一昨日のこと、さっちゃんが入院している病院から電話がありました。
一般病棟から療養病棟に移ったことと担当医師との面談の場を持つ予定だということでした。
面談の予定日を3日、候補として上げてくれました。
そして今朝、再び電話があって、「今日の4時からいかがでしょう?」と。
4時前には病院へ行き、受付に入院申込書兼誓約書を提出、さらに療養病棟へ入る許可を受けました。
療養病棟のナースステーションへ行き、すぐに医師との面談が始まりました。
医師からの説明は、先日相談員さんから聞いた説明とさほど大差はありませんでした。
でも、1点だけは大きな違いがありました。
それは痰の吸引に関してです。
相談員さんからは2~3時間おきと聞いていましたが、今では1日に3、4回に減って来ているようです。
熱も、時には37度を超えることもあるようですが、普段は落ち着いている様子。
ただ、便秘に関しては相変わらずで、4日間出なかったこともあるようですが、薬や浣腸等しているようです。
あと、胃瘻の交換についても聞きました。
僕の知っている経緯も話しました。
すると、入院中に胃瘻交換を行なった方がいいと言っていただけました。
そうなると、いいなと思います。
さらにさらに、驚いたことに、「さっちゃんと面会できますよ」と言うんです!
「抗原検査とかするんですか?」と聞くと、「15分ほどなので必要ないですよ」とのこと。
医師との面談が終わり、必要書類へのサイン等が終わると、ベッドごと僕がいた場所まで運ばれて来ました。
さっちゃんは寝ているようです。
「さっちゃ~ん、さっちゃ~ん、目を開けてごらん」と僕は呼びかけます。
何度も、何度も。
でも、さっちゃんは目を開けてくれません。
寝ているのでしょうか?
でも、さっちゃんは何やら小声で喋り始めました。
起きてはいるようですね。
「さっちゃ~ん、さっちゃ~ん、僕だよ~、目を開けてね」と繰り返し呼びかけます。
さっちゃんは何やらブツブツと小声は発しますけれど、目は全く開きません。
▲入院した時に会って以来、およそ一ヶ月ぶりのさっちゃんとの再会です。
15分間(くらいなのかな?)ほどの面会時間の中で、一瞬だけ薄眼が開きました。
僕の顔は見えたのかな~ぁ?
次に目が開いたら、マスクを外して僕の顔をちゃんと見てもらおうと気構えていましたが、目は開きませんでした。
さっちゃんのベッドサイドには点滴の袋が吊るされていました。
さっちゃんのすぐ横には小さな計器があって、そこから数本の細い線が出ていました。
さっちゃんの指先にも何やら付いていましたから、血圧や脈拍数やSpO₂などを計測しているのでしょうね。
僕はさっちゃんの手をずっと握っていました。
さっちゃんは握り返したりはしませんが、ほんの少しでも心が通じるような気がします。
自己満足かもしれませんが・・・・
さっちゃんは以前よりも顔の肌が乾燥している感じがしました。
3月1日のショートステイ出発前のさっちゃんに比べると、どうしても生気に欠けるように思えます。
それは誤嚥性肺炎を発症した訳ですから仕方がないことなんでしょうね。
ただ、実際に会うことが出来て、少しはホッとした気持ちになれました。
月に1回は面会が出来るんだそうです。
今日の面会は特別なのでカウントはされないそうです。
「今月末に面会するのがいいと思いますよ」と、看護師さんは言ってました。
医師との面談の中で、僕は聞き忘れたことが幾つかありました。
聞くべきことをメモして臨むべきだったと反省しきり。
さっちゃんの療養病棟入院がどれくらいの期間になりそうか? とか、肺腺癌についてとか、聞くのを忘れてしまってました。