さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

K子さんがI老健での面会に初めて来てくれました

2023-11-26 21:56:34 | 面会

11月7日(火)にさっちゃんと面会しました。

11月14日(火)にも面会の予約を入れていたのですが、急用のためキャンセルせざるを得ませんでした。

そして、2週間ぶりの11月21日(火)、K子さんも来てくれて二人で面会に臨みました。

 

その前からその後にかけて、様々多忙な日々が続き、ブログに書き残すことも出来ませんでした。

多忙なことのひとつは岩登りトレーニングなんですが、高齢の僕に声を掛けてくださる方が幾人かいて、たまたまここのところそれが重なったのです。

19日(日)日和田、20日(月)天覧山、22日(水)天覧山、23日(祝)日和田、といった具合です。

もうひとつの多忙理由は別途ブログに書くことになると思います。

 

さてさて、21日の面会の様子です。

僕が自転車でI老健に着くと、K子さんがすでに到着して、玄関ロビーにいました。

車で来るんだろうなと思っていたのですが、電車とバスで来たようです。

どのようにして来たのか、僕はよく分からないのですが、けっこう大変なんだと思います。

 

予約時刻になると、さっちゃんがベッドごと運ばれて来ました。

▲15:10。ガラス越しの面会です。通話機を使って、声はよく通るのですが、さっちゃんは会話が出来ません。一方通行で話しかけるだけです。それでも、さっちゃんが目を見開いてこちらを見続けてくれているだけで嬉しく感じられます。

 

この日、さっちゃんはひと言も声を発しませんでした。

前回は「あ~う~」と声は小さめでしたけれど、何か喋り続けてくれました。

でも、この日は。

後で聞くと、面会の直前にお風呂に入ったばかりなんだそうです。

それでちょっと疲れていたのかもしれませんね。

 

▲15:10。僕には、まだまださっちゃんの眼に力が宿っているような気がします。何を感じ、何を想っているのか、その万分の一でも知りたいと思うのですが・・・・

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老健へ再入所して初めての面会でした

2023-11-08 17:56:13 | 面会

10月27日(金)にI老健へ再入所したさっちゃんです。

昨日、11日ぶりに会って来ました。

 

▲15:09。I老健での面会は窓越しです。手前は玄関ロビーで、椅子が2脚置いてあります。窓の向こう、写真では長机が置いてある場所に、さっちゃんのベッドが入ります。インフルエンザやコロナの感染状況が収まると、直接会えるようになるのですけれどね。

 

▲15:17。さっちゃんが来ました。頭を撫でてあげたり、手を握ったり出来ないのは寂しいですけれど、やっぱり面会はいいですね。さっちゃんは終始こちらへ視線を向け続けてくれます。そして、何やら喋ってくれます。声は小さくて回数も少ないですけれど。

 

▲15:17。窓越しなので、電話のような通話装置を介して話をします。さっちゃん側のはさっちゃんの顔の前にセットされています。さっちゃんの小さな吐息くらいの声も拾ってくれます。

 

面会の後に、S田さんとの面談がありました。

30分間程度です。

さっちゃんの体調について、血圧、体温、排便、排尿、栄養補給等について報告がありました。

再入所した翌日に体温が少し高くなったみたいですね。

移動もありましたし、環境も変わったので、疲れたのでしょうね。

相変わらず便秘が続いていることも含めて、通常の体調が保たれているようです。

再入所時には車椅子に乗って(もちろんリクライニングでほぼ横たわってですが)、外気に当たってもらおうと考えてくれていました。

でも、身体の拘縮が強くて、安定的に車椅子に乗ってもらうことが難しいので、しばらくは控えることにしたんだそうです。

もっとリラックスして車椅子に乗れるようにならないと、滑り落ちてしまいそうになるのだとか。

また、理由は聞かなかったのですが、入浴も出来ないでいるようです。

代わりに清拭をしているようですね。

お湯に浸かって、心身共に癒されるような状況になってくれればいいのですけれどね。

 

現状では月に2回の面会なんですが、空きに余裕があれば週1回でもいいようです。

と言う訳で、来週の面会予約も入れておきました。

 

