今日、水曜日は言語リハビリの日。
5分ごとに鳴るアラームを4回止めてから僕は布団から出ました。
前日は疲労感もあって、ブログも書かず、いつもより早く床に就いたのに、布団から出るのがちょっときつかったですね。
そんなこともあって、朝食スタートが15分ほど遅れてしまいました。
さっちゃんはと言えば、こっちも眠たそう。
前夜はいつもより遅くまで起きていたからでしょうね。
まだ眠たいからなんでしょうか? ちょっと機嫌が悪そうです。
「触らぬ神に祟りなし」ですから、そんなさっちゃんには当らず触らず、逆らわないよに接します。
朝起きたら水分補給をして欲しいのですが、「要らない」との態度なので、それ以上は勧めません。
食事も食べそうならばスプーンで口元に運んであげるのですが、それもしません。
(最初のひと口を食べると、後は自分で食べ始めることが出来ます)
食べることも拒否している雰囲気に満ちています。
さっちゃんの目の前に並べられていても、まったく手を付けません。
僕が食べ終わったので、僕の食器と一緒にさっちゃんの食事もおろしました。
機嫌が普通以上の日ならば、トイレ等の幾つかの用事を手際よく済ませて、いつもの電車に間に合います。
でも、今朝のように機嫌が悪い日はひとつひとつに時間がかかってしまいます。
少しだけですが、急いでもらおうとするわけですから、なおさら反発するんです。
僕はすぐにいつもの電車を諦め、その20分くらい後の電車に乗るよう心を切り替えました。
そうすることで時間的余裕が気持ちの余裕になって来て、さっちゃんに対してものんびりと接することが出来ますしね。
これは成功だったと思います。
暑い中、駅への道を30分ほどかけて歩きました。
普段より更にゆっくり歩くので、無駄に体温を上げずに済みます。
駅でいつもの飲み物、のむヨーグルト220cc、を買いました。
まだ不機嫌が続いているようでしたから、すぐには飲んでくれませんでしたけれど、下車駅からはひと口ずつ飲んでくれるようになりました。
言語リハビリも最近のさっちゃんの状況の中ではよく出来た方ではないでしょうか?
先週から実物そっくりの果物等のサンプル模型を使ってリハビリしていますが、今日は先週よりは良かったと思います。
バナナのサンプルを手にしてから、「バナナ」と書かれたカードを見て、T田先生が「バナナ」と言います。
さっちゃんはすぐに「バナナ」とは言えないのですが、何やらさっちゃんなりに喋っている途中で「バナナ」との単語が混ざって来るんです。
しかも、明瞭な「バナナ」との発音ではなく、「バナナ」と聞き取れる音声なんです。
さらに、「バナナ※&」などと、「バナナ」それだけで独立した単語のようには登場しません。
でも、明らかに「バナナ」と発声したんです!
他にも、「リンゴ」、「ブドウ」、「イチゴ」、「ミカン」なども時間はかかりましたが、発声できました。
最後に「キュウリ」もあったんですが、これは出来ませんでしたね。
でも、久し振りの言語リハビリらしいリハビリでした。
その後も「ふじの山」を歌ったり、「第九」を聴いたりしました。
それからもさっちゃんは平穏に僕と二人で行動し、帰宅することが出来ました。
本当に暑い外出となりましたね。
毎度の総菜屋さんで買ったお弁当を二人で食べました。
さっちゃんにはお弁当の4分の1か5分の1を皿に盛ってあげます。
それでも、少しは残しますからね。
僕は録画していた科学番組を観終わると、布団に横になって新聞を読み始めました。
さっちゃんも布団に来ます。
新聞を読み終わっても、疲れている僕は布団の上。
さっちゃんは嬉しそうにしていて、僕の体をさすったりしてくれます。
さっちゃんが僕の横で座ったり寝たりを繰り返しますから、すぐには僕も寝なかったんですが、やがて眠りに落ちてしまいました。
目が覚めると、6時になっていました。
昨日も散歩に出たんですが、日没近くなると昨日からは少しは涼しく感じられるようになってきました。
さっちゃんに「散歩に行くよ!」と急かせ、外に出たのが6時15分。
10分もすれば陽も沈みますが、薄暮の時間も長いですから散歩には十分です。
多摩川土手には涼しい風も吹いていて、気持ちのいい散歩が出来ました。
夕方も暑苦しくて、散歩も出来ない日々が続いていましたから、散歩が出来るようになっただけでも嬉しいですね。
土手の所々で咲いている白いユリの花を「綺麗だね」とさっちゃんは言ってました。
水曜日の夕食は最近いつも手抜きです。
今晩も、昨日作ったお味噌汁、総菜屋さんで買ったアジの南蛮漬け100g(二人分)、冷奴。
さっちゃんには食べなかった朝食のおかずも付きます。
そして、ご飯にはふりかけも。
冷奴はいつもは(花かつお+しょうが+醤油)で食べるんですが、今日は(無糖ピーナッツバター+胡麻ドレッシング)でした。
ピーナッツバターをレンジでチンして、軟らかくなったところへ胡麻ドレッシングを混ぜ合わせるんです。
これならさっちゃんの1㎝立方のサイコロ状冷奴にものっかったままの状態が保てます。
珍しいことに、さっちゃんは全部きれいに食べてくれました。
ついでに薬も飲んでくれました。
その後、さっちゃんはすぐに就寝。
そんなさっちゃんを追っかけて、ウェットティッシュで手だけは拭きました。
いま夜中ですが、さっちゃんはぐっすりと眠っています。
一度も起き出して来ないので、寝巻きにも着替えさせることは出来ませんでしたが・・・・。
今日は朝のスタート時点ではどうなることかと思いましたけれど、一日が終わってみれば、穏やかな一日でした。
僕は大声を上げることもなく、仲良く、楽しい心持ちのままで終わりました。
本当に珍しい日ですよね。
こんな日ばかりならいいのですけれどね。
こうなった理由は何だったんでしょう?
