鮎毛バリ釣りと金沢サクラマス情報けばりや中山

金澤孔雀鮎毛バリ本舗 「けばりや中山」
加賀伝統工芸研究所 ・鮎毛バリ巻部門

「アユ-生態と釣法」世界文化社

2009-08-21 14:17:00 | 鮎毛バリ大図鑑と鮎釣り大全
 
鮎毛バリ釣りの「土用隠れ」

7月後半から毛バリで鮎が釣れ難くなります。

下記に文章がありました.



文献資料

「アユ-生態と釣法」

世界文化社
昭和59年6月1日発行
定価8800円
発行者 鈴木 勤

の記事には、
p120
・・今朝は、水が冷たいからアタリが小さく、
底でアタっている、と言残して、
例の吊り橋から水底を見つめ。

釣り友のサオ先がいくらも上がらないうちに、
アユが逆立ちして、みをくねらせてハリはずしをしている。
釣友は、なんの反応も見せずに上げの操作を続ける。

二、三度身くねらせると、アユはパッと毛鈎から離れた。

こんなことが二、三度と続いた時、どこからかとんできた
12cmぐらいの小型のアユが、いきなり毛鈎をくわえると
激しく首を振り、1回転して底に突っ込んだ。
「やっと、きたよ」
釣友が笑顔を見せる。
ドブ釣り経験こそまだ五、六年ではあるが、

相手はずーっと年配の釣友である。
「最初の微弱なアタリ」
をそれとなくどう伝えるべきか。

一考の末、落ちアユ用の仕掛けに切り替えた。
・・ミチイトにピンクの目印を結び・・

ピンクの目印が静かに上昇すると、わずかに上流に向う。
「キタ、キタ」
声を出すと、釣友はサオ先を見て。
「なんだ」
という顔をする。やがて止めた竿先に変化が出て、
しだいにひき込み大きくなった。



何度か同じことを繰り返すと、釣友は自分のサオを置いて、
サオ先と目印を交互に見るようになった。
目印が左右に揺れたり、目印だけが一瞬止ったアタリに
気がついたようだ。
・・・

記事終り


と書いてありました。

アユは、人知れず毛バリを外していきます。
ベテランの方でも気が付かないのということです。
鮎も針馴れすると賢くなります。

当りがでる前に毛バリを外していきます。

喰わないのでなく、鮎が毛バリを外して行くのが
上手なのです。
硬いハリスは、当りが遠いが、とり込みは確実です。

聞書き
☆「軟糸(軟らかい)」「細糸」仕様

鮎が毛バリを 外し難く、当りが出やすく釣れやすい。
 欠点
鮎が釣れた時、水中から引抜きを繰り返すと、
糸にパーマがかかり、早く切れ易くなります。
まして、大河川、流がある、大型鮎が釣れた、
条件が揃うと、尚更、切れが早いです。


釣れた毛バリは、2本以上準備しください。

土用以後に釣れている先輩は、細糸仕様特注で同じ針を
複数本準備している方が多いです。
大鮎もとり込みできます。
細糸仕様を特注している先輩の取り込みの技術を
習ってください。
必ず、違いがあります。

取り込みの説明書、書きようがありません。

聞書き終り


もっといい対処方法ご存知ありませんか?
 

コメント
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