さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

3ヶ月ちょっとぶりの山歩き。蒸し蒸しする中、すごく平らなハイキングコースを淡々と歩きました

2020-06-28 23:52:55 | 山登り
山歩き自体のご報告は後日行うとして、今日はその前後の周辺情報を書いておきましょう。

土曜日青梅丘陵を歩いて来ました。
本当に久し振りなので、さっちゃんにどの程度の影響があるのか分かりませんから、まずは普段の散歩の延長程度のコースにしました。
僕が歩けば1時間ほどで歩けるだろうコース、さっちゃんでも2~3時間で大丈夫でしょう。
急登もなくて、本当に緩やかに登り、稜線に出たら林道のような幅広のハイキングコースをプラプラと歩くだけ。

結果をご報告しておけば、9時過ぎに歩き始め、1回の休憩を挟んで11時半には青梅駅に到着していました。
さっちゃんの足でも2時間ほどの短くて楽なコースでしたね。

朝の出発ですが、朝食抜きで7時45分には家を出ることが出来ました。
コンビニとパン屋さんに寄って、朝食と行動食を買います。
休憩を1回しか取りませんでしたから、行動食はほとんど残り、帰宅してからの昼食となりました。

この日の気候は蒸し蒸しと湿度が高かったのは確かですが、曇っていて、それほど暑くは感じませんでした。
青梅のこの日の最高気温は28.9℃、でも歩いていた時間帯の気温はせいぜい25~27℃でしたから、まあまあの夏日です。
それよりも12時ちょっとには最寄りの駅に帰り着き、28℃台の中を家路に向かう時がいちばん暑くて苦しかったですね。

帰宅すると、すぐにお風呂。
湯船にお湯を張ります。
待ってる間に、ほとんど手を付けなかった行動食のパンを少しだけ食べました。
さっちゃんは我が家のお風呂の湯船に浸かるのが久し振りでしたから、湯船への入り方を少し忘れているようでした。
何やかやと、手取り足取りでようやく湯船に入ってもらいました。
火曜日のデイサービスで入浴させてもらってるんですが、湯船には浸かってるのかな?
今度聞いてみることにしましょう。

すぐに出たがるさっちゃんを2度3度押しとどめて、それでも短時間でさっちゃんは上がってしまいました。
タオルで体を拭き、お風呂場を出てからは追いかけるようにしながらバスタオルで体を拭いてあげます。
下着を着て、さっちゃんは布団の中へ。
裸ん坊の僕はお風呂場へ戻って、体を洗い、顔を洗って、髪の毛も洗います。
念のため、さっちゃんが入って来れないように洗面所の戸を突っ張り棒で開かなくしておきましたが、さっちゃんは来ませんでした。

その後、僕はPCチェック等しましたが、やはり疲れていたのでしょう、さっちゃんと一緒の布団の中へ。
4時過ぎて目が覚め、さっちゃんと二人でスーパーに買い物へ行きました。
夕食は僕も疲れて面倒くさくなっていましたから、お味噌汁だけ作って、あとはスーパーで買ってきた惣菜1品。
小さな惣菜でしたから、納豆1パックに豪勢に玉子1個を入れたのも出しました。
夕食後、少しは録画したテレビ番組等観ていましたが、僕もさっちゃんがすでに寝ている布団で横になりました。
すぐにまた起きて、したいこと(ブログを書くとか)はあったのですが、目覚めたのは朝5時!
久し振りに歯も磨かず、寝巻きにも着替えずに寝込んでしまいました。
(さっちゃんはほぼほぼそうですけどね)
3ヶ月ちょっとぶりというのもありますし、蒸し暑い中歩くのは思いの外肉体を疲労させるようですね。

最後にトイレにまつわる事柄を書いておきます。
家を出る前に、さっちゃんがおしっこをしてくれたのは本当に安心材料でした。
これで、この日の山行中に多くても1度の排尿があるだけ、1度もないことも十分あり得ることとなったのです。
尿漏れパッドとその専用パンツを穿いてもらいました。
真夏では少々暑いんじゃないかなと思いますが、結局さっちゃんは何も言いませんでした。
何か感じていても言えないでしょうが、気持ち悪そうな素振りもなかったので、大丈夫だと思います。
結局、この日は山歩き中、外出中、排尿はありませんでした。

そして今朝のことです。
さっちゃんは7時ころ目を覚まし、起き上がってうろうろし始めました。
僕も起きて、トイレに連れて行きましたが、トイレではないようです。
僕は布団に戻りましたが、さっちゃんはまだうろうろしています。
僕はやっぱりトイレのことが心配で、さっちゃんを再度トイレに連れて行きました。
今度はトイレに入る雰囲気をわずかに醸し出しています。
(この感覚は何とも説明しがたいですけれど)
でも、さっちゃんは相変わらずすぐに便座に座りたがります。
ズボンやパンツを脱がされるのは嫌がって抵抗するのに、便座には早く座りたがるのです。
その時僕は、座ろうとするさっちゃんを腰のあたりで抱き上げて、宙に浮かせました。
その状態で手をかけていたズボンとパンツを一気に脱がせて、腰を抱きかかえたまま、さっちゃんを便座に降ろしたんです。
僕的にはナイスプレーなんですが、さっちゃんとしては酷く腹立たしいことですよね。
さっちゃん、しばらく僕に対して怒りまくっていましたが、静かになりました。
どうやら息んでいるようです。
ぽと、ぽと、と落ちる音がします。
排便です!
13日ぶりです!
苦しむ様子もなく、スムーズな排便でした。
山を歩く運動の好影響ならいいな、と思います。
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2019年10月10日の記録です。青梅丘陵の東半分を歩きました

2020-06-03 23:13:19 | 山登り
去年の10月10日にさっちゃんと歩いた青梅丘陵。
昔、山梨県に住む山仲間と3人で歩いたことがありました。
その時は、出発はこの日と同じ青梅駅、でもゴールは青梅丘陵を最後まで歩き切った軍畑駅でした。
それでも気楽で短いハイキングと思っていたのですが、今のさっちゃんには無理でしょうね。
と言うことで、距離はほぼ半分の石神前駅がゴールです。

