サラリーマンのよもやま話

50代独身サラリーマンが思いのすべてをぶちまける!…ってほどの大袈裟なものではなく、ただの日記です。

女神降臨

2024年12月01日 09時16分49秒 | 独り言

11月29日金曜日。

要は11月の稼働最終日の事。

この日を持って定年退職する社員が居て、夕方に退職式をすることに。

と同時にわが社の年に一度のイベントが12月3日にあるので、前日の12月2日から会場での準備があるから社内で準備できるのは11月29日しかもう無い。

そんな中でなぜかオレにも「あれやってこれやって」のオーダーが。

あれ?昨年まで全部オレらの部署で準備から運営までやってたのは確かやけど、今年からもっと役割分担してやろうって話になってたはずでは?

結局はこっちに振って来るんかい!!

しかも直前になって。

でも仕方ない。

やるしかない。

ただ、「あれやってこれやって」のオーダーが来たのは11月29日の夕方16時半ごろ。

定年式も考えたらこれはもう残業必至だ。

 

もうバタバタの中で必死こいて準備してるオレの近くで同じ課所であるおじさん社員(58歳)がまあのんびりしてる事。

この人はイベント事はなぜか一切協力しない。

自主的にしないのはもちろんの事、役割を与えられてもイベント当日も座ってて何もしない。

この人はオレが大阪から和歌山勤務に戻って来るまではいわゆる「課長代理」的なポジションだった人。

それまでの事は良く分からないけど、オレが大阪から戻ってオレがそのポジションになったから責任から解放?されて余計に何もしなくなったのかな?

理由は分からんけど、会社全体のイベントでもあり、かつみんなが準備を頑張ってる中でなんでこの人だけのんびりしてんだ!?なんて思ってたらだんだんイライラして来てこっちの仕事も捗らない

 

定年式は定時である17時半まで行われ、その後その人の送別会が盛大に行われることになっており、皆が送別会へ行く準備を始める。

オレは…呼ばれてないのでみんなが帰る準備の中でオレは残業申請して仕事継続の準備。

その時におじさんの方を見たら同じく帰る準備をさっさと始めている。

ちなみにそのおじさんも送別会には呼ばれていない。

マジで何やねん!?同じ課所の人間が自分の仕事ではなく、会社のイベントの準備でバタバタ&残業しようとしてるのに平気で帰るその神経がホンマに腹立った。

もちろんオレに「あれやってこれやって」の人も送別会参加なのでさっさと帰って行ったよ…。

どいつもこいつもマジで何やねん!!

 

まあ腹立ってても仕事は進まないのでとにかく一刻も早く帰れるように仕事をこなすしかない。

いつも一緒に帰っている猫娘ちゃん(24歳独身女子)も珍しくオレが帰る準備してないので「今日はまだ帰られへんの?」と聞いてきたので今日は残業だと伝える。

と同時にいつも一緒に帰っている爆乳後輩Mちゃん(38歳独身女子)にも今日は残業になるから待っててくれなくていいよと言いに行った。

そしたら…。

そしたらですよ!

爆乳後輩Mちゃんが…

「ワタシも一緒にやったらえ~さんも早く帰れますよね」

…と、自分も残業申請して一緒に手伝ってくれたんですよ!!!!!

 

もうね、嬉しすぎて泣きそうになったわ。

「じゃあ手伝いましょうか?」ではなく、まったく自然に当たり前のように残業申請して手伝ってくれたその姿勢。

オレには女神が降臨してきたのかと思えるくらいに嬉しかったし感謝と同時に申し訳なさで一杯になった。

オレも自分の仕事では無い事で残業にはなってるけど、それは爆乳後輩Mちゃんも同じ事。

しかもその仕事はオレに振られた仕事であってMちゃんへでは無い。

Mちゃんも送別会には呼ばれてないのでそのまま帰ろうと思えば帰れたはず。

にも拘わらず当たり前のように自主的に手伝ってくれるその姿勢。

もう感謝しか無い。

 

Mちゃんは今年の1月にオレが病に倒れ計2ヶ月ほど会社を休んだ時もオレの仕事を代わってやってくれた。

そのお礼というかお返しも出来て無い中でまた助けてくれた。

もうMちゃんには頭が上がらないわ。

惚れてもうたわ

…と同時にさっさと帰ったおじさんを思い出し怒りが再燃

その怒りが全身から滲み出ていたのかな?

隣に座って一緒に残業してくれていたMちゃんから「こんなに怒ってるえ~さんを初めて見た」って言われました

 

今日は何を言いたいのかっつーと、本当の優しさってのは「押しつけ」では無いって事よ。

この前猫娘ちゃんが「この前彼氏の家に泊まって、彼が仕事に行った後に彼のために晩御飯を準備してあげて、部屋も掃除してあげて、お風呂も掃除してあげてから私は帰ったんですよ。ワタシってホンマ優しいいい彼女ですよね!」なんて言ってたけど、「○○してあげる」って言ってる時点でもう相手へのマウントを取ってる感じがする。

もしくは何か見返りを期待しているつーか、計算高さを感じる。

こういうのではなくさらっと自然にできる優しさっての?が本当の優しさなんだと今回のMちゃんから学んだよ。

この時にも少し書いたけど、オレが死ぬ一歩手前まで行ってまた復活できたのはきっとご先祖様たちが「お世話になった方たちへの恩返しをキッチリしてからもう一度来なさい」と、死の淵から追い返してくれたのだろうと思う。

今回の件でMちゃんはもちろん、これからは仲間への思いやりを忘れずに生きて行こうと再度誓った。

オレはそうして行く。

コメント
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