SNSやブログからの問い合わせは毎日あります。
街の電気屋の中でネットを活用している店では多い方だと思っています。
でも問合せ=仕事にはつながりません。
多くは商圏外だったり、ブログやSNSの発信の質問だったりします。
これを防ぐ為には質問1件あたり〇〇円とか、商圏外の問い合わせお断り と明記すれば良いのだけど、そういう壁を作りたくない。
まぁ、急ぎじゃない質問なら夜な夜な答えているし、こうして頼られているって実感するので嫌いじゃないです。
そんな状況で今回のご依頼は、換気扇の交換工事。
S様からのご依頼はブログを見てメールでのやり取りでした。
なんでも他所の会社2社に断られたという事でした。
添付されたメールの写真見てなんとなく分かりました。
面倒な作業だからです。
どの業者も技術的に不可能な作業では無いけど、時間と手間がかかる、さらに言うと施工中に見積り以外の作業が発生する可能性がある。
そうなると、ネットから依頼をする方は受けたくない。
それが業者の本音です。
ネットからの依頼は多くの業者を検索し、数社ピックアップして連絡すると思います。
そういう土俵の中で比較されるのは価格です。
今回のような手間が掛かると予測される作業は、安易に通常の料金を提示すると割の合わない仕事になる場合があります。 本来なら現地調査が必要です。
でも現地調査をして見積もりをしたのに、価格が合わないと。。。
そんな経験がネットからの依頼には時々あります。
それならば、断る方が賢明。 そんな考えが出てきます。
実は私もよく断ります。
商圏外や作業分野が違う事は、もちろんですが、依頼の仕事だけで終わってしまう、今後のお付き合いは無さそうな方は依頼をお断りしています。
それは直感です、なんとなくわかります。(断った方ごめんなさい)
でも安易に断りません、どういう業者を選んだ方が良いか?アドバイスをしながら断ります。 お断りの話の中で、『ウチの地域には栄電気さんみたいな電気屋さん居なくて。。。』 そんな話も良く聞きます。
そんな事は無いのです。確かに街の電気屋と呼ばれる店は減ってきましたが、まだ全国にあります。 あまり情報発信してないので知られてないだけ。
そしてやっと見つけた店に連絡しても、恐らく同じように断られる事でしょう。
店側としては、都合よく利用される店となりたくないからです。
そうならない為にも日頃からお付き合いをしていた方が良いと私は思います。
乾電池でも、掃除機の紙パックでも、大きな商品じゃなくたって良いと思います。
かつては『お客様は神様です』 そんな考えがありましたが、時代は変化し今は違います。 お客として上から目線の仕事は断られる事が多くなっています。
そのうち、『俺は客なんだから・・・』 そんな考えを持っている人は企業間のブラックリストに載ってどこからも相手にされない世の中になるかも知れません。
(個人の格付けの取引がこれから広まってきます)
(個人の格付けの取引がこれから広まってきます)
仕事の依頼者と業者とは対等な立ち位置です。
どちらが上でも下でもありません。
今回の換気扇工事が終了し、会計を済ましたあと、S様から『ありがとうございました』
とお言葉をいただきました。
仕事を終え会計を済まし、ここで取引は終了しました。
その後の『ありがとうございました』を頂いたのは私の中でS様に対するプラス因子です。 ねっ直感は当たっているでしょ。
その後、TwitterやFacebookでもつながりました。
S様ご依頼ありがとうございました。