青梅駅から青梅丘陵の稜線に至るには車道を使って徐々に上がっていきますから、楽なコースです。


▲9:31。青梅駅の東の踏切を渡って、山へ山へと車道を歩いて行くと、やがてゲートで閉ざされた林道になります。しばらくは車も通れるほど広々とした林道。でも、車はまず入って来ませんね。


▲9:48。第一休憩所で遅い朝食タイム。ここからは空気が澄んでいたら筑波山が見えるそうです。この日は駄目でしたけれど、近くの巨大な塩船観音像は見えていました。


▲10:17。叢雨(むらさめ)橋です。この下を南北に青梅丘陵を越える青梅坂峠があります。かつては主要な道だったそうです。


▲10:50。青梅丘陵の道は木陰の道が多いのですが、ここは南側が開けています。その斜面に植えられているのは桜の木。満開になると綺麗でしょうね。


▲11:00。この辺りから平坦で広い林道が終わって、普通の山道になります。


▲11:02。矢倉台に到着。ここでまた小休止です。


市指定史跡 物見櫓(矢倉台)
青梅地方、かつての杣保(そまのほ)に拠点を置いた豪族三田氏は、代々、市内東青梅の勝沼城に居住していたが、北条氏照の八王子滝山入城による、多摩地方の情勢の変化をうけ、永禄年間(1558~1569)の初め頃、二俣尾の辛垣(からかい)山に城を築いたといわれる。
物見櫓(ものみやぐら 矢倉台)は、この辛垣城(別名 西城)から南東約3キロメートルに位置し、戦略上重要な物見の場所であったという。
「武蔵名勝図会」には「柵跡、ここは二俣尾の城より峰続き、三田氏居城のころ、山に砦を構えて遠見の地なりしゆえ、この地をまた櫓台ともいう」と書かれている。

昭和46年11月3日指定   青梅市教育委員会
 

▲11:17。矢倉台で休憩です。この日は笑顔が多いですね。


▲11:22。小休止後、再び歩き出しました。道も広く平らで、木漏れ日が心地よいですね。


▲11:32。コウヤボウキ(高野箒)だと思います。ハグマ(白熊)の仲間はこれでもキク科なんですね。白熊と書かれていても熊ではなく、チベットなどの高地に棲むヤクの尻尾のことです。このヤクの尻尾の毛は武将の采配、僧侶の払子、旗や槍の装飾、歌舞伎の鏡獅子のかつらなどに昔から用いられていたとのこと。
高野箒と呼ばれるのは、高野山ではこの枝を束ねて箒として使っていたからだそうです。


▲11:46。植林の中の薄暗い山道も多いですね。


▲12:06。コウヤボウキがこの時期たくさん咲いていました。この写真の方が植物全体の特徴が分かりやすいですね。


▲12:23。さっちゃんの右に階段がちらっと見えますが、ここからは青梅丘陵の稜線を離れ、この階段を下って行きます。さっちゃんの右に先端が青く塗られている杭が見えると思いますが、その青い部分に《12》とナンバリングされています。それが目印。もちろん道標もあって、石神前駅と指し示してくれています。


▲12:45。源頭の沢沿いのような山道を下って行きます。道は見えていますが、荒れてましたね。


▲13:18。谷の底に下り着くと、平坦な場所となっていて、林道らしき道が通っています。


▲13:23。その林道をのんびりと下って行きました。


▲13:50。車止めのゲートまで来ました。今日のさっちゃんは笑顔が素敵ですね。


▲13:53。線路を渡ってすぐ、石神社(いしがみやしろ)があります。創建年などは不詳のようです。御神体が丸い石だそうです。


▲14:04。石神前駅のホーム。この日のさっちゃんは最後まで笑顔ですね。

8ヶ月も以前の山行の記録ですから、記憶も超あやふやになっています。
ただ不思議なもので、さっちゃんの笑顔の写真が多く撮られていると、楽しかったこととして思い出されますね。
確か、この時もおしっこのドタバタが2度ほどあったように記憶が微かに残っています。
でも、何とか乗り切ったわけでしょうから、大したことではないと思ってしまうのは何故でしょうね。
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まだ緊張感のさほどない3月1日のこと、湯河原の幕山へ遠出しました

2020-04-11 23:56:33 | 山登り
まだまだ新型コロナウイルスに対する警戒感が弱かった1ヶ月半ほど前。
神奈川県の湯河原、ほとんど伊豆と言ってもいいような印象を抱いている幕山へ行ってきました。
何故、突然こんなに遠出したかというと、K野さんが幕山の麓で岩トレを計画したからです。
僕も数えきれないほどこの岩場を訪れたことがあります。
今のさっちゃんにはここの岩場は難し過ぎて登れませんから、幕山を登ることにしたんです。
岩場には何度も来ているのに、幕山へは一度も登ったことがありませんでした。
どんな山なんだろう、と楽しみですね。


▲10:20。久し振りに自宅を7時前に出て、電車を乗り継ぎ、湯河原駅に着いたのは9:46。2時間以上の電車旅をさっちゃんは頑張ってくれました。予定では10:20のバスに乗るつもりだったのですが、さっちゃんの歩くスピードを考えると、少しでも時間を稼いでいた方が助かります。ですから、タクシーに乗って、登山口でもある五郎神社まで来ました。この神社が乗るはずだったバスの終点にもなっているんです。


▲10:59。最初は山道より急な舗装道路をどんどん登って行きました。急登も終わり、山の自然も混ざり始めてくると、今年初めてのスミレが咲いていました。スミレの同定は難しくて、名前は分かりません。タチツボスミレかな?