さて、翌日の今日の我が家の光景です。

▲9:48。昨日、洗濯したのを渡して、新たな洗濯物を受け取りました。今日はそれを洗濯してベランダに干しました。こんな些細なことですが、さっちゃんの寝巻きに関わるだけで、さっちゃんと一緒に暮らしている感じが千分の一や万分の一、ほんの僅かでも感じられて嬉しいです。

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面会予定が急に決まりましたから、僕ひとりで面会に行って来ました

2023-10-21 21:35:55 | 面会

10月の前半は僕の左足大腿部のことでバタバタしていましたから、面会に行くことが出来ませんでした。

少し遅れましたが、19日の木曜日面会が出来るようになりました。

時間もこれまでよりは遅い16時からです。

それも前日に決まりましたから、僕ひとりでの面会になりました。

 

▲15:59。自身の贔屓目かもしれませんが、さっちゃんは目を大きく見開いて僕を見てくれます。僕と会っていない時のことは知らないのですが、「あ~う~」と僕に喋りかけてくれている気がします。

 

僕はさっちゃんの左手を持って、指で擦り続けます。

そして、「さっちゃ~ん、さっちゃ~ん」と呼び続けます。

「元気にしてた~ぁ? 僕のこと覚えてる~ぅ?」など、様々喋りかけます。

さっちゃんのに僕のをくっつけたりします。

本当はキスをしたり、抱きしめたりしたいのですが、さすがにそこまでは出来ません。

僕の顔をさっちゃんに急接近させると、さっちゃんはびっくりしたような声をたてることもあります。

怖く感じたのか、目を瞑ることもあります。

あまり驚かさないように、ゆっくりと僕の顔を近づけることにしました。

 

▲16:00。この日はこれまでで一番遅い時間帯の面会でした。そのせいでしょうが、さっちゃんは夕食中でした。胃瘻を通じての栄養補給が行なわれている最中でした。

 

20分間くらいの短い面会時間です。

その時間はすぐに経過してしまいます。

さっちゃんは面会の時に何を感じているのでしょうね?

 

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K子さんが面会に来てくれました

2023-10-08 14:12:09 | 面会

9月29日の金曜日、15時30分からさっちゃんとの面会に行って来ました。

妹のK子さんも来てくださいました。

その後、連日の用事が重なって、ブログへの記録が遅れてしまいました。

1週間以上たって、やっとその時のことを書いています。

 

▲15:39。さっちゃんの体はほんの少し手前が低く傾いているのですが、視線はしっかりとK子さんの方に向いています。何か言いたげなのは感じるのですが、一体何を言おうとしているのかは全く不明です。千分の一でもいいので、何かが通ずればと思うのですが。

 

いつものPT(理学療法士)さんが来て、月に1度のリハビリテーション実施計画書の説明をしてくれました。

さっちゃんに対して行なっていることは基本的には変わりません。

端坐位もほんの2、3分しか出来ないようですね。

それ以上すると苦しいのか、何かしら嫌な意思を訴えるそうです。

130度ほどに曲がったままの右膝も少し伸ばそうとすると、やっぱり痛がるようですね。

ベッドを15度とか20度くらいでしょうか、ほんの少し起こしたりするそうですが、それも時間が長くなると何かしら嫌だと訴えるそうです。

痛みや不快感などは嫌だと言うことを訴えられるようです。

体重が25.1kgになっていました。

最近は22kg前後だったと思うので、増えてますね。

これは体調が安定しているからなのでしょうか?

