月曜日に実施されていた言語リハビリはいつもメモを残しているので、ブログに書くのが遅くなっていました。
1週間近く遅れて書くのも普通でした。
他にも書くことがいろいろとあったので、順送りになった挙句、さっちゃんの大腿骨骨折と入院でした。
リモート面会も実現し、医師の先生のお話も聞けて、手術も無事終了しました。
ほぼ落ち着いて来ましたから、やっと2週間以上も前の言語リハビリを記録できます。
シンプルに素っ気なく書き残しておきますね。
11月22日、月曜日です。
バイタルですが、体温36.5度、血圧142~74、脈拍73、SpO₂96。
続いて、カードを使った練習。
(ネコ、ヒコウキ、イチゴ)の3枚の絵のカードを並べます。
「これはネコです」「ネコ」といった感じで、Y田先生はさっちゃんに復唱を促します。
さっちゃんはネコに対しては他の言葉よりも反応があることをY田先生も僕も知っています。
なので、他のカードよりも時間をかけています。
復唱を何度も促す中で、ず~っと何やら喋り続けているさっちゃんの言葉の端に、「ネコ」っぽい発語が2回ほど出現しました。
これまでの経験上、さっちゃんはほぼ確実に「ネコ」と復唱したのに違いありません。
次に絵のカードと文字のカードを合わせる練習をしました。
ネコの絵のカードとネコと書かれた文字のカードを揃えるのです。
さっちゃんはこれは出来ません。
出来ない理由は分かりませんし、出来ないのではなくしないだけなのかもしれませんし。
上記と同様のことを今度は(犬、自動車、電車)で行ないました。
漢字表記です。
さっちゃんは出来ません。
しかも、少し眠くなって来たようですね。
時々、目をつむるようにもなりました。
という訳で、今度は歌を唄います。
1曲目は「紅葉」:秋の夕陽に 照る山もみじ~
2曲目は「里の秋」:静かな 静かな 里の秋~
3曲目は「旅愁」:ふけゆく秋の夜 旅の空の~
1曲目は後半から唄ってくれましたが、2曲目と3曲目は目をつむってしまって唄えませんでした。
この日はこれで終了です。
眠たくてなかなかリハビリ自体には取り組めませんでしたけれど、「ネコ」と発語してくれたのは嬉しかったですね。
リモート面会での「はい」という返事にしろ、さっちゃんは人の会話の内容を理解しようとしてますし、一定割合で理解できています。
さっちゃんが退院して、この言語リハビリが再開されるのが楽しみです。
普段の生活の中でも、これまで以上にさっちゃんにはたくさんの言葉を投げかけようと思っています。
* * * * * * * * * *
言語リハビリとはまったく関係ありませんが、さっちゃんが撮った剱岳三ノ窓からの写真を載せます。
我が家にはさっちゃんが撮った全紙サイズの山の写真が数枚飾られています。
さっちゃんが所属していた山岳写真の会の展覧会で発表した作品なんです。
もちろん、アマチュア写真家の会ですし、さっちゃんは写真よりも山自体により熱心でしたから、軽量化のため三脚すら持って行きませんでした。
そんな作品のひとつが、この剱岳三ノ窓雪渓の写真なんですが、冬になると密かな楽しみが生まれるんです。
それは・・・・
▲13:28。冬の太陽高度が低い影響で、1時半前後になると、フローリングの床で反射した太陽光がちょうど写真の三ノ窓雪渓に当たるんです。この写真は早朝の三ノ窓雪渓が朝陽に照らされて輝いている、そんな情景を写した写真。陽光が当たることでその時の輝きに近い写真になるんです。
この写真を撮ったのは1988年8月、さっちゃんと僕と二人で剱岳三ノ窓にテントを張ってチンネを登攀した時のものです。
写真の雪渓は三ノ窓雪渓、下方で光っているのは近藤岩などがある二股付近でしょう。
遠方に見える双耳峰は鹿島槍ヶ岳でしょうね。
その左は五竜岳でしょうか。
この年は三ノ窓雪渓が途切れることなく続いていました。
その点は良かったのですが、登攀用具や食料の重荷を背負っての雪渓登りはやっぱり大変でした。
チンネ左稜線を登攀したのはよく覚えていますが、もう1本はおそらく中央チムニーだったと思います。
下山は北方稜線にルートをとり(と言っても一部だけですが)、小窓から小窓雪渓を下り、池ノ平小屋に泊まりました。
確か、お豆腐が出されたことに感動した記憶があります。