▲11:32。今日はSS木さんと本当に久し振りの山歩きです。彼女自身が闘病中なんですが、そんな辛さは微塵も見せず、さっちゃんと腕をつないで歩いてくれていました。有難いことです。


▲11:35。光り輝く青空に点在する星のような花、オオイヌノフグリ。毎春、いつになったらこの花が咲くのか、探すのが恒例になっているような気がします。大好きな花!


▲11:35。ヒメオドリコソウ。この花も背が低くて、小ぶりな花もその色が葉の赤紫蘇色に紛れがちであまり目立ちません。でも、よく見る花ですね。ちゃんと見てあげれば、とっても綺麗な花です。名前にも負けていないと思いますよ。


▲11:42。山道らしい上り坂になって来ました。SS木さんがさっちゃんの手を引いてあげています。さっちゃんはすぐに人の手を欲しがりますからね。


▲12:09。いきなり舗装された林道に出ました。左方向が幕山まで1800mとなっていますから、とりあえず左へ進みました。当初は南郷山610.9mも登る予定でしたが、パスすることにしたのです。結果的にはパスせずに、右の南郷山方向へ向かった方が良かったのかもしれません。


▲12:32。自鑑水の説明板です。源頼朝由来の池なんですね。


▲12:34。これが自鑑水。


▲13:23。およそ50分後にもう一度自鑑水。ずっとここで休憩してたのか? ですって? そうじゃあないんです。道迷いしてしまって、舞い戻ってしまったんです。林道がいろいろと現れて、真反対の南郷山の近くまで行ってしまったんです! 思えば、舗装された林道に出たあの時点から現在位置把握が疎かになっていたんですね。


▲13:30。もう一度あの舗装された林道に出てやり直し。このすぐ先に道標がありました。


▲13:39。幕山北面のなだらかで広い山道。さっちゃんも余裕です。


▲13:52。幕山山頂625m。SS木さんが撮ってくれました。


▲14:08。SS木さんが次々といろんな食べ物を僕たちにくれます。さっちゃんの好物が多かったみたいですね。


▲15:40。下山したところは幕山公園(湯河原梅園)です。梅の花の盛りは過ぎていましたが、ところどころまだたくさん残っている木もありました。さっちゃんは久し振りの標高差500mでしたからちょっと疲れたようですね。腰も少し曲がっています。この写真はSS木さんが撮って送ってくれたものです。

幕山麓の岩場(茅ヶ崎ロック)で練習していた仲間とSS木さんが連絡を取ってくれました。
すでに練習は終了して、幕山公園に下りてソフトクリームを食べているとか。
僕たちもみんなのところへ向かい、無事合流。
僕はもっと早い時間に下山出来た時のために、クライミングシューズとハーネスは持って行ってたんですけどね。
バスで湯河原駅へ行き、居酒屋さんで反省会。
Y根君も来てくれていたので、K野さんとY根君を正式に対面させることも出来ました。
僕がこういう状況なので、Y根君にK野さんのことをお願いしたのです。

Y根君は本当にいい奴ですよね!
今は新型コロナウイルスで山にもなかなか行けない状況ですけれど、早く二人で本格的岩トレを再開して欲しいです。
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T橋さんに誘われて3月7日に恩方アルプスを歩いてきました

2020-03-19 23:54:31 | 山登り
T橋さんから「さっちゃんと一緒に歩きましょう」と声をかけていただきました。
さっちゃんでも楽しんで歩けるようにと、高尾の北の方にある恩方アルプスの東部を計画してくれたのです。
地図を見てみると、コースの水平距離は3kmほど、スタート地点と最高標高地点との標高差が170mほどしかありません。
最近よく歩いている青梅丘陵と比べても水平距離はあまり変わらず、標高差は小さいくらいです。
いちばん標高が高いのも青梅丘陵は雷電山の494mに対し、370mくらいですから、
僕は内心「さっちゃんにとっても楽過ぎるのでは?」と思ったくらいでした。

出発もすごく遅めに設定してもらいました。
デイサービスや言語リハビリへ行くときと同様な朝の過ごし方の方がさっちゃんには無理がないと思われるからです。
いつも通りに起き、いつも通りに朝食を食べ、いつも通りに家を出ました。
 

▲11:16。高尾駅前からバスに乗って、大久保バス停で下車。すぐそばのお寺の墓地の脇に紅梅が見事に咲いていました。この辺りの山里は標高も200mほどありますし、山に囲まれていますから、梅もまだ満開。写真の紅梅の手前右から山道へ入りました。


▲11:22。立派な山道が続いています。山道の脇には菩薩の像が何体も置かれていました。それはだいぶん登った先のお堂まで続いていました。


▲11:51。千手山356.4mに着きました。最初のピーク。三角点の周りに石が置かれていることはよくありますが、までありました。ここで最初の休憩を少し。


▲12:14。千手山をたつとすぐに広い伐採地が現れました。ただの伐採地なんですが、山の景色に変化が生じて、これはこれでいいものです。ここではそれ以上に麓の里の風景がよく眺められて、いい雰囲気でしたね。


▲13:10。恩方アルプスは標高の低い里山ですから山道がたくさんあるようです。ここ小津峠324mは峠だけあって十字路になっていました。


▲13:57。面白い形の切り株がありました。雨水も溜まっています。


▲14:06。狸のため糞でしょうか? こんなに一ヶ所に糞をするのは狸くらいのものでしょう。


▲14:15。今回歩いた恩方アルプスは椿の木が普通ありえないほど多く生えていました。最初から最後まで途切れることなく生えていました。僕の個人的な意見ですが、ある程度は人為的に椿を増やそうとした歴史があるのではないでしょうか? この辺りでは椿の花はほぼ終わっていました。のんびり坊主の椿だけがほんの少しだけ咲いていました。


▲14:55。里山ですから杉などの植林も多いですが、広葉樹林もけっこう多くありました。落葉樹の落ち葉も積もってますし、椿などの照葉樹も多いですね。T橋さんは正確に地図読みしながらさっちゃんと僕をリードしてくれます。10~20mおきぐらいに立ち止まってはさっちゃんが近づくのを待ってくれています。


