昨日の12月13日(火)から僕の介護トレーニングが新しい段階に入りました。
いよいよ胃瘻を通じての栄養と水分補給をすることになったのです。
とは言え、初回ですから必要な器具等を見たり触ったり程度でトレーニングは終了。
器具同士の接続の仕方やストッパーの使い方や注入手順や器具の洗い方等々、全般にわたって大まかに教わりました。
でも、まだ器具名もきちんとは覚えていませんから、ブログでも自信を持っては書けません。
以前いただいた『PEG(胃ろう)ケアハンドブック』が家にありますから、それを精読したいと思います。
昨日は最後に胃瘻にセットしてみることまでさせてもらいました。
名称は正しくないかもしれませんが、胃瘻のボタンのキャップを外して、栄養等の注入口をボタンに嵌めるのです。
カチッと音がするまで嵌めるのですが、ボタン自体がさほど大きなものではないので、細かな手作業になります。
まだ、ボタンのどこを持てばいいのかよく分かりません。
変なところを持ったり、どこも持たなかったりでは、何かしら不具合や不都合が起きそうで、怖いですよね。
それに、さっちゃんはお腹の前に手を置く癖があって、しかも手を動かそうとすると抵抗するんです。
なので、手を少し動かしてもらって、手の間からボタンへの作業をしなければなりません。
あまりよく見えない状態で、自分の手のせいでも尚更ボタンが見えませんし、結局昨日は僕には出来ませんでした。
来週は実際にセットするまでのことを実践する予定だそうです。
教えてくださった看護師さん(多分)がおっしゃるには、さっちゃんは朝の10時と夕方4時ころに栄養補給しているそうです。
胃瘻造設前は1日に800kcal摂取していました。
胃瘻造設直後は400kcalになってしまいました。
手術が負担だったのか、胃瘻に体が慣れていなかったのか、以前と同様のカロリー数では吐いてしまったのだそうです。
しばらく400kcalの状態が続き、少し増やして600kcalになったところまでは報告を受けていました。
昨日、看護師さんに聞いてみました。
「今は1日に何キロカロリーなんですか?」と。
すると、思いもかけなかった返答が返って来ました。
「800から1000kcalくらいですよ」
だいぶん栄養を摂ることが出来るようになっているようですね。
水分補給ですが、通常は1日に5回ほど行なっているようです。
体調や気候によっても、微妙に調整はするみたいですね。
栄養補給の際には栄養剤の容器に微温湯を200cc加えるのだそうです。
栄養補給の1日2回の他に、朝6時、昼2時、夜8時ころに水分補給をするんだそうです。
あと、薬の与え方も教えてもらいました。
固形の錠剤は潰して粉にして、液体の薬と混ぜて胃瘻から注入するんですね。
「胃の音を聴診器で聴いて、状態を把握した上で栄養補給等を行なう、と聞いたんですが」と、僕は質問しました。
看護師さんが答えてくれました。
「それは経鼻経管の時のことだと思いますよ」
「経鼻経管の管が胃に届いていないと、逆流したりしますから」
「胃瘻では直接胃に送り込むわけですから、そのような心配はしなくても大丈夫なんです」
胃瘻の扱い方が理解できるようになったら、その後は口腔ケアや吸引を行なうようですね。
完全マスターは日数がかかると思いますけれど、自宅に戻れるレベルにまでは早くマスターしたいものです。
▲16:30。昨日のさっちゃんはずうっと目をつむったままでした。この写真を撮った後に一瞬だけ目を開けてくれましたが、その時だけでした。僕のトレーニングが長引いたので、いつもの食事時刻を30分以上過ぎてしまいましたね。