ここのところ、午後になると、不気味なゴロゴロ……が始まる……あぁ~また、雷かぁ~
生徒さんのNさんは、「こっちは、ほんとに雷が多いねぇ~北陸は、雷、ほとんどないよ~あの、地鳴りのようなゴォ~って音で、もうダメだね。」
たしかに、大きな雷が来る前には、来るぞ、来るぞ、って予告するかのような地鳴りが鳴り響く……
その地鳴りより、さらに前に……なぜか、myねこ櫻は、雷を察知するのだから、びっくり
…ヒゲを神経質そうにピクピク揺すり、尻尾をまるでムチのように使って、床をピシピシたたく…
まぁ、予知してくれるところまでは良いのだが、その後が大変なのだ
まず、その地鳴りのような音をそっくり真似たような低い声で、ウゥゥゥ~とうなり出す。それも、窓から外を威嚇するような雰囲気で…まるで、巨大な大猫が近づいてくるのを、必死で防ごうとしているかのように…
そして、ますます、ゴロゴロは近づいてくる…
ついには、櫻、自分の力では、どうにもならないと思ってか、今度は、どうにか隠れる場所を探し始める…ベッドの中や、机の下など……
そして、それも、間に合わないほど、ピカッ、バリバリ!の頃になると、もうどうにかして部屋から出ないと殺される~とばかりに、部屋中をかけまわり、この私でも捕まえられないほどグルグル回りだす…こうなると、口から泡を出しそうな勢いになるので、こちらもどうにか捕まえて、他の猫たちのいる部屋へ押し込まないと…と必死に追い回す……
結局は、私のバカ力のほうが、上回るので、なんとか抱きかかえて猫部屋へGo
いつも、雷が鳴ると、こちらが、ヘトヘトになる
……
つい先日、土曜日も、夕方から雲行きが怪しくなった…ん~今日も、雷か…
そこで、早めに櫻は、猫部屋に入れた。
そして、Sさんのレッスン。
私「浴衣コンまで、あと2週間だけど、当日は暗譜で弾きますか?」
Sさん「ん……暗譜をしたいとは思うのですが、ちょっと不安なので、見て弾きます」
そして、弾き始めた。先ほどからの雷は、いよいよ激しさを増し、ついにはいわゆるピカバリ状態に突入
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そして、突然…すぅ~っと、明かりが消えた……えっ
もしかして、停電
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でも、ふだんは、一瞬消えても1分しないうちにまた点灯するのが当たり前なので、そのうち点くかなぁ~と思っていたら、5分たっても、10分たっても、全く点く気配がない
これじゃ、楽譜はもとより、鍵盤も真っ暗…レッスンできるはずがない
そこで、携帯を開いて、ほんのわずかな明かりで鍵盤を照らしてみたものの、やっぱりダメ。東電に電話しても通じない…どうしよう……
ドキドキする私の前で、Sさん、かなり冷静な声で、「ちょっと弾いて見ます」
ムーン・リヴァーが流れた
……
実は、ふだんなら、この曲、ちょっとムード音楽のようで、正直、あんまり好きに思えないのだけど、なぜか、真っ暗な中で聴いて見ると、いつもとは全く違った曲に聴こえてくる…
意外にも、なにか悲しい旋律に聴こえるのだ…へぇ~面白い
…何も見えないところで聴くと、いつもと違った感覚で聴こえてくるということは、いかに普段、楽譜、鍵盤それら視覚から入ってくる刺激が、耳本来の機能を邪魔しているかということだ。時には、目を瞑って、あるいは電気を消して、弾いてみるのも良いのかもしれない…
そして、さらに驚いたことに、Sさん、あと2週間後でも危ないと言っていた暗譜が、できていたのです
素晴らしい
ふだんは、あまり努力を表情に見せないSさんだが、きっと、たくさん弾いているのだろうなぁ~と感心した…
さて、今日も、雷くん、ようやくはるか遠くへ消え去った。
そして、うちの櫻くんも、ようやく、安心してぐっすり眠った……
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生徒さんのNさんは、「こっちは、ほんとに雷が多いねぇ~北陸は、雷、ほとんどないよ~あの、地鳴りのようなゴォ~って音で、もうダメだね。」
たしかに、大きな雷が来る前には、来るぞ、来るぞ、って予告するかのような地鳴りが鳴り響く……
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その地鳴りより、さらに前に……なぜか、myねこ櫻は、雷を察知するのだから、びっくり
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まぁ、予知してくれるところまでは良いのだが、その後が大変なのだ
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まず、その地鳴りのような音をそっくり真似たような低い声で、ウゥゥゥ~とうなり出す。それも、窓から外を威嚇するような雰囲気で…まるで、巨大な大猫が近づいてくるのを、必死で防ごうとしているかのように…
そして、ますます、ゴロゴロは近づいてくる…
ついには、櫻、自分の力では、どうにもならないと思ってか、今度は、どうにか隠れる場所を探し始める…ベッドの中や、机の下など……
そして、それも、間に合わないほど、ピカッ、バリバリ!の頃になると、もうどうにかして部屋から出ないと殺される~とばかりに、部屋中をかけまわり、この私でも捕まえられないほどグルグル回りだす…こうなると、口から泡を出しそうな勢いになるので、こちらもどうにか捕まえて、他の猫たちのいる部屋へ押し込まないと…と必死に追い回す……
結局は、私のバカ力のほうが、上回るので、なんとか抱きかかえて猫部屋へGo
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いつも、雷が鳴ると、こちらが、ヘトヘトになる
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つい先日、土曜日も、夕方から雲行きが怪しくなった…ん~今日も、雷か…
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そこで、早めに櫻は、猫部屋に入れた。
そして、Sさんのレッスン。
私「浴衣コンまで、あと2週間だけど、当日は暗譜で弾きますか?」
Sさん「ん……暗譜をしたいとは思うのですが、ちょっと不安なので、見て弾きます」
そして、弾き始めた。先ほどからの雷は、いよいよ激しさを増し、ついにはいわゆるピカバリ状態に突入
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でも、ふだんは、一瞬消えても1分しないうちにまた点灯するのが当たり前なので、そのうち点くかなぁ~と思っていたら、5分たっても、10分たっても、全く点く気配がない
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そこで、携帯を開いて、ほんのわずかな明かりで鍵盤を照らしてみたものの、やっぱりダメ。東電に電話しても通じない…どうしよう……
ドキドキする私の前で、Sさん、かなり冷静な声で、「ちょっと弾いて見ます」
ムーン・リヴァーが流れた
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実は、ふだんなら、この曲、ちょっとムード音楽のようで、正直、あんまり好きに思えないのだけど、なぜか、真っ暗な中で聴いて見ると、いつもとは全く違った曲に聴こえてくる…
意外にも、なにか悲しい旋律に聴こえるのだ…へぇ~面白い
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そして、さらに驚いたことに、Sさん、あと2週間後でも危ないと言っていた暗譜が、できていたのです
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ふだんは、あまり努力を表情に見せないSさんだが、きっと、たくさん弾いているのだろうなぁ~と感心した…
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さて、今日も、雷くん、ようやくはるか遠くへ消え去った。
そして、うちの櫻くんも、ようやく、安心してぐっすり眠った……
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