一度は行ってみたいと思っていた日本最北端の地、宗谷岬に友人と二泊三日の予定で行って来ました。旭川空港からレンタカーで留萌に出て、海岸沿いをひたすら北上しました。利尻富士を眺めながらの快適なドライブでした。
一日目は稚内に宿泊し、翌日は時々小雨のぱらつく中、ノシャップ岬と宗谷岬を周り、サロマ湖に向けて今度はオホーツク海沿岸を南下しました。この二日間で走行距離は600キロを超えました。二日目はサロマ湖畔の宿でゆっくりと過ごし、最終日は網走湖に立ち寄り、女満別空港から羽田に向けて飛び立ちました。
真直ぐに伸びる広い道、壮大で牧歌的な田園風景、遠くには雪をかぶった山々が連なり、凪いだ海の水平線は何処までも遠く、嫌な事など何もかも忘れてしまいそうです。どちらからともなく「帰りたくないね~」という言葉が出てしまいました。
放牧されている牛に声をかけると、澄んだ目でジッとこちらを見つめてきます。のんびりしていてのどかで、何も悩みがなさそうで、私も牛になりたくなりました。キツネに二度遭遇しましたが「おいで」と言って近づくと逃げられてしまいました。宿の部屋にはバードウォッチング用の三脚付き望遠鏡が用意されていたので観察してみました。よく見られる野鳥のリストの中には鷲や鷺がありました。
鳥や動物達と出会い素晴らしい景色と海の幸を堪能し、十二分に満足して帰って来ました。北海道は7~8回行っていますが、何度足を運んでも運び足りないくらい良いところです。元気でいられたら来年の旅も北海道になりそうです。
飛行機の中から見た雪をかぶった山々。
旭川空港着陸直前。
何処までも伸びる真直ぐな道路。
留萌を走っているにしん街道。
にしん街道沿いにある道の駅。
道の駅の内部。
のんびりしていて悩みなどなさそうで羨ましい。
利尻岳の山頂には雪が残っていました。お天気は良かったのですが海がもやっていて今一つはっきりとしませんでした。
日本最北端の駅。
稚内の市場での様子。
傘はささずにすみましたが空がどんよりしていて残念でした。
ノシャップ岬のイルカのモニュメント。
宗谷岬、日本最北端の地の碑。北極星の一稜をモチーフにした三角錐のデザインで、中心のNの文字は「北」を表しているそうです。お天気が良ければ43キロ先にある樺太(サハリン)がみえるそうです。
気温6.4度、ジャンパー、セーター、マフラー、持って行ったものは全部着ました。
宗谷岬の音楽碑。スイッチを押すとメロディーが流れます。ダ・カーポが歌っていました。
早朝のサロマ湖、この美しい色が「サロマンブルー」と言われているそうです。
北の大地そのものの壮大な風景です。
あたり一面、視界を遮るものは何一つありません。
静かな湖です。周囲にはキャンプ用のテントがいくつも張られていました。
まるで絵の中の世界です。