▲14:55。基本的に急登や急な下降ではさっちゃんは僕の手に縋ります。独りで登れるはずなんですが、そんなパターンが染みついてしまっています。ですから、急な上り下りのシーンの写真はほとんど撮れません。この写真もさほど急ではないようですね。


▲15:15。T橋さんから常に現在地を地形図上で教えてもらいながら歩いてきました。この平坦地はゴール近くの場所です。さっちゃんものんびりと歩けますね。


▲15:21。T橋さんが恩方アルプスを歩くのは今回で2回目だそうです。前回はこの車道をもっと右(東)で渡って、向こう側の尾根に取り付いたんだそうです。今日はその半分より少し短い距離だけ歩いたというわけ。ここはおそらく力石峠と言われている場所でしょう。T橋さんもここから車道に降りるのは初めて。どこから降りることが出来るのか、ちょっと緊張しますね。


▲15:23。そんな心配する必要はありませんでした。ちゃんと階段がついていました。T橋さんは先に降りて何かを調べているようです。


▲15:26。車道をバス停に向かって歩きます。でも、残念なことに1時間に1本しかないバスの時間には間に合いそうにありません。


▲15:40。バスは近くの陣馬高原下が始発ですから遅れて到着する可能性はほとんどないはずでした。しかし、しか~し、バス道路が見えるところまで来たときに乗りたかったバスが通過すして行くのが見えたんです。バスは遅れて走ってたようですね。あ~れあれ、残念。力石バス停に着き、タクシーを呼ぶことにしました。

今日はT橋さんが予想していた下山時刻とほぼ同じだったそうです。
正確にはほんの少し早く下山できました。
さっちゃんのことをよく理解してくださっているT橋さんが余裕のある計画を立ててくれたからでしょう。
でも、さっちゃんもよく頑張りました。
青梅丘陵や前の週の幕山よりもずっとずっと大変な山歩きでした。
標高は青梅丘陵よりもずっと低いのですが、アップダウンがとってもたくさんありました。
しかも、数多いそれらの上り下りがさっちゃんにとって凄く急勾配なんです。
まあ、そういうわけで恩方アルプスと言われているのでしょうけどね。

僕の甘い予想は覆されましたが、さっちゃんが思いのほか頑張って歩いてくれましたね。
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この時から、さっちゃんには手頃な青梅丘陵歩きが始まりました

2020-03-10 23:57:17 | 山登り
ここからの今日のブログは昨年9月28日の山歩きの記録です。
さっちゃんと歩いた山歩きの記録は写真のこともありますし、どうしても書き終えるのに時間がかかります。
日常の多忙に紛れてブログに書き残すことが遅れてしまいました。
これじゃあいけないと、僕も考え直し、あまり堅苦しく考えることなく、写真中心にあっさりとした記録に留めようと思います。
それじゃあ・・・・


▲9:15。青梅線の宮ノ平駅から北西に伸びる道路を進んできました。途中から土の林道のようになりました。天気は快晴。気持ちのいい山歩きの始まりです。


▲9:39。林道っぽい道は途中からしっかりした広い登山道となりました。さらに進むと左の尾根へ登っていく山道が分かれています。今日はそっちへと進みました。


▲10:15。青梅丘陵主稜のハイキング道に出ると、左(北)へと進みました。すぐに小さな峠のような場所が現れ、そこで休憩。さっちゃんにも笑顔が。


▲10:26。キク科の花だろうなとは分かるんですが、名前まではよく分かりません。オオバヨメナのような・・・・


▲10:58。キク科のハグマの仲間のようだということは分かるんですが、名前までは難しいですね。葉の切れ込みは浅いんですがモミジハグマ(紅葉白熊)かオクモミジハグマ(奥紅葉白熊)に似ているような気もします。


▲11:03。青梅丘陵はとても歩きやすいハイキングコースです。植林も多いですが、広葉樹の森も多くあり心地よい山歩きが出来ますね。


▲11:42。途中で再びの休憩。この日は笑顔が多いですね。


▲11:58。時々はこんな階段の山道も現れます。


▲12:22。青梅丘陵は青梅市街地の裏山のような山地ですから、時々街並みが見下ろせます。青梅市街地を挟んで南側の山々は御岳山を初め大岳山や大塚山などですね。


▲13:39。雷電山への最後の登りでしょうね。さっちゃんもまだまだ元気!


▲13:46。雷電山山頂。さっちゃん、この日は笑顔が多かったですね。


▲14:43。榎峠に下山しました。ここからは車道を軍畑駅まで歩きます。


▲15:09。軍畑駅到着です。

この日、さっちゃんのおしっこ事情がどうだったかは忘れました。
少しくらいパンツを濡らしたかもしれませんが大事には至らなかったと思います。
この日の前の回の山歩きが大変でしたから、それに比べると問題なかったんでしょう。
笑顔の写真も多いですから、さっちゃんは楽しんでいたようですね。
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さっちゃんは朝早く起きられなくて、今日の山歩きは中止となりました

2019-12-21 23:57:55 | 山登り
今日は僕の山仲間のSS木さんが実に久し振りに山へ入ると知りました。
僕は下山後にSS木さんたちと合流しようと、近くの山域をさっちゃんと登る計画を立てたのです。
SS木さんは闘病生活中なんですが、普通にYYDの仲間と標高差1200mもあるコースを歩くのです、凄いですよね。
ここのところ僕とさっちゃんは青梅市街地の北部に広がる丘陵地帯(青梅丘陵)ばかりを歩いていました。
でも、そこはいちばん高い山でも500mありませんから、今日登る山はさっちゃんの体力で大丈夫かどうか心配でした。
まあ、時間や体力的に難しそうなら、無理せずに引き返してくるつもりではありましたがね。