幸運も大きく左右していたんだとは思いますけれど、やっぱり僕の態度だと思いますね。
今日のさっちゃんは僕を刺激するような言動がありませんでした。
それは幸運以上の何ものでもありません。
しかし、朝食に手を付けなかったさっちゃんに怒りの感情を向けなかったことや、急がせることを早々と止めたことなどが良かったのかもしれません。
さっちゃんにはどうすることも出来ないことでしょうしね。
朝食を食べなかったことについても、今から思えば、さっちゃんはお腹が空いていなかったんだと思います。
と言うのも、前日のさっちゃんは朝食、昼食(デイサービスで)、夕食ともよく食べましたから。
いつもの僕なら、「食べないって言うんなら、食べさせてなんかやるもんか!」ってな勢いで、
さっちゃんの目の前の皿を奪うようにして下げることぐらいはしますからね。
食べてくれないことが悲しくて、怒りも感じているわけですから。
今朝は不思議と悲しかったり怒ったりの感情は湧きませんでした。
次に同じことが起きたら、さっちゃんに僕の怒りをぶつけてしまうでしょうけれど、
「一歩前進、一歩後退」でも成果ゼロではありません。
一歩前進した時の世界が見えたわけですから、次に「一歩前進」し易くなるでしょう。
こうやって、僕も少しずつ成長していきたいと思っています。
5分ごとに鳴るアラームを4回止めてから僕は布団から出ました。
前日は疲労感もあって、ブログも書かず、いつもより早く床に就いたのに、布団から出るのがちょっときつかったですね。
そんなこともあって、朝食スタートが15分ほど遅れてしまいました。
さっちゃんはと言えば、こっちも眠たそう。
前夜はいつもより遅くまで起きていたからでしょうね。
まだ眠たいからなんでしょうか? ちょっと機嫌が悪そうです。
「触らぬ神に祟りなし」ですから、そんなさっちゃんには当らず触らず、逆らわないよに接します。
朝起きたら水分補給をして欲しいのですが、「要らない」との態度なので、それ以上は勧めません。
食事も食べそうならばスプーンで口元に運んであげるのですが、それもしません。
(最初のひと口を食べると、後は自分で食べ始めることが出来ます)
食べることも拒否している雰囲気に満ちています。
さっちゃんの目の前に並べられていても、まったく手を付けません。
僕が食べ終わったので、僕の食器と一緒にさっちゃんの食事もおろしました。
機嫌が普通以上の日ならば、トイレ等の幾つかの用事を手際よく済ませて、いつもの電車に間に合います。
でも、今朝のように機嫌が悪い日はひとつひとつに時間がかかってしまいます。
少しだけですが、急いでもらおうとするわけですから、なおさら反発するんです。
僕はすぐにいつもの電車を諦め、その20分くらい後の電車に乗るよう心を切り替えました。
そうすることで時間的余裕が気持ちの余裕になって来て、さっちゃんに対してものんびりと接することが出来ますしね。
これは成功だったと思います。
暑い中、駅への道を30分ほどかけて歩きました。
普段より更にゆっくり歩くので、無駄に体温を上げずに済みます。
駅でいつもの飲み物、のむヨーグルト220cc、を買いました。
まだ不機嫌が続いているようでしたから、すぐには飲んでくれませんでしたけれど、下車駅からはひと口ずつ飲んでくれるようになりました。
言語リハビリも最近のさっちゃんの状況の中ではよく出来た方ではないでしょうか?
