「じゃあ、車が行った方へ僕たちも行ってみようか」と、さっちゃんと周辺をくるりと回ることにしました。
そうやって歩くと、心の落ち着きが戻ってくるのか、そのまま部屋へ。

帰宅後も不機嫌は続き、僕への内容の分からない文句、不平不満、非難、蔑み、・・・・、あらゆる口撃が続きます。
僕自身の昼食をすませ、本当はさっちゃんを簡単に洗ってあげたいんですが、こんな気分の時は無理。
それに、パンツは少し濡れてるでしょうけれど、ズボンまでには至っていないと思うので、さちゃんが布団に居てもまあ大丈夫でしょう。

帰宅後、2時間ほどたって、少しは平坦な心情に戻って来たころに、「お風呂入ろうか?」と持ちかけました。
さっちゃんも割と素直に応じてくれたので、お風呂場でシャワーを浴びることが出来ました。
石鹸で泡立ててさっちゃんの体も洗ってあげることが出来ました。
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さっちゃん、1日コースのデイサービスを体験してきました

2019-11-15 23:53:11 | デイサービスや介護
昨日の木曜日、さっちゃんは1日コースのデイサービスを体験してきました。
担当のケアマネさんが以前から、今の半日コースではなく1日コースへ行くことも考えて欲しいとアドバイスしてくれていたのです。
ケアマネさんが選んでくれた2ヶ所のデイサービスを先月には見学して来たのですが、
そのうち僕がいいなと思った方に、昨日さっちゃんがフルで体験してきたわけです。

ケアマネさんが1日コースを勧める理由は、どうやら「僕のため」のようなのです。
まあ確かに、家では僕一人で介助してますから、僕の負担を小さくしようとするケアマネさんの考え方も理解できます。
負担がそれほど小さくなるとは思えませんが、自分のためのまとまった時間にはなりそうだな、とは感じました。
さっちゃんと一緒では効率の悪い買い物や一緒では観ることのできない映画とか、近場でハイキングや岩トレとかも出来そうです。
確かに、介助の負担にさほどの違いはないでしょうけれど、僅かでも自分のやりたいことが出来る時間を持てるのはいいですね。
それによってリフレッシュ出来るかもしれません。

そんなことはともかく、昨日は一日中そのデイサービスから電話が来ないかと緊張しながら家で過ごしていました。
さっちゃんが馴染めずに「帰る、帰る」などと駄々をこねたりする可能性もあるからです。
でもそれはなく、予定通りの帰宅時間に戻って来ました。

下の道路まで僕が降りて、そこでさっちゃんを出迎えたのですが、さっちゃん、僕の姿を見るや否や泣き出してしまいました。
今日一日、ここまで心細かったんでしょうね。
スタッフさんたちもそんなさっちゃんの姿を見て、「可愛いい」とか「やっぱりずっと気を張ってたのね」とか言います。
さっちゃんにしてみれば、いきなり朝拉致されるように連れて行かれ、知らない人たちの中で過ごさなくてはならなかったんですから。
前もって説明していても当日には忘れてしまってますからね。

スタッフさんがおっしゃるにはこの日はさっちゃんとたくさんおしゃべりをしたんだそうです。
お昼ご飯もしっかりと食べたということです。
心配だったのはトイレのこと。
さっちゃんが尿意の表現がほとんど出来ないことやトイレ内での僕がしている介助内容をメモして渡していたんですが、
デイサービスでもスタッフさんが一緒にトイレに入ってくださって、きちんとおしっこが出来たそうです。
小規模で人の温かみが感じられるデイサービスでしたから、さっちゃんも慣れさえすれば大丈夫でしょう。
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デイサービスのスタッフさんを4回もお見送りしました

2019-11-12 23:50:25 | デイサービスや介護
前回のデイサービスのスタッフさんお見送りの件で、さっちゃんはお見送りしたことを忘れているようだと推測されました。
今日もその推測がより確かになるような出来事がありました。

さっちゃんがスタッフさんに連れられてデイサービスから帰って来ると、さっちゃんは玄関の中に入ろうとしません。
ザックだけ受け取って中に置くと、さっちゃんと僕とでスタッフさんを車まで見送ります。
そして、車を見送ります。
これが1回目のお見送り。

その後、さっちゃんと階段を上って部屋まで戻って来ます。
僕がさっさとサンダルを脱いで部屋の中に入っても、さっちゃんはまだ玄関の外。
ソワソワというか、早く行きたそうな様子です。
「いま僕とさっちゃんとでちゃんと見送って来たよ」と言っても、その感じは変わりません。
さっちゃんの好きなようにさせよう、僕はそう思って、さっちゃんと一緒に階段を降りて行きます。
車がいたところまで行って、「僕とさっちゃんとでちゃんとお見送りしたんだよ。安心しな」と言いました。
さっちゃんは不思議そうな心持ちなんでしょうが、車が見えないのではどうしようもありません。
渋々なんでしょうね、僕と再び階段を上って部屋まで帰ります。
これが2回目のお見送り。

僕はすぐに部屋の中に入りますが、さっちゃんは玄関までは入りましたが、やっぱり納得がいかないよう。
どうしようもなく、「お見送りしなくちゃ」という衝動がこみ上げて来るんでしょうね。
僕もさっちゃんのそんな様子を見て、また一緒に階段を降りて行くことにしました。
こうなると、何回でも付き合ってやるぞ! そんな気持ちですね。
車がいないことを確認して、「ちゃんとお見送りしたから大丈夫だよ」と言い、階段を上って戻って来ました。
これが3回目のお見送り。

さっちゃんは玄関に入り、靴を脱ぎました。
でも、板の間には上がらず、やっぱりお見送りのことが気になる様子。
また靴を履き直して、玄関の外へ出ます。
僕も一緒に車の居たところまで。
「さっちゃんとここでお見送りをしたよ。車はあっちへ行って、あそこを左へ曲がっていったよね」
「じゃあ、車の通った道路をちょっとだけ歩いてみようか」と僕は言って、さっちゃんと歩き始めました。
車が僕たちの住む棟から離れるあたりまで歩いて、一周回るような感じで戻って来ました。
これが4回目のお見送り。

さっちゃんも納得がいったのか、あるいはお見送りのこと自体を忘れ関心が無くなったのか、普通に部屋へ入りました。
階段の上り降りを4往復半もしたんですね。
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