ラベンダー日記

小さな幸せ

今年を振り返って

2015年12月31日 15時02分21秒 | 日記

 今年も残りあと僅かとなりました。今年は、大きく分ければ良い年という事になるのでしょうか。世間ではノーベル賞受賞やラグビーW杯、北陸新幹線の開業など明るいニュースもいくつかありましたが、その陰ではイスラム国問題や、関東東北の鬼怒川堤防決壊、火山活動の活発化により多くの人達が大変な思いを強いられました。世の中の良し悪しも、人それぞれの置かれた状況や受け止め方で大きく変わってくるので、一概には何とも言えません。

個人的には、精神的にも身体的にも良いとは言えませんでしたが、それでも体のほうは昨年よりは少しづつ回復してきています。自分からなるべく気持ちを外に向けるようにし、気分転換をはかっています。又自転車に乗るのをやめて歩くようになってから、今までに見過ごしてきた小さなものにも目がいくようになりました。空の青さや、小さな虫や花の生命力、町並みやそこを行きかう人達の様子など様々です。昨年の今頃は、花をめでる気持ちのゆとりもありませんでしたが、今年は寒さの中で元気に花を咲かせている、シクラメンの凛とした姿に心ひかれました。来年は私も少しあやかりたい思いです。

小さな事はいろいろありましたが、この一年を大過なく過ごせた事に感謝をし、静かに年明けを迎えたいと思います。皆さまも、穏やかな良いお年をお迎えください。

シクラメン《和名:篝火花(カガリビバナ)》の花言葉は色によって違うそうです。赤は「嫉妬」「愛情」。

ピンクは「遠慮」「気後れ」「憧れ」「内気」「はにかみ」 ピンクにもいろいろあるので、花言葉もたくさんあるのですね。

白は「清純」「思いやり」。

 


陶彩画

2015年12月15日 17時28分43秒 | 日記

 前回の個展で購入出来なかった陶彩画を手に入れました。今回は一人で出かけ、改めて作品をよく吟味してから一点に絞りました。

作品のシリーズには、龍、鳳凰、菩薩、神話、飛天、花音、花、がありますが、私は菩薩シリーズの中から、慈母観音菩薩を選びました。購入したのはシルクレという技法の作品で、陶彩画の上に手作業により版を重ね、絵の具を盛り上げる事で輝きと立体感をつくり出す事が出来る版画技法だそうです。

注文を受けてからの制作なので、届くまでに時間がかかりましたが、額の裏にはシリアルナンバー、作家からのメッセージとサインが入っています。じっと眺めているととても穏やかな気持ちになれ、本当に慈しみの眼差しで見守られているような気がします。

他のシリーズにも欲しい作品があるので、一点づつ徐々に揃えていきたいと思っています。

自分が写り込んでしまい良い写真がとれませんでした。

手にしている水瓶(水差し)の中には、すべての願いを叶えてくれ不老不死の妙薬ともされる功徳水という水が入っており、これを人々に注ぐことで煩悩の炎を消し去り、またそこに蓮華の花が咲く(さとりを開く)事を意味しているそうです。温かい慈しみの眼差しで常に見守り慈愛に満ちた観音様です。