一段落していた仕事も少しずつ忙しくなりはじめ、それに合わせたように友人達からの誘いがいくつも重なりました。
初めてのディナーショーも楽しみ、温泉にも行ってきました。今週は博物館、来週は映画館と予定が目白押しです。
〈今出歩かなくていつ出歩くの〉 〈誘いのあるうちが花〉 とばかりに余程の予定がない限り極力出かけるようにし「今」を楽しんでいます。
温泉は、昨年までは母の腰の痛みを和らげるために行っていましたが、最近は体調もすぐれず、電車での移動は困難になりました。
今年は、自分の足の痛みが少しでも楽になればと……、一人で行ってきました。
膝の重いのは大分楽になりましたが、股関節の痛みは良くなりません。昔から湯治十日と言われたそうですが、二、三日で効能を期待するのは無理のようです。
この芦野温泉は、一年くらい前に、シングル館という別棟が建ち、全室一人泊り専用の部屋です。
九州や関西方面から、湯治目的で二週間、三週間という予定で宿泊している人もいます。
一人泊の人ばかりなので、気おくれする事もなく、心身ともにのんびりゆっくりとくつろげます。
未就学児は、温泉施設を利用もする事も宿泊することも出来ません。
大人向けというか、高齢者にやさしい雰囲気の、暖かな温もりのある宿です。
子供のころ、親に連れられて田舎に帰った時のような、懐かしい気持ちにさせられます。
3時になると「お茶入れますからよかったらどうぞ~」と声がかかり、知らないもの同士が、お茶菓子にお漬物付きで話の輪が広がります。
湯上りに外で涼んでいたら、老年の男性が隣にすわって世間話しを始め、最後にはお腹を抱えて涙をこぼすほど大笑いさせてもらいました。
久々の大笑いで気持ちがすっきりし、たくさんの元気をもらいました。
まさに一期一会の出会いです。
温泉の近くにあるウォーキングコースを散策してきました。
サクサクと落ち葉を踏みしめながら歩くのも心地よいものです。今年は紅葉が遅いということもあって、まだまだ鮮やかな秋景色を楽しむ事ができました。