さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

天覧山は中止にして、トイレ詰まりを解決しました

2020-11-25 23:55:38 | トイレ・排泄
昨日の朝、僕は6時半に起きて、トイレに入りました。
水を流すと、一昨日と同じでほとんど流れません。
原因となっていると思われるウェットティッシュが時間の経過で徐々に細かくなって来て、水が前日よりも流れるようになるのではと期待していたのですが。
さっちゃんは朝のおしっこが出ませんでしたから、トイレの詰まり問題は顕在化せず、さっちゃんは無事デイサービスに出かけました。

本来なら昨日は天覧山へ出かけるはずでしたが、トイレがこんな状況でほったらかしには出来るはずもありません。
9時になり、団地の相談センターのようなところへ電話しました。
契約している水道工事の会社を2ヶ所教えてもらいました。
さっそく電話をしてみますが、両社ともすぐには来てもらえそうにありません。
1社などは予約が詰まっているので、1週間先になります、ですって!
こんな時にすぐに来てくれないなんて、本当に役立たずだ!

もう1社の人からは、自分でやってみても案外うまく解決できますよ、と言われました。
スポイドという道具があるらしい。
学校の理科の実験で使うスポイドしか思い浮かびませんが・・・・
さっそく、ホームセンターまで自転車を飛ばし、ついでに近くのスーパーで買い物もして来ました。
買ってきたお弁当を食べて、いざ! トイレの詰まり解消へ!

スポイドというのは、小学生のころ竹で作った水鉄砲みたいなものでした。
ピストンを押したり引いたりして、先から水を吸い込んで、同じ穴から水を飛ばす。
それをトイレの水溜りの中で行なう訳です。
水溜りの穴に密着するようにゴムの半球状のものも先っちょには付いています。
商品名は『ラバーカップ 真空式』、謳い文句は「強力な押し上げ圧力で、配水管のつまりを一気に解消」とあります。
便器の水溜りの中で水鉄砲を発射するという訳ですね。

その結果はと言うと、惨憺たるものでした。
スポイドの圧力で、ますます押し固めてしまったみたいで、トイレの水がまったく流れなくなってしまいました。
さらに、吸い込むときに水が逆流しますから、その勢いで奥の方で行き場を失っていた便が戻って来てしまったんです。
便器の水が便の色に染まってしまいました。

バケツにその便色の水を汲み溜めて、再び水位を下げてやってみましたが、何の変化もありません。
再度水を流してみても、ただ溜まるだけで、流れる様子はありませんでした。
そればかりか、水鉄砲のようにピストンを上下させるわけですが、その隙間から便色の水が溢れ出て来て、自分の手に何度もかかってしまいました。

どれくらいの時間、悪戦苦闘していたのでしょうか?
僕はやっと悟りました。
これはプロに任せようと。
契約業者はすぐには来てくれませんから、ここは「水の救急隊」みたいなとこに頼むしかありません。
我が家の玄関の鉄扉には何十枚ものそんな会社の宣伝マグネットが貼ってあります。
その中から適当なところを選んで、電話してみました。
みんなこういった緊急事態で頼むんだろうから費用は相当かかるだろうな、2、3万は覚悟しておかなくちゃ、と思いました。

電話すると、感じのいい女性の方が受け付けてくださいました。
こちらの状況を告げ、「それでは2時半から3時半の間にはそちらにお伺いします」との返事をいただきました。
こんな時って、本当にほっとして、安心しますね。
3時15分に、2m近くありそうな大きな男の方が来られました。

状況を説明し、原因と思われるウェットティッシュを見せ、スポイドでの苦労を話しました。
すると、その大男さんは「ウェットティッシュが詰まっているとすると、相当の塊りになっていて、水流の圧力だけでは無理でしょう。
強力な薬剤を使って、時間をかけて融かす必要がありますね」
と言うんです。
「薬剤が高価なので、4万円ほどになりますが」
4万円はちょっと高いなぁ、と思いましたが、この際しかたありません。
でも、念のために「メインの大きなパイプまでの距離は短いと聞きましたが、そこへ向かって何かで押すことは出来ないんですか?」と聞くと、
「出来ないことはないんですが、それをするとパイプに傷を付けてしまい、結局は便器ごと替えた方がよくなってしまいます」ですって。

我が家のトイレには換気扇が付いていませんから、「薬剤を使いますから、トイレのドアは閉めさせてもらいますね」と。
3時27分から、戸を閉めて作業を始めたんです。
何となく、このような業界に疑いの目を向けている僕には、そんなこともちょっと奇妙に感じてしまいましたね。
そんな僕の気持ちとは逆に、仕事は丁寧で迅速でした。
(直接見たわけではありませんが・・・・)
しばらくすると、水が流れる音が何度か聞こえてきました。

3時50分、作業が終了し、トイレは以前の状態に戻っていました。
大男さんが言うには、ウェットティッシュの詰まり以上に、パイプ自体が狭くなっているのが原因のようです。
尿石と言うのだか、石化したものが付着してパイプを狭くしているんだそうです。
ですから、これからも気を付けなければならないようですね。
市販の薬剤も無くはないようなので、ちょっと探してみようと思います。

その後、領収書、見積書兼請求書を受け取り、大男さんがセンターに工事終了の電話報告しました。
その電話に僕も出ることになって、最初に名刺を受け取ったかとか、価格は提示されたかとか、いろいろ聞かれました。
消費税込みで4万4000円でしたけれど、この価格が適正なのか否かは僕には判断できません。
工事内容とだけ比べると当然高く思いますけれど、電話をして1時間で来てくれて直してくれたことの価値はこの価格でも納得できなくはないですよね。
大男さんが帰ったのは4時でした。

さっちゃんが帰宅したのは4時20分。
ギリギリでしたが、さっちゃんが帰る前にトイレ問題は解決!!!

あ~~あ、良かった!
コメント
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