悪いことではないのだと思います。

PTさんとは他にもいろいろと話しました。

すると、どうやら15分間面会時間が終了したみたいです。

 

僕は慌ててもう一度最後にさっちゃんの顔を見に行って、「また来るからね」と喋りかけます。

すると、さっちゃんは僕に何やら喋りかけるような感じで「あ~う~」と言います。

まるで僕ともっと喋りたいような、別れを惜しむような、そんなさっちゃんの気持ちを感じさせてくれるような一瞬でした。

誤解でも妄想でもいいのです。

そんな風に感じられ、空想できることがあると、嬉しく幸せな想いに満たされます。

 

その後、PTさんとこんな件について話しました。

面会時間中にリハビリテーション実施計画書の説明等を行なうのは面会時間が奪われるようなものです。

今後は面会時間以外で説明の時間を持つようにして欲しいと、希望しました。

それは理解してもらえました。

今後は面会時間の前に説明等の時間を設けましょう、ということになりました。

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久し振りに僕ひとりで面会して来ました

2023-09-16 15:54:44 | 面会

昨日、9月15日の午後3時半にさっちゃんとの面会に行って来ました。

今回はさっちゃんの妹さん、弟さん、皆さんご都合がつかずに僕ひとりでの面会でした。

面会前にナースステーションでインフルエンザワクチン接種の同意書にサイン。

コロナワクチン接種券のこともついでに尋ねてみましたが、どうやらこの病院には届いていないみたいですね。

I老健に届いていれば、必ずこのT病院に連絡が入るでしょうから、恐らくはどこにも届いていないのだと思います。

もし、接種しなければならない状況になれば、市役所へ問い合わせることになるかもしれませんと、おっしゃっていましたね。

コロナワクチンは副作用がきついので、可哀想な気もしますし・・・・

どうしたものでしょう?

僕はと言えば、7回目の接種券が届いています。

 

そんなこんなのサインや話が終わり、いつもの面会場所へ向かいました。

すでにさっちゃんのベッドが運ばれていました。

久し振りの僕ひとりでの面会ですから、ちゃんと目を開けて見てくれるだろうか、心配していました。

さっちゃんにとっては新しい記憶である僕のことは忘れられているのかもしれません。

子供時代からの古い記憶の兄弟姉妹のことは強く深く残っているようです。

これまでも妹さんや弟さんを見つめる眼には力が籠っていたような気がします。

「あ~う~」と話しかける声にも、何かを訴えているような想いが含まれている気がしました。

僕が一人で来て、ずっと目をつむりっ放しだったらどうしよう?

何も喋ろうとしなかったらどうしよう?

そんな心配を抱えながら、さっちゃんの前に姿を現わしたのです。

 

▲15:42。そんな心配は杞憂でした。さっちゃんはずっと目を開けていてくれました。時々、「あ~う~」と何やら話しかけてくれました。僕も嬉しくていろいろと喋りました。

 

僕自身の単なる思い込みなのかもしれませんが、思い込み出来るだけで幸せな気分です。

さっちゃんは僕のことを覚えていてくれている、何やら話したいとも思ってくれている。

それが誤解や錯覚だったとしても、人はそれで幸せになれます。

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今回もN子さんが来てくれました

2023-09-01 13:25:27 | 面会

今週の月曜日、さっちゃんに面会して来ました。

とくに変わった様子はありませんでした。

特段記載することもなく、という理由もあったのかもしれませんが、僕自身の用事やら疲労感やらで、今日まで面会の報告が後回しにされてしまいました。

順番(と言うものがあるのなら)で言えば、K子さんが来られるのかな、と思っていたのですが、用事があるようでした。

弟さんのT男さんも用事があって、前回に続いてN子さんが来てくださいました。

 

▲15:04。ベッドでデイルームに来た時は目を瞑っていたさっちゃんでしたが、来てくれたのがN子さんだと分かったからでしょうか、目を見開いて見つめています。小さな声で「あ~う~」と、何かを言いたいような感じも伝わって来ます。N子さんは今回もさっちゃんが好きなスヌーピーを持って来てくれています。

 

N子さんはさっちゃんの下肢を触り、撫ぜてくれます。

「足が冷たいわね~。とくに下の方が」と、N子さんは言います。

昔からさっちゃんの足の先は冷たかったのですが、脹脛の筋肉が無くなり、血流が滞っているでしょうから、なおさら冷たいのでしょうね。

さっちゃんは足を触られると、少し嫌なようで、ほんの少しですが顔がしかめっ面になります。

僕はさっちゃんの頭の位置にいて、上から覗きこむような感じで「さっちゃ~ん」と呼び続けます。

さっちゃんの頭を撫で、胸の前で交差させている右手を握り続けます。

 