その後は水平歩道を経て欅平に下山しました。
1週間近く遅れて書くのも普通でした。
他にも書くことがいろいろとあったので、順送りになった挙句、さっちゃんの大腿骨骨折と入院でした。
リモート面会も実現し、医師の先生のお話も聞けて、手術も無事終了しました。
ほぼ落ち着いて来ましたから、やっと2週間以上も前の言語リハビリを記録できます。
シンプルに素っ気なく書き残しておきますね。
11月22日、月曜日です。
バイタルですが、体温36.5度、血圧142~74、脈拍73、SpO₂96。
続いて、カードを使った練習。
(ネコ、ヒコウキ、イチゴ)の3枚の絵のカードを並べます。
「これはネコです」「ネコ」といった感じで、Y田先生はさっちゃんに復唱を促します。
さっちゃんはネコに対しては他の言葉よりも反応があることをY田先生も僕も知っています。
なので、他のカードよりも時間をかけています。
復唱を何度も促す中で、ず~っと何やら喋り続けているさっちゃんの言葉の端に、「ネコ」っぽい発語が2回ほど出現しました。
これまでの経験上、さっちゃんはほぼ確実に「ネコ」と復唱したのに違いありません。
次に絵のカードと文字のカードを合わせる練習をしました。
ネコの絵のカードとネコと書かれた文字のカードを揃えるのです。
さっちゃんはこれは出来ません。
出来ない理由は分かりませんし、出来ないのではなくしないだけなのかもしれませんし。
上記と同様のことを今度は(犬、自動車、電車)で行ないました。
漢字表記です。
さっちゃんは出来ません。
しかも、少し眠くなって来たようですね。
時々、目をつむるようにもなりました。
という訳で、今度は歌を唄います。
1曲目は「紅葉」:秋の夕陽に 照る山もみじ~
2曲目は「里の秋」:静かな 静かな 里の秋~
3曲目は「旅愁」:ふけゆく秋の夜 旅の空の~
1曲目は後半から唄ってくれましたが、2曲目と3曲目は目をつむってしまって唄えませんでした。
この日はこれで終了です。
眠たくてなかなかリハビリ自体には取り組めませんでしたけれど、「ネコ」と発語してくれたのは嬉しかったですね。
リモート面会での「はい」という返事にしろ、さっちゃんは人の会話の内容を理解しようとしてますし、一定割合で理解できています。
さっちゃんが退院して、この言語リハビリが再開されるのが楽しみです。
普段の生活の中でも、これまで以上にさっちゃんにはたくさんの言葉を投げかけようと思っています。
* * * * * * * * * *
言語リハビリとはまったく関係ありませんが、さっちゃんが撮った剱岳三ノ窓からの写真を載せます。
我が家にはさっちゃんが撮った全紙サイズの山の写真が数枚飾られています。
さっちゃんが所属していた山岳写真の会の展覧会で発表した作品なんです。
もちろん、アマチュア写真家の会ですし、さっちゃんは写真よりも山自体により熱心でしたから、軽量化のため三脚すら持って行きませんでした。
そんな作品のひとつが、この剱岳三ノ窓雪渓の写真なんですが、冬になると密かな楽しみが生まれるんです。
それは・・・・
▲13:28。冬の太陽高度が低い影響で、1時半前後になると、フローリングの床で反射した太陽光がちょうど写真の三ノ窓雪渓に当たるんです。この写真は早朝の三ノ窓雪渓が朝陽に照らされて輝いている、そんな情景を写した写真。陽光が当たることでその時の輝きに近い写真になるんです。
この写真を撮ったのは1988年8月、さっちゃんと僕と二人で剱岳三ノ窓にテントを張ってチンネを登攀した時のものです。
写真の雪渓は三ノ窓雪渓、下方で光っているのは近藤岩などがある二股付近でしょう。
遠方に見える双耳峰は鹿島槍ヶ岳でしょうね。
その左は五竜岳でしょうか。
この年は三ノ窓雪渓が途切れることなく続いていました。
その点は良かったのですが、登攀用具や食料の重荷を背負っての雪渓登りはやっぱり大変でした。
チンネ左稜線を登攀したのはよく覚えていますが、もう1本はおそらく中央チムニーだったと思います。
下山は北方稜線にルートをとり(と言っても一部だけですが)、小窓から小窓雪渓を下り、池ノ平小屋に泊まりました。
確か、お豆腐が出されたことに感動した記憶があります。
その後は水平歩道を経て欅平に下山しました。