「頑張れ」
そう言われることがツラく感じる時がある。
「頑張って」
そう言われると、どこか突き放されたように感じる時がある。
「もう頑張れない」
弱音を吐くなと言われるのが怖くて、言えない。
「これ以上どう頑張ればいいの」
もっと頑張っている人がいるんだと言われるのが怖くて、言えない。
「頑張る」とは「我を張る」が転じた言葉とも言われている。
なら、我を通しては生きられないし、思う通りにも生きられない。
そんな我を張っては生きられない苦しみが、「頑張る」という言葉から聞こえてくるような気もする。
「頑張らなくていいんだよ」
私はただ、そう言われたいだけかもしれない。
「頑張れなくてもいいんだよ」
私はただ、そのままの私を認めてもらいたいだけなのかもしれない。
「頑張れ」と言われれば言われるほど。
「今の私じゃダメなんだ」って思って、落ち込むときもあるから…。
「一緒に頑張ろう」
だから、せめてひとりじゃないって安心させて。
・・・という文章がパソコンのデータから出てきました。
書いたのは数年前。
けれど、今多くの方々が「頑張って」と言われ続けている状況を思うと、安易に言ったこの言葉によって傷つくこともあるだろうと、自分の文章を読み直して考えさせられました。