8月27日の日曜日にはYYDの新人たちと南秋川の矢沢本流を沢歩きしてきました。

さっちゃんとも4回ほど行ったことのある沢です。

このブログのカテゴリー「沢歩き」の中にもその時の記録があります。

参考のために行く前に読み直したのですが、微笑ましくて嬉しくなってしまいますね。

この時さっちゃん78歳、じきに誕生日でしたから、ほとんど79歳でした。

認知症にならなかったら、今だってまだまだ沢歩き程度はしていたことでしょうね。

さっちゃんは体は小さいですけれど、強くて元気で、荷物だって体重の8割背負って剱岳へ行ったことだってあるんですよ。

自慢の妻なんです。

 

面会の15分間は実にあっけなく過ぎてしまいます。

僕は自転車で来れる距離ですから楽なんですけれど、たった15分間のためにわざわざ往復何時間もかけて来てくださるN子さんには感謝しかありません。

 

沢歩きしていた日曜日に病院から電話がありました。

山では電源を切っていますから、下山後気が付いたのですが、1度だけしか入っていなかったので、急用ではなさそうです。

でも、気になりますから、その後連絡をしたら、どうやらリハビリ担当の先生からだったようです。

8月中に書類にサインできなかったので、電話での確認になったようですね。

さっちゃんの様子に大きな変化はないそうです。

端坐位は続けているようですが、さっちゃんは嫌がるそうですね。

座る姿勢を取ること自体で、どこかがきつかったり痛かったりするのかもしれませんね。

折り曲げたままで固まっている右足も動かそう(伸ばそう?)とすると、嫌がって抵抗するそうですね。

やっぱり動かすと少し痛いのかもしれませんね。

右足は曲がったまま、両腕は胸の前で組んだままになっています。

拘縮なのでしょうから、少しは動かした方がいいに決まっているのですが、さっちゃんにその理屈は通じませんからね。

ただただ、平穏であって欲しいと願うばかりです。

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N子さんが面会に来てくれました

2023-08-10 22:52:32 | 面会

先日、相談員さんと話した時に、さっちゃんが帯状疱疹を患っていることを知りました。

少し面会を遅らせた方がいいのかなと思っていましたから、今日になってしまいました。

ベッドごとデイルームに運ばれてきたさっちゃんはこれまでと変わりない様子に見えます。

ちょっとホッとしますね。

さっちゃんは目をしっかりと見開いて、こちらを見つめているようです。

N子さんに何かを言いたいのでしょうか、もぞもぞと何やら喋っています。

でも、その声はか細くてほとんど聴き取れません。

N子さんはさっちゃんのすぐ下の妹さんで、年もいちばん近いですから、さっちゃんの中では最も記憶に残っているのかもしれません。

妹さん、弟さんの中ではさっちゃんの心が一番動いているように感じるのは僕の思い込みでしょうか?

 

▲15:41。さっちゃんはN子さんをしっかりと見つめています。N子さんはさっちゃんが大好きだったスヌーピーを持って来てくれました。本当はベッド脇のさっちゃんの目に留まる場所にぶら下げておきたかったのですが、それは出来ませんでした。

 

▲15:48。さっちゃんの頭の上からパチリ。今日のさっちゃんはずっと目を開けていてくれました。

 

看護師さんにさっちゃんの帯状疱疹のことを聞きたかったのですが、N子さんの帰りのバスがすぐ出るので、聞けませんでした。

見た感じ、大丈夫そうでしたから、心配はなさそうですね。

僕はさっちゃんの頭側にいて、さっちゃんの頭をずっと撫でていました。

さっちゃんは何を思い、何を感じ、何を考えながら、この療養病棟での日々を過ごしているのだろうと想像すると、哀しく辛くなりますね。

2週間に1度でなくて、毎日でも会えないものでしょうか?