今年5月に歩いたハンノキ尾根を登る予定だったのですが、その時ですら下山時刻は5時でした。
それから7ヶ月が経ち、さっちゃんの体力も徐々に落ちてきていますし、気力はもっと低下しているように感じます。
朝は同じスタート時間ですから、到底今の日没時間内には下山できそうにありません。
少なくともハンノキ尾根の稜線部に辿り着ければいいかな、と思っていました。

そんなこんなをいろいろ頭の中で巡らせながら、前の晩にさっちゃんと僕のザックの中身の準備をしました。
朝は5:30起床ですから、さっちゃんには出来る限り早く寝て欲しかったんですが、なかなか寝てくれません。
昨日はデイサービスの日ですから、朝は早かったですし、帰宅後もそれほど寝ているわけではありません。
5分だったり10分だったり30分だったりと、間隔は定まりませんが、布団に入ったと思ったらしばらくするとまた起きて出て来ます。
それが9時台10時台11時台と繰り返されます。
そのたびに僕はさっちゃんを再び布団に戻す算段を工夫しなくてはなりません。
僕自身も翌日の山歩きの準備やら家事やらを済まさなければなりませんし、さっちゃんと一緒に寝てあげる余裕はないのです。
さすがに僕もイライラして、さっちゃんに大きな声を浴びせてしまいます。
「早く寝なさい!」とか「寝ないんなら、起きてたら!」とか「僕は寝るから、いつまでも起きてな!」とか。

そして今朝、僕は5:30起床、さっちゃんを6時前には起こします。
さっちゃんは明らかに眠たそう。
1日に10~12時間は軽く寝ているさっちゃんにとって、6時間の睡眠は短か過ぎるのでしょうね。
普段なら一発で起き上がるさっちゃんがまた布団の上に倒れこみます。
二度目に何とか立ち上がらせました。
寝巻を脱がせ、山のアンダーウェア、中間着、ウールのシャツまで着せました。
すると、さっちゃんはそのまままたもや布団の中へ入ろうとします。
見るからに眠たくて仕方がない様子。
「山へは行かないの!?」とさっちゃんに強く問いかけます。
耳元で大きな声で「山へは行かないんだね!?」と再び問いかけます。
「行かない」、そんな意味の言葉を何やら言っているようですが、見るからに起きて駅まで歩いて行ける状態ではありません。

僕は諦めました。
着せた山の服を急いで脱がせ、寝巻を着せて、布団の中へ導きました。
山行中止を会に報告し、僕自身ももう一度寝ることにしました。

目覚めると、9時ころでした。
夜になって、SS木さんたちの山行写真を見ましたが、樹氷が美しかったんですね。
さっちゃんは睡眠不足のままで起きて行動するのは難しいということが分かりました。
そんな計画の場合には前日、前々日から睡眠不足にならないよう用意周到に準備しておかなければならないようですね。
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久し振りのさっちゃんとの山歩きは大変でした!

2019-11-24 23:51:08 | 山登り
このブログを書くのには、個人的な感覚ではありますが、かなりの精神的エネルギーが必要です。
「トイレ」や「デイサービス」カテゴリーなど馴染みのテーマでも気持ちを入れこまないと書けません。
「山登り」カテゴリーは楽しい気持ちで書ける分野だったんですが、だんだんと書くのに気が重くなるようになって来たのは確かです。

そんなこんなで、これから書くブログは2ヶ月以上以前9月19日の山登りの記録です。
写真選びや花の名前を調べたり、書く前に準備時間が必要なのは当然なのですが、上記のことなどもあって遅れてしまいました。

夏のいちばん暑いころは沢歩きをしていましたから、山歩きは2ヶ月ぶりです。
さっちゃんの山歩き体力は落ちているでしょうから、登高距離を押さえたコースを選びました。
万が一のことも考えて、ケーブルカーのある御岳山周辺のコースを選びました。


▲御嶽駅から多摩川へ降りて、御岳渓谷沿いの遊歩道を上流へ歩きます。このあたりはカヌー競技の練習場としても有名ですから、平日でも急流にチャレンジしている人がいました。

途中の橋を渡って、御嶽神社方面へ向かいいます。


▲御岳渓谷から上の道路へ上がると、御嶽神社への入り口となる鳥居が見えます。この鳥居をくぐって道路を登って行きました。

バス道路へ入り、広々とした駐車場があったので、さっちゃんに「おしっこする?」と尋ねます。
「する」との返事なので、観光用駐車場の奥へ連れて行きますが、だんだん漏れてしまいそうな雰囲気に。
僕がズボンとパンツを下ろそうとすると、何故か嫌がって抵抗します。
何とか脱がせて、腰を下ろさせようとすると益々抵抗します。
結果は明らかですよね、パンツもズボンもかなり濡れてしまいました。
その後も、トレペで拭かせてくれません。
それでも、何とか少しは力ずくで拭いてあげました。

多分、その力ずくが逆効果だったのでしょうけれど、僕がさっちゃんに近づこうとすると離れて行きます。
下ろしていた自分のザックも背負わないまま、ここの広くて、1台も駐車してない駐車場の奥へ歩いて行くんです。
広い駐車場の端には一軒の家が建っていて、その家の裏、山側へ進んで行きます。
僕も付いて行くしかありません。
さっちゃんは駐車場の端から藪へ突入して行っちゃいました。
でも、その藪は枯れた笹竹メインでしたから、さっちゃんの力では前進できない厄介な代物。
僕はさっちゃんの手を引っ張って「ここは無理だよ。あっちから行こ!」と説得を試みますが、
さっちゃんは僕の手を振りほどきながら、大きな叫び声をあげるんです。

そこは駐車場の端の家の裏でしたから、さっちゃんの叫び声に気付いてその家の女性が窓を開けてこちらを見ています。
僕がハイキングに来たこと、さっちゃんが認知症なこと、この藪を進もうとしてることなど、事情を説明。
その女性(さっちゃんと同年配くらいでしょうか?)が「そこは無理よ。行けないわ。こちらへ回って、道路へ行かないと」
そう、さっちゃんに言うと、さっちゃんは素直に道路の方へ歩みを進めました。

