昨年の11月から自分のペースで山を歩き始めました。
2021年はさっちゃんが山を歩けなくなっていましたから、僕も山へは行けませんでした。
それまでの2年間、僕はさっちゃんのペースで山を歩いていたわけです。
8ヶ月前から自分のペースで山を歩き始めても、最初は思うようにはまったく歩けませんでした。
標準コースタイムよりもずっと時間がかかるスピードでしか歩けなくなっていたのです。
自分自身の感覚的には、本来の1~2割くらいの山体力に低下していました。
それから努力を続け、今は5割くらいにまで山体力は復活したでしょうか?
高齢ゆえの体力低下は致し方ない部分もありますけれど、せめて本来の7割くらいまでには復活させたいと願っています。
小同心クラックの後、その疲労がなかなか抜けません。
『少し長い距離を歩く』シリーズは実践できそうにないと感じています。
ですから、2週連続で短い沢の遡行をすることになったのです。
K野さんにとっては登攀的な沢、僕にとっては短い沢ということで、7月10日(日)の石津窪が決まったわけです。
詳しくは『ザイルと焚火と焼酎と』を読んでみてください。
石津窪をK野さんのリードで遡行しました。僕は自分のリード能力を上げないと、と痛感しました
▲13:09。石津窪の大滝25m。K野さんがリードした後、SRさんがフォロウしています。
『ザイルと焚火と焼酎と』の中でも書きましたけれど、自分のクライミング能力低下にショックを受けています。
若い人たちの登攀能力の成長を期待するばかりに、自分の成長や維持を疎かにし過ぎました。
今後は成長中の人間のように、積極的にリードもしていきたいと思います。
後輩たちに遠慮して譲ってばかりいては、自分自身が成長できません。
と言うか、急速に衰えて行ってしまいます。
若者は何もしなくても成長することがありますが、高齢者は何もしないでいると確実に衰えて行くだけです。