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さっちゃんの弟、T男さんが面会に来てくれました

2023-07-20 15:37:04 | 面会

昨日、20日ぶりにさっちゃんの面会へ行って来ました。

今回はさっちゃんののT男さんが一緒です。

念のために1階待合室に30分前集合とはしているのですが、僕は15分前に到着。

病院の玄関を入ると、すぐそこにT男さんがいました。

電車等の連絡がうまくいって、予定の1時間前には着いていたんだそうです。

 

いつもの窓口に行って、「さっちゃんの夫ですが、3時から面会予約しています」と言うと、

「じゃあ、病棟へ行ってください」と言われました。

「手続きの用紙に記入しなくてもいいのですか?」と聞くと「4月から変更になったので」と言われました。

「先月もここでその用紙に記入したのになぁ」と内心思いましたけれど、どうでもいいことなので、そのままエレベーターの人に。

病棟のナースステーションで別の用紙に記入しました。

 

T男さんは5人兄弟姉妹の中では唯一の男性です。

さっちゃんにとっても強く印象付けられている弟さんだと思います。

さっちゃんの反応が楽しみでもありました。

 

▲15:04。さっちゃんはT男さんをしっかりと見つめています。見つめる目に力がこもっているような感じがします。きっと、弟のT男さんだと分かっている、僕にはそう感じられました。

 

でも、T男さんはシャイな方ですから、あまりさっちゃんに語り続けるようなことがありません。

妹さん達の方が喋りかけ続けるのは得意ですよね。

そのせいかどうかは分かりませんが、昨日のさっちゃんは全然言葉を発しませんでした。

今後を見てみないと分かりませんが、言葉を発する機能が衰えつつあるとしたら悲しいですね。

 

▲15:05。比較的多く、昨日は目を開けてくれました。目には意志の力がこもっているように見えるのは、僕の贔屓目でしょうか?

 

昨日はリハビリ担当の方からの月に1回の説明がありました。

前回、僕の方から端座位についてお願いをしました。

「可能なら車椅子への移乗が出来ればと思うので、端座位のトレーニングもしてもらえませんか」とお願いしたのです。

それで、端座位をしてみたんだそうです。

でも、数分もすると、足が黒ずんでくるのだそうですね。

血液が足の下方に溜まってしまうみたいなのです。

脹脛や太股の筋肉がほとんど無くなってしまいましたから、血液を体の上方へ運ぶことが困難になってしまっているようなんですね。

脚の筋肉が第2の心臓だと言われていることは知っていましたけれど、これほどまでに大きな影響があるのですね。

 

体を起こすと低血圧の心配も生ずるのは理解できます。

ですから、胃瘻での経管栄養補給の際はどの程度体を起こしているのかも聞いてみました。

リハビリ担当の方ですから、詳細には知らないのかもしれませんが、「10~20度程度起こしているんだと思います」とのこと。

日常的に上体をさほど起こすことがないと、端座位も辛いのかもしれませんね。

 

今回の書類の中では、さっちゃんの最近の体重は21.9kgとなっていました。

1ヶ月前よりも0.3kg減りました。

脂肪や筋肉がなくなり、身体を形成しているあらゆる構成体も縮小していっているんでしょうね。

逆説的ですが、こんなさっちゃんを見るたびに、僕はさっちゃんの生命力の強さを感じます。

 

     *   *   *   *   *   *   *   *   *   *

 

2月のバレンタインデーに自宅へ戻って来たさっちゃんとは、2週間だけ自宅で一緒に過ごしました。

ショートステイ中に誤嚥による肺炎を発症し、入院。

それから、5ヶ月近くが経過しました。

2月の時と同じようには自宅介護できるようになるのだろうか? と不安感があります。

そのあたりの相談をそろそろ進めておかなければと考えたりしています。

 

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さっちゃんの末の妹さん、K子さんと一緒に面会しました

2023-06-29 23:22:47 | 面会

許されている面会は2週間に1度。

前回から2週間経過して、今月2度目の面会を今日してきました。

さっちゃんのいちばん下の妹さんのK子さんと二人で面会して来ました。

予約した2時になると、ベッドが運ばれて来ます。

パッと見ての最初の印象は「髪が短くなったな」というもの。

前回も短かくて散切り頭に感じましたけれど、今日はまるで坊主頭です。

ずっとベッドで寝ているので、髪なんて関係ないと言えばそうなんでしょうけれど、前髪だけはもう少し伸ばしておくとか、工夫は出来ないものでしょうか。

 