道路へ出ると、玄関からその女性も出て来てくださって、「しばらく一緒に歩きましょうね」と、さっちゃんと歩いてくれました。
まだ僕には腹を立てていますから、本当に助かります。
この時点で僕は今日の計画を全面的に変更しました。
当初の予定では、すぐ先で左に分かれ、その林道の奥から一般登山道ではない尾根を登るつもりだったんです。
ただ、さっちゃんがこういう状態では歩いたこともなく情報もない未知の尾根は無理でしょう。
ケーブルカーを使って、まずは標高を稼ぐことにしました。


▲さっちゃんが振り返って見送っている女性が、この親切な女性です。この橋までさっちゃんと一緒に歩いてくださいました。最後にお願いして、さっちゃんのパンツを上げてもらったり、ズボンのチャックを閉めてもらったりしました。僕にはさせてくれなかったからです。「あら、濡れてるわね」とパンツを上げながら、おっしゃってましたね。

この方がいてくださらなかったなら、この日の山行はどうなっていたでしょう?
本当に親切で思いやりのある方でした。
ここを通る機会があれば、必ずお礼に伺おうと思っていますが、まだそのチャンスは来ていませんね。


▲ケーブルカーを使って登って来ました。さっちゃんが右膝の骨折をした後のリハビリ山行では何度も下りで使ったことがありましたが、登りで使ったのは初めてかもしれません。


▲後ろの藤棚の下で遅い朝食にして、いよいよこれから山歩きです。大塚山を経て古里駅へ下るコース。さっちゃんは先ほどまでの僕に対する怒りのようなものは消えてなくなっているようですね。普段のさっちゃんに戻っています。


▲この日は御嶽神社には寄らず、反対側の山道を進みます。ケーブルカーを使用しましたから、これからはほぼ下りの道。ときおり登りもありますが、ほんの僅かです。


▲大塚山で休憩タイム。このテーブルの左手前の大塚山山頂を経て古里駅へ下山するのです。

休憩後、さっちゃんは突然なぜだかへそを曲げてしまいました。
大塚山山頂とは逆の、ここまで来た道を戻って行ってしまいます。
さっちゃんが置きっぱなしにしたさっちゃんのザックも持って、僕は追いかけました。
「さっちゃ~ん! そっちは違うよ、逆だよ!」と叫びながら追いかけても、さっちゃんは止まりません。
追いついて、肩を掴んでも振り払われてしまいます。
あまり強引に止めるわけにもいきいませんから、どうなることやらと思いながら付いて行くしかありません。
すると、山道の分岐点が出て来ました。
まっすぐ行くと、たった今歩いてきた道なんですが、さっちゃんはどうしてだか、左の山道を戻るように進んで行きました。
どうやらその左の道は大塚山の巻き道で、古里駅への登山道でもあるようでした。
ほっ。
ザックも背負ってくれました。


▲大塚山を巻いている最中ですね。


▲だいぶん降りて来ましたね。広葉樹林の中で休憩。ここで何か事件があったか否かは忘れましたね。


ヤマジノホトトギス。庭で咲いている園芸品種のホトトギスと違って、1輪、せいぜい2輪しか咲きませんから、本当に愛おしいですよね。


アキギリ。


▲里まで降りて来て、さっちゃんにもやっと笑顔が出ました。


▲古里駅のホームです。いろいろありましたけれど、楽しかったなあ、そんな表情をしてくれています。

休憩も含めて6時間ほどの山行でしたけれど、様々な大変な課題を感じました。
さっちゃんの体力が落ちてくるのは年齢的にも仕方のないことでしょうけれど、
山へ登る意欲というか、山登りが自分は好きなんだという気持ち
最近のさっちゃんは忘れてしまっているような気がして、とても心配です。
「今度山へ行くけど、さっちゃんも行く?」と聞くと、必ず「行くよ」みたいな返事が返って来てたのですが、
明瞭な返事がないことも増えてきました。
じゃあと、「山へは行かないで家に居ようか?」と問うと、「それでもいいよ」みたいな返事だったりするのです。
山へ来てしまえば楽しそうなんですが、朝、家を出る際には、これから山へ行くんだという楽しい気持ちはないようですね。
ですから、家を出るまで、家を出てから駅へ着くまでが大変になって来ています。
途中で「帰ろう」と言い出したりしますからね。
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さっちゃん、初めて山歩きをドタキャンしました!

2019-09-14 23:39:17 | 山登り
熊本から帰って来てまだ一度も山へ入っていません。
この気候にも原因があるのでしょうけれど、気持ちが乗らないのが一番の理由でしょう。
その気持ちも、さっちゃんのではなくて僕の気持ちですよね。

ここのところ関東地方は秋の気配が濃くなってきて、過ごしやすくなりました。
それもあって、今日は奥多摩へ山歩きに行く予定でした。
山行計画書を作成し、下山連絡を受けてくれる山仲間を決めて、報告します。
さっちゃんが寝てから、夜中にさっちゃんと僕のザックを準備します。
さっちゃんのザックの中身は雨具とヘッドライトとトレぺくらい。
僕はフォーストビバーク用のツエルト、バーナーやら20mロープやらも持ちます。

普段奥多摩へ行く時刻より30分以上遅い電車にしました。
僕は6時に起床、しばらくしてからさっちゃんを起こします。
いつもなら声をかけたらすぐに起きて、山の服装を着せることが出来るんです。
でも、今日はちょっと眠そうだし、面倒くさそう。

山用Tシャツを着せることは出来たのですが、寝巻のズボンを脱がそうとすると、
抵抗して、再び布団の中に戻ってしまいました。

「今日は山へ行くって言ったでしょ。起きようよ。行くよ」
そう言っても、いい反応は示しません。
さっちゃんが起き上がりそうにないので、
「じゃあ、僕一人で行ってくるよ。さっちゃんは留守番ね」
そう言っても、動く気配はありません。

