東北関東大震災から10日間がたちます。
余震のたびに不安がつのり、とてもブログを更新する気持ちにはなれませんでしたが、今少しづつ落ち着きを取り戻してきました。
地震の時は、パソコン教室の授業中でした。
ビルの五階にいましたが、あまりの激しい揺れに何をするすべもなく、隣の人に抱きついていました。
いざとなると、気持ちとは裏腹に体が動かなくなるという事がよくわかりました。
ふと後ろを振り返った時に見た、教室の中のあまりの光景に言葉が出ませんでした。
翌日、少しでもお手伝いをしようと思い教室に行ってみたのですが、余震の続く中、先生達が徹夜で片づけをされたとかで、すでに整然とした状態になっていました。
我が家では人形が倒れたくらいで、ほとんど被害はありませんでした。
新潟中越地震の時に、一番危険と思われる食器棚に転倒防止の突っ張り棒をつけ、外部から力を加えなければ扉が開かないように金具を取り換え、ガラスには飛散防止のフィルムをはりました。
やっておいて本当によかったと思いました。
お隣の市では液状化による大きな被害が出ています。近隣の区や市からボランティアの方々が多数参加されてお手伝いをしているそうです。
被災者の方々にとって、どれほど心強くありがたい事かと思うと、頭が下がるばかりです。
今の私には、節電と義援金を送る事しか協力する事が出来ません。
自分のあまりの無力さに、やりきれない思いでいっぱいです。
同じ日本人として、悲しみにくれる人が増えていくのを、ただ見ている事しか出来ない現状に、もどかしさと深い悲しみを覚えます。
「今日は人の身、明日は我が身」という言葉がありますが、一日一日を無事に過ごせることのありがたさを改めて痛感し、日々に感謝する事をつい忘れかけている自分に気がつきました。
テレビに刻々と映し出される被災地のあまりの惨状に、ただあ然とするばかりです。
被災地の方々の、恐怖、寒さ、空腹を思うと、言葉に言い尽くしようがありません。
皆様が一日も早く元気を取り戻し、立ち直られ、そして被災地の一日も早い復興を願い祈るばかりです。