先週から実物そっくりの果物等のサンプル模型を使ってリハビリしていますが、今日は先週よりは良かったと思います。
バナナのサンプルを手にしてから、「バナナ」と書かれたカードを見て、T田先生が「バナナ」と言います。
さっちゃんはすぐに「バナナ」とは言えないのですが、何やらさっちゃんなりに喋っている途中で「バナナ」との単語が混ざって来るんです。
しかも、明瞭な「バナナ」との発音ではなく、「バナナ」と聞き取れる音声なんです。
さらに、「バナナ※&」などと、「バナナ」それだけで独立した単語のようには登場しません。
でも、明らかに「バナナ」と発声したんです!
他にも、「リンゴ」、「ブドウ」、「イチゴ」、「ミカン」なども時間はかかりましたが、発声できました。
最後に「キュウリ」もあったんですが、これは出来ませんでしたね。
でも、久し振りの言語リハビリらしいリハビリでした。
その後も「ふじの山」を歌ったり、「第九」を聴いたりしました。
それからもさっちゃんは平穏に僕と二人で行動し、帰宅することが出来ました。
本当に暑い外出となりましたね。
毎度の総菜屋さんで買ったお弁当を二人で食べました。
さっちゃんにはお弁当の4分の1か5分の1を皿に盛ってあげます。
それでも、少しは残しますからね。
僕は録画していた科学番組を観終わると、布団に横になって新聞を読み始めました。
さっちゃんも布団に来ます。
新聞を読み終わっても、疲れている僕は布団の上。
さっちゃんは嬉しそうにしていて、僕の体をさすったりしてくれます。
さっちゃんが僕の横で座ったり寝たりを繰り返しますから、すぐには僕も寝なかったんですが、やがて眠りに落ちてしまいました。
目が覚めると、6時になっていました。
昨日も散歩に出たんですが、日没近くなると昨日からは少しは涼しく感じられるようになってきました。
さっちゃんに「散歩に行くよ!」と急かせ、外に出たのが6時15分。
10分もすれば陽も沈みますが、薄暮の時間も長いですから散歩には十分です。
多摩川土手には涼しい風も吹いていて、気持ちのいい散歩が出来ました。
夕方も暑苦しくて、散歩も出来ない日々が続いていましたから、散歩が出来るようになっただけでも嬉しいですね。
土手の所々で咲いている白いユリの花を「綺麗だね」とさっちゃんは言ってました。
水曜日の夕食は最近いつも手抜きです。
今晩も、昨日作ったお味噌汁、総菜屋さんで買ったアジの南蛮漬け100g(二人分)、冷奴。
さっちゃんには食べなかった朝食のおかずも付きます。
そして、ご飯にはふりかけも。
冷奴はいつもは(花かつお+しょうが+醤油)で食べるんですが、今日は(無糖ピーナッツバター+胡麻ドレッシング)でした。
ピーナッツバターをレンジでチンして、軟らかくなったところへ胡麻ドレッシングを混ぜ合わせるんです。
これならさっちゃんの1㎝立方のサイコロ状冷奴にものっかったままの状態が保てます。
珍しいことに、さっちゃんは全部きれいに食べてくれました。
ついでに薬も飲んでくれました。
その後、さっちゃんはすぐに就寝。
そんなさっちゃんを追っかけて、ウェットティッシュで手だけは拭きました。
いま夜中ですが、さっちゃんはぐっすりと眠っています。
一度も起き出して来ないので、寝巻きにも着替えさせることは出来ませんでしたが・・・・。
今日は朝のスタート時点ではどうなることかと思いましたけれど、一日が終わってみれば、穏やかな一日でした。
僕は大声を上げることもなく、仲良く、楽しい心持ちのままで終わりました。
本当に珍しい日ですよね。
こんな日ばかりならいいのですけれどね。
こうなった理由は何だったんでしょう?
幸運も大きく左右していたんだとは思いますけれど、やっぱり僕の態度だと思いますね。
今日のさっちゃんは僕を刺激するような言動がありませんでした。
それは幸運以上の何ものでもありません。
しかし、朝食に手を付けなかったさっちゃんに怒りの感情を向けなかったことや、急がせることを早々と止めたことなどが良かったのかもしれません。
さっちゃんにはどうすることも出来ないことでしょうしね。
朝食を食べなかったことについても、今から思えば、さっちゃんはお腹が空いていなかったんだと思います。
と言うのも、前日のさっちゃんは朝食、昼食(デイサービスで)、夕食ともよく食べましたから。
いつもの僕なら、「食べないって言うんなら、食べさせてなんかやるもんか!」ってな勢いで、
さっちゃんの目の前の皿を奪うようにして下げることぐらいはしますからね。
食べてくれないことが悲しくて、怒りも感じているわけですから。
今朝は不思議と悲しかったり怒ったりの感情は湧きませんでした。
次に同じことが起きたら、さっちゃんに僕の怒りをぶつけてしまうでしょうけれど、
「一歩前進、一歩後退」でも成果ゼロではありません。
一歩前進した時の世界が見えたわけですから、次に「一歩前進」し易くなるでしょう。
こうやって、僕も少しずつ成長していきたいと思っています。