近所で夏祭りがあり、数十年ぶりに夕涼みがてら出かけてみました。
連日の暑さのせいか、夕風が肌に心地よく、何かホッとした気持ちになれました。
屋外パフォーマンスなどのイベントもいくつかあり、テーブル席が並び、お父さん達は家族ほったらかしで生ビールで盛り上がっていました。
盆踊りは、子供から赤ちゃんを抱っこしたお母さん、そしてお年寄りまでそれぞれに楽しんでいるようで、微笑ましい光景でした。
浴衣を粋に着こなした男性の踊る姿に、いいものだな~と思わず見とれてしまい、又東京音頭の曲を耳にした時には、あまりの懐かしさに、しばしの間頭の中がタイムスリップ状態になりました。
私の夏の思い出といえば、やはり盆踊りです。母に浴衣を着せてもらい、地元だけでは飽き足らず、隣の町会その又隣の町会と連日踊りに繰り出したものです。
幼い日の記憶の中にあるのは、金魚売りやキャンディー屋さんの呼び声、風鈴の音、弟達と庭の縁台で競ったスイカの種飛ばし……、そして線香花火。
今では父親と弟一人が欠け、過ぎ去った遠い昔の思い出になりました。