サラリーマンのよもやま話

50代独身サラリーマンが思いのすべてをぶちまける!…ってほどの大袈裟なものではなく、ただの日記です。

そんな話あるワケがない Part2

2018年11月04日 09時46分53秒 | 時事ネタ
75万円の競馬予想ソフト、馬券当たらず…相談が相次ぐ

簡単に儲かる話。
この時にも書いたけど…

そんな話あるワケが無い。

前回はSNSに写真アップするだけで儲かるっつー話。
で、今回は競馬の予想ソフトが馬券を自動で購入してくれて絶対に儲かるって話ですか…。

世の中ほんまに甘い考えの人間が多いんですな。
そんな簡単に儲かる話があるのなら、誰も満員の通勤電車でヘトヘトになりながら朝早くから会社に行かんだろうし、理不尽な話に頭下げたりもせんでええし、上司に怒られもしないで済む。
いや、そもそも働かなくても食うていけるまさに夢のような話やん。
でも、そんなうまい話があるはずが無いからみんな耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍んで僅かなゼニを稼ぎに行ってんでしょうに。

特に競馬に関してはオレも競馬歴は早25年目。
すでに四半世紀に達しようかというオールドファンの域に達しつつある身。
そんなオレから言わせてもらおう。

所詮は馬や。人間やコンピュータの考えどおりには走ってくれませんて。

まあこんなことを言っちゃ元も子もないけども、競馬ファンのオレから言わせたら人間やコンピュータの考えどおりに走らんから当たった時に楽しいのであって、他人やコンピュータの予想通りに買うなんてのはオレから言わせたら競馬の楽しみを半分以上放棄しているのに等しい。
他人やコンピュータの予想を鵜呑みにして「当たらんかったやないか!」なんて文句を言う人間はそもそも競馬とは何たるかを分かってないし、競馬以外のことも上手く行かないんだろうなと思う。
結局自分で何も考えず(いや、楽することは考えているかな?)、失敗は他人のせいにしか出来ない人間なんだなって。

そもそも競馬ってのは「絶対に全員が儲からない仕組み」になってんですよ。
競馬ファンならそれは十分分かっているが、こういうニセ投資話に引っかかる人間ってのは分かってないんだろうね。
じゃあなぜ全員が儲からないか。
超簡単に説明しましょ。

競馬にはオッズ(≒倍率)というものが存在します。
それは知ってますわな。
100円賭けて、オッズが10倍なら(当たれば)1,000円返って来ますよって話。
ここまでは分かりますわな。
じゃあ超簡単な例。

馬は10頭走るとします。
このレースに10人が一人1,000円ずつ賭けるとします。
合計10,000円集まります。

①全員が違うお馬に賭けたら?
オッズは10倍。
②5人ずつが同じ馬に賭けたたら?
オッズは2倍。
③全員が同じ馬に賭けたら?
オッズは1.0倍。

①~③を数式で表しますと…
①10÷1=10
②10÷5=2
③10÷10=1

この算数分かるよね?
競馬の払い戻し金の「原資」ってのは、結局は馬券購入者の掛け金なんですよ。
「みんなで出し合ったお金を当たった人で山分け」
これが大原則ね。
(厳密には個人で賭ける金額も違うし、馬券の種類もいろいろあるし、馬券の種類によっては控除率とかも違うからもっと複雑な計算なんやけど、分かりやすく例えるためにここでは無視ね)
オッズが1.0倍と言うのは10人でお金を出し合って10人で分けあう形になるんだから結局は自分が払ったお金以上は戻って来ませんよって意味や。
どう?分かるやろ?

すなわち、もし本当にそのソフトの予想が「絶対に当たる」のだとしたら…
全員がその絶対に儲かる予想を買う全員が買うということはオッズが最下限である1.0倍まで下がる結局自分が払ったお金以上のものは返って来ません結局は絶対に儲かりませんむしろ払ったソフト代を回収すら出来ずに損します
…という単純明快な話。

こんな簡単な話、分からんのかなぁ。
絶対に当たっても損する話やのに、ましてや先に述べたように「走るのは所詮は馬」やで。
どれが勝つだの当たるだの、分かるはずが無いんやて。
まあ分からんから引っかかっちゃうんだろうなぁ。
「当たると聞いたのに当たりません」
ある意味かなり素直なんでしょうな…。

ここでオレから今回ソフトを購入して損した人へ一言。

人生もそう。
競馬もそう。
「絶対」なんて無いから面白いんやで!


(今日は何かええこと言うた気がする


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コメント (4)
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