さっちゃんにとって自分の妹弟は特別な存在なんでしょうね。

K子さんに対しても、前回のN子さん同様、目の前の人が誰だかが分かっているような雰囲気でした。

目を見開くだけではなく、K子さんの方を見つめているのです。

さらに、何やら語り掛けてるような感じで言葉を発します。

さっちゃんは妹さんに対して何かを伝えたいのでしょうね。

僕の姿を目で追うようなことはありません。

僕の記憶はさっちゃんにとっては人生の中では新しい記憶なんでしょうね。

子供の時からの古い記憶にはかないません。

 

▲14:05。見ての通り、坊主頭でしょ。サッパリし過ぎですよね。

 

▲14:06。K子さんがさっちゃんの掌を擦ってくれます。さっちゃんはK子さんの方へ顔を向けます。

 

右足が曲がったままになってしまっていますが、布団をどけて見てみました。

90度に曲がっているとの話でしたが、もう130度近く曲がったままになっています。

20年以上前に、右膝の骨折をした際に、リハビリを頑張ったさっちゃんでしたが、130度までしか曲がるようになりませんでした。

ですから、これ以上は曲がらないのでしょうが、何故曲がったままに固定されてしまうのでしょう?

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さっちゃんの妹さんのN子さんと一緒に面会しました

2023-06-14 23:59:36 | 面会

5月25日(木)の前回の面会から3週間が経ってしまいました。

本当なら先週面会したかったのですが、6日に接種したワクチンの影響が意外と残って、今週まで延びてしまいました。

それと、東京在住のさっちゃんの妹さん2人から面会同行の希望がありましたから、さっちゃんのすぐ下の妹さんと2人で面会に出かけました。

面会回数は月に1回から2回に増えましたが、人数はたった2人まで、時間もたったの15分間だけです。

 

面会の予約時刻は3時でしたから、T病院1階の待合室で2時半ころ集合の約束でした。

雨でしたから、僕は歩きで病院へ。

ちょっと遅れて、2時40分過ぎに落ちあいました。

必要な手続きをして、予約時刻の前には病棟の階へ。

 

▲15:14。今日のさっちゃんはこれまでで一番目をしっかりと開けてくれました。それは妹のN子さんが来てくれたからだと思います。認知症ですから古い記憶の方がより残っているのでしょう。自分の妹だと、分かっていたのかもしれません。N子さんの方へ眼を向けて、しっかりと見つめているようでした。何やら話しかけようともしているみたいです。こんなさっちゃんの姿は長らく見たことがありませんでした。N子さんに来てもらって良かったと思います。今日はさっちゃんの左手もN子さんにずっと握っていてもらいました。

 

月に1回のリハビリテーション実施計画書へのサインをしました。

いつも驚いてしまうのですが、身長145cm、体重22.2kg、BMI10.6です。

PTさんと話しましたが、リハビリの回数を増やすことにしたそうです。

リハビリと言っても、いつもお腹の前で組んでいる両腕を動かす程度のようですが。

さっちゃんは何故だかその位置から両腕を動かそうとはしません。

胃瘻からの栄養補給の際、腕がとても邪魔になりますし、着替えの際も同様だろうと想像できます。

また、右膝が90度に曲げられたままになっているそうです。

これは以前は無かったことですが、そう言えば前回ころから足が曲がっていたように思います。

膝下にクッションなどを入れて、体位交換するケースがありますから、僕はそれかと思っていましたが、膝自体が固まってしまっているんですね。

 

▲15:01。さっちゃんはしっかりと目を見開いてくれていました。その目は何を見ているんだろう? そんな想いを懐くと心が泣きそうになってしまいます。

 

面会時間は非情にすぐ終了してしまいます。

まだ、雨が降り続いていました。

僕は近くの駅までN子さんを送り、帰宅しました。

さっちゃんにとっては今日は良い面会だったと思います。

僕にとってはちょっと寂しい面会でしたが。

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