「じゃあ、さっちゃんは山へは行かないのね?」そう聞くと、
「行かない」のような返事が。
「奥多摩の山へは行きたくないんだね?」重ねて聞くと、
「行きたくない」のような返事。

実際に、さっちゃんに留守番させて僕だけ山へ行っても、また先日のような騒ぎになるだけです。
とうとう僕は諦めました。

それから2時間くらいが経って、遅い出発でも少し歩けるだけでもいいかなと思い、
寝ているさっちゃんにもう一度聞きました。
でも、やっぱり答えは「行かない」。

さっちゃんは一体どうしたんでしょう?
自分が山が好きだということを忘れてしまったんでしょうか?
早めにもう一度山の計画を立てて、実行し、さっちゃんに山の楽しさを思い出させないと駄目でしょうね。
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一ヶ月半ぶりにさっちゃんと奥多摩を歩きました。楽な不老林道のはずでしたが・・・・

2019-07-30 14:07:47 | 山登り
先週の木曜日、本当に久し振りに山を歩いて来ました。
今年の梅雨は実に梅雨らしい梅雨で、山の計画を立て辛い日々でした。
梅雨の合間を見て、何とか山へ行こうとした日に限って、
僕が疲れ切っていたり、右足首が痛かったりして駄目でした。

このブログもなるべく早く書こうとしていたのですが、
さっちゃんがなかなか僕を自由にしてくれず、書く時間が取れませんでした。

まあ、そんなことはともかく、一ヶ月半ぶりの山歩きですから、山慣れした体は失われているはず。
楽なコ-スを選びます。
標高差が小さく、急登がなくて歩きやすく、日陰の多いコースです。
そんな条件の中ですぐに思いついたのが不老林道。
前回予定通り歩けませんでしたから、気になっているルートもあったりします。
不老林道周辺で気になっているルートの中で、まずは一番楽そうなコースを歩くことにしました。
ほとんどが林道歩きで、山道はほんの少しだけ。


▲日陰の多いコースだとはいえ、奥多摩駅からの歩き始めは日差しは強烈! さっちゃんは相変わらずブツブツブツブツ、何やら文句を言います。調子が悪そうですし、もう帰りたがっています。僕は「もうじき涼しい日陰に入るから」と、なだめすかします。さっちゃんは自分が山好きだということすら忘れてしまってるようです。


ヤマユリの花。この時季、山の花は少ないですね。この日、目立って目についた花はこれだけでした。さっちゃんは写真を撮っている僕に「なに時間かけてんの!」ってな感じで、僕を怒って急かせます。


▲まっすぐ進むのが石尾根登山道。東京都の最高峰・雲取山まで続いています。今日僕たちが進むのはのコース。ここから不老林道がスタートします。

不老林道は前回の間違いを確認しつつ歩きました。
2回目ともなると、何故この前は間違えたんだろうと、不思議な気持ちになりますよね。
東西に延びる石尾根の北側にある林道ですから、ほとんどが日陰の林道です。

平日ですから、途中で植林の伐採作業をしている作業員の方々もいます。
林道終点近くでは森林研究をされている研究者さんなんでしょうか、二人が何かを植えていました。
「林道はすぐそこで終わってますよ」と教えてくれたので、
「はい、知ってます。そこから尾根を少し登って、T字路からは左へ向かって、また林道へ降ります」
そう答えました。
前回間違えた経験がありますから、安心してもらうことが出来ますね。


林道終点には先ほどの研究者の車でしょう。停車していました。車のすぐ前の山道を左へ登っていきます。


▲一ヶ月半前に歩いた山道ですから、安心して進みます。綺麗な広葉樹林の中を登っていきます。


▲T字路で左へ曲がり、少~し登り気味に山腹を進みます。クルミの実がたくさん落ちていました。もうこの時期に落ちてしまってもいいのかどうか、僕は知りません。ドングリにしろ、山の動物にとっての食料となる果実が熟さずに落果すると、一大事なんですよね。

前回は右へ、分かりにくい山道を登った地点へ到着しました。
今回は左へ、分かりやすいジグザグの山道を下っていきます。


▲再び不老林道へ戻って来ました。山道を歩いていた時間はたったの35分間でした。


▲来た道と同じ道を帰ります。僕は不老林道周辺の他の山道の入口を観察しながら、また来て歩いてみようかな、などと調べます。予報通り、途中で夕立となり、持ってきた雨傘を差しながら歩きました。こんな暑い日ですから、雨合羽を着ると汗を掻いて、ますます暑いどころか、汗でビショビショになってしまいます。さっちゃんはどうしたのか、傘を差すのが嫌みたいで、小雨になるとすぐに畳もうとします。僕が「濡れちゃうよ。まだ差してな」と言います。そんな遣り取りが数回あって、雨も止んでしまいました。


▲さっちゃんの後ろ姿です。体が右に傾いています。一ヶ月半ぶりの山歩きですから、易しいコースを選んだもののやっぱりさっちゃんの肉体にはハードだったようですね。さっちゃんは疲労が腰に来ます。腰がかなり痛くなるようです。さっちゃんのザックも僕が背負っています。さっちゃんは僕と手をつないで歩きたがります。なのに、ときおり手をつなぐのを嫌がって振りほどきます。

途中、一台の車が僕たちの後ろからゆっくりと付いてきました。
なんなんだろう? と思っていると、僕たちの横で停まります。
「乗りますか? どこへでも行くよ」と、優しそうなおじさんが言ってくれます。
僕はさっちゃんのために乗った方がいいのかな? とは思ったのですが、
「もう駅まですぐなので大丈夫です。有難うございます」と。
車が行ってしまった後で、さっちゃんに酷く怒られました。
さっちゃんは乗りたかったようです。
確かに、腰が痛くて辛そうですもんね。
まあ、断ってしまったもんは仕方ありません。

