週刊 最乗寺だより

小田原のほうではなく、横浜市都筑区にある浄土真宗本願寺派のお寺です。

勝田山 最乗寺
045-941-3541

雑行雑修

2012-05-15 23:28:06 | ひとりごと

お家でごはんを食べることがほとんどの我が家(←若住・私・龍)
外食は月に1回、多くて2回程度です。

普通の家庭なら、夫は会社に行っているから、お昼ごはんの用意をしなくてもいいのでしょう。
でも、うちは在宅勤務のようなもの。
必然的に、3食支度しなくちゃいけません……既に、定年後の生活です(笑)

だからといって、それが嫌というわけではないのが、自分の事ながら幸いだったなと思います。

ただ、作ったものはいっぱい食べてもらいたいという思いから、相手の好きなメニューを高い頻度で作ってしまうサイクルができてしまいました。

その際たるメニューは餃子。

若住職も龍くんもよく食べるので、メニューに困ったら「餃子だっ!」という安易な発想が定着しました。

    

この写真で35個。
ほとんどが若住職のお腹の中に入ります。

先日は坊守が不在だった夕飯で、住職を含めた4人分の餃子を50個作りました。
その光景を前に、住職が多すぎると驚いていたのですが、結局お皿は空っぽに。

それが嬉しくて、また餃子を作ってしまうという、無限のループの中にいるようです(笑)

でも、作りながら私が思い出しているのは、料理とは関係のない『領解文』に出てくるある言葉。

それは東京仏教学院生のころ、毎日『領解文』をお唱えしていたのですが、最初は全く読めなかったため、漢字に振り仮名を書きました。

「もろもろの雑行雑修自力のこころをふりすてて」という御文から始まるので、耳にしたとおりの振り仮名を書いていると…。

     「雑行雑修」 → 「ぞうぎょうざっしゅ」 → 「ぞうぎょうざっしゅ」

………これで笑えていたのですから、平和な時代でしたね(笑)

ちなみに意味は、「お念仏以外の修行」ということで、それらも自力の計らいをもってお念仏を称える心も投げ捨てる、となります。

わたし的には「暮らしの中の仏教語」に入るのですが…どうでしょう?(笑)


5月のお経の会

2012-05-13 23:43:53 | 近況報告

土曜日は、お経の会がありました。

      

調声をお勤めしたのは若住職でした。

住職は風邪をひき、珍しく発熱したうえ、喉も痛めてしまいダウン。
これで最乗寺の風邪被害がコンプリートされました(汗)

住職の風邪の感染源ではありませんが、一番最初に風邪を蔓延させた張本人は、今回も正信偈の響きに聞き入るままに夢の国へ…。

      

お経に続いての法話は、『子煩悩』という言葉について考えながらお話させていただきました。

予告どおりに、親鸞聖人の降誕会(お生まれになられた日)へと強引に落としてみました。
有言実行です(笑)

お茶菓子にご用意したのは、この三種。

      

抹茶と甘夏と桃の和菓子です。

お茶の席での話題は、来週に迫った仏壮20周年記念大会のことでした。

神奈川組の仏教壮年会が20周年を迎え、その記念大会を24日に新横浜国際ホテルで開催します。
前日には最乗寺で事前準備があり、最後の調整が行われることになっています。

私は留守番組なので、大会の模様を拝見することはできませんが、記念すべき節目の準備に携われるご縁をいただき、嬉しく思いました。

3月くらいに仏壮研修会への参加申込みのお手紙をお配りしました。

研修会も『歎異抄』が終わり、新たなテーマで始まる節目を迎えています。
この機会に、仏壮へ参加してみませんか?

どのような雰囲気なのかお知りになりたい方は、お経の会にお越し下さい。
お経の会に参加されている方に、仏壮の実行委員がいらっしゃいますので、詳しく教えてくださいますよ♪


明日はお経の会

2012-05-11 02:52:47 | 行事のご案内

明日12日(土)、午後2時より本堂にてお経の会を開きます。

先月は永代経法要のためお休みでしたので、2ヶ月ぶりのお経の会です。


今月の法話は、わたくし若坊守がさせていただきます。

内容はといいますと…………絶賛製作中です(汗)

今月は親鸞聖人の降誕の月になるので、そのことにちなんだお話ができたらいいなぁと思っています。


お申込み、ご連絡は不要です。
気構えずに、新緑を楽しみながら、ぶらりと足をお運びくださいませ。

どのようなきっかけでも、それは有り難い仏縁ですから…。


お立ち姿

2012-05-10 00:00:28 | 法話のようなもの

私も参加している『メリシャカ!』というお坊さんが運営するサイトで、心動かされたコラムが投稿されていました。

    「君と僕とアミダ様の法話8 『お立ち姿』」

      http://www.merry-shaka.com/?eid=742#sequel


最初は浄土真宗の阿弥陀さまは、なぜお立ちになられた姿をされているのかということの解説があります。

その後に、ある芸能人が東日本大震災の直後にラジオで語ったエピソードに話は飛びます。

コラムの中では言及されていませんが、私は1人で泣いていたおじさんの悲哀を思います。

誰の心も無傷ではいられなかった大震災。
おじさんが抱きしめ笑わせていた子供たちと同じように、おじさんもまた表に出せない痛みを抱えていたはずです。

阿弥陀さまのお立ち姿を思わせたおじさんの行動。
でも、そのおじさんのために、阿弥陀さまはお立ちになられたのだと思いました。


どうか、良い明日が来るように…。


くるくるスロープ

2012-05-09 01:08:03 | ひとりごと

龍くんから端を発した風邪の家族内感染も、一回りしてようやく落ち着きを取り戻しました。
感染源の龍くんも、幼稚園に休まず通えるようになり、やっと一安心です。

こうやって龍くんが幼稚園に行ってくれると、部屋の掃除がはかどるので助かります。
以前なら、掃除機にくっついてきて、一緒になってノズルを動かそうとしてきては、長い時間と貴重な電力を要することになって、それはそれは大変でした。
(龍くんのお手伝いをしようという心持ちを嬉しくも、変な体勢での掃除機は体力の消耗が激しいのです・泣)

その龍くんがいないというゴールデンタイムだからこそ、掃除をしなくちゃと思うのですが…。
気がついたら、

       

こんなものを作っていました(笑)

       

『くみくみスロープ』といって、上から玉を転がしてスムーズに下まで落ちるように、43あるピースを組み合わせていくものです。

本当は子ども自身が組み立てていくものらしいのですが、龍くんにはまだまだ難しい。
というわけで、最初は若住職が組み立てました。
しかし、小さな破壊魔が見事に解体してくれたので、改めて私が組み直すことにして、できあがったのがコチラ ↑

自画自賛を承知で言いますが、私にはこれ以上のものはもう作れません!!
上部で二股に分かれている、そのどちらのルートを辿っても、同時に玉が下まで落ちるという完璧さ(笑)

茶々を入れる龍くんがいないお陰で、1人静かに何度も何度も熟考を重ねて、ようやくできあがったスロープを前に、1人悦に入りながら見た時計が示す時間に驚愕。
気がつけば、龍くんをお迎えに行く時間になっていました。

慌てて準備をして、忘れ物がないかドアから振り返って部屋の中を眺めると……、中央に掃除機がポツン。

あぁ、そういえば掃除がはかどるというお話でした。
でも現実はなかなか理想通りにはいかないものですね(笑)