昨年の秋、母の希望で家族で芦野温泉に行き、ゆっくりと過ごしてきました。行く前から今回の旅行が最後になると言っていましたが、その二ヶ月後に母は亡くなりました。母は大好きだった芦野温泉には20回以上足を運んでいて、いつもいいお湯だと言って喜んでいました。最後に連れてきてあげられて本当に良かったです。
今年は義妹と二人で行ってきました。二人ともお喋りに夢中になり、下車駅で新幹線が停車してから大慌てをし、送迎バスの待ち時間には木陰でお喋りをしていて、今度は乗りはぐりそうになりました。いくら話をしても尽きる事はありません。今回は土曜泊だったのでホテルで夕食後に《瞼の母》の寸劇があり、忠太郎から「おっ母さんかい?」と声をかけられた私は「違う違う」と言いながらの大笑いでした。
私も芦野温泉は大好きな場所です。田舎に帰ってきた時のようなホットさせる雰囲気と温泉が格別です。義妹とはまだまだ話たりない事がたくさんあり、元気でいられたら年に一回くらいは二人で来ようねと言いながら別れました。
番場の忠太郎はホテルの支配人です。
おっ母さんは宿泊のお客さんです。
敷地内の風景
奥に見えるのはテニスコート、37面あり宿泊施設は別にあります。
夜には日帰り入浴者のために薄っすらとライトアップされます。