すぐ近くとはいえ、さっちゃんにとってはそれなりの距離を歩きました。
天益は今日も閉まって、否、開いていたんですが、電気も点いていなくて、人の気配もない。
さっちゃんも腰が辛そうですから、そのまま帰ることにしました。

まだ暑さが残る夕方、帰宅し、急いでシャワーを浴び、冷凍しておいたおかずを温め直します。
さっちゃんも山は楽しく歩けたようですが、腰の痛さもあったりして、ちょっとだけ不機嫌です。

翌日はデイサービスの日。
僕も少し悩みましたが、行けば気分も変わるはずと、行ってもらいます。
スタッフさんには腰のことも伝えました。
結局、マシンでの運動は出来なかったようですね。
さっちゃんも「帰りたい」ともらし、不安な表情だったそうです。
スタッフさんたちが長い時間、さっちゃんとお話しをしてくださったようで、
さっちゃんもたくさん喋って、笑顔も戻って来たそうです。

腰の痛みは土曜日には引きました。
実は僕も少しだけ腰が痛くなってましたね。
一ヶ月半のブランクは体をかなりヤワにするんですね。
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今月からは木曜日にも山を登れます。で、さっそく奥多摩へ!

2019-06-17 23:46:26 | 山登り
さっちゃんのデイサービスが火金に変更されましたから、6月からは木曜日が空きます。
第一木曜日は失語症の集まりがあって無理ですから、
先週の木曜日、初めての山登り。
やっと今日、書くことが出来ました。
他にもいろいろ書きたいことがあったんですが、書く時間が取れません!

もうすぐ夏至ですし(5月から真夏のような日がありましたけど)、山歩きは暑い!
昔なら、夏はさっちゃんと沢登りだったんですが今は無理。
標高がそれなりの尾根歩きも日帰りでは困難です。
ですから、少しでも暑さをしのげそうなコースを選ぶのにひと苦労!
それで選んだのが不老林道です。
石尾根下部の北斜面にある不老林道。
南や東斜面にある林道に比べると日陰が多いはず。
それにこの林道は訳あって気になっていた林道なんです。
まだ一歩も足を踏み入れたことがありませんし。


▲奥多摩駅から通常の石尾根コースを進みます。途中、不老林道との分岐点がありますから、そちらへ。地図写真の青い矢印コースが予定していたコースです。不老林道を半分くらい歩いて、左にあるはずの山道を登って、石尾根の一般登山道に出るコースです。


▲狙い通り、緑陰の林道が続きました。

地図は見ながら林道を歩いたんですが、いい加減だったんですね。
結果的には林道を倍くらい歩いてしまって、林道終点まで来ちゃいました!
実際は赤い矢印のコースを歩いたんです。
不老林道と十二天尾根の交わる箇所が林道終点でした。
林道の方角も気にしながら歩いたんですけどね。
さっちゃんのペースも良かったんで、それほど長く歩いた気がしなかったんですよね。

結局、現在位置不明のまま、林道終点(だとも思ってなかったんですが)から十二天尾根へ。
もちろん、十二天尾根だとも分かっていません。
そこがどこだったかに関わらず、南へ辿れば石尾根登山道へ出ることだけは確実ですから。


▲十二天尾根で咲いていた可憐な花。タツナミソウの仲間のようです。

このあたりは東京農業大学の演習林になっていますから、それなりに歩かれているようです。


▲こんな山道が十二天尾根にはありました。ただ、この写真のあたりで尾根沿いの山道は見つからなくなり、左上するなだらかな山道を辿りました。

そんな山道を歩きつなげながら、
最後の少しだけは道のない急斜面を強引に登りましたけれど、見通尾根に出ました。


▲見通尾根直前の山道のない急登を強引に登ります。さっちゃんにはちょっときついところですね。でも、頑張ってました。

見通尾根には出来立てほやほやの林道がありました。


▲これがその林道。おそらく不老林道と別れる箇所からなんでしょうが、カーブ番号がふられてました。僕たちは「A14」に出たんですが、「A31」までは確認されました。最上部の工事中の部分にはカーブ番号が付いていませんでしたね。

見通尾根をジグザグに登り続ける林道です。
標高差350mほどの尾根筋に30数個ものカーブで刻まれています。
尾根の土砂が流失しないか心配になっちゃいますよね。
大丈夫なんでしょうか?

その時点でも、自分がどこにいるのだかよく分かっていませんでした。
ただ、とりあえずはこの林道を登れば何とかなりそう、との安心感が。


▲すると、林道工事中の箇所が。ショベルカー、小振りなダンプ、軽乗用車が見えます。一人で仕事をしている人の姿も。挨拶をして通り抜けました。しばらくすると、今度はこの写真の工事現場に。ひと言ふた言、言葉を交わします。なんと! ここが石尾根の登山道でした。写真中央に登山標識が見えます。

さっちゃんもまだ疲れた様子もなく、元気です。
ここからは登山道を下るだけですから、もう安心。

さっちゃんもちゃんとした山を歩くのは赤湯温泉以来、一ヶ月ぶりくらいでした。
ですから、短くて、標高差もあまりないコースを計画してたのですが、
結果的にはそれなりのコースになってしまいました。
思いのほか、さっちゃんは歩けますね!

ところで、今回も山でのおトイレ事情。
さっちゃんは今回3回小用を足しました。
さらに1回はパンツまで脱いだんですが、用足しではありませんでした。
最近ますます、家の中や街中でも同様ですが、用足しの意思表示が分かりにくくなってきています。
なんかちょっと心に引っ掛かる言葉を発したら、
とりあえずは用足しの意思表示かもと思うことにしています。

今回の反省点。
トレペが途中で足らなさそうになったこと。
もう1回小用があったり、大が万が一あったりしたら、悲惨なことになっていました。
反省しきり!

予定通り歩けなかったこと、そんなことはよくあること。
間違えていても、危険性はほとんどないことや、南に登れば登山道があることは確実でしたから。
本当に不安なら、不老林道をそのまま戻っていますしね。
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