昨日、仕事を途中で切り上げさせてもらって大阪市内に行った。
半分プライベートやけど半分仕事みたいな感じやから完全にサボりでは無いけどな。
あ、もちろん黙ってではなく上司に許可は取ったぞ。
ん?何しに行ったん?
ハイ。飲み会です。
全然仕事ちゃうやん!
あ、半分仕事っつーことはあれか?接待ってやつか?
あるんだねー。
バブルがはじけ飛んで数十年も経った今でも。
…て、全然違います。
飲み会は飲み会でも社員同士の飲み会です。
じゃあそれ半分仕事どころか仕事ゼロやん!!
ただの華金(言い方古い?)やん!!
それが違うんだなー。
お酒の飲めないオレにとって、社員との飲み会なんて実質サービス残業。
すなわち半分仕事どころか、逆に100%仕事の延長ですわ。
じゃあ何で行ったんや!?
そうなんです。
その飲み会の主旨から全部仕事とは言えないっつーか、自由参加でかつ和歌山在住のオレ自身が参加を決意しわざわざ大阪市内まで向かったその主旨とは。
オレが大阪支社に勤務していた時代に6人変わった上司。
そのうちの一人で「大変お世話になりました!」とウソ偽りなく本心でそう言える方が6月末で定年を迎え、昨日がその定年お祝い会だったのですよ。
思い起こせばオレが新人時代。
ある特殊な商品の販売にあたり、オレがその商品の担当になったものの当然新人のオレには経験も知識も無い。
さらに当時和歌山で初の取り組みでもあったため先輩方にも経験が無い。
要は誰も経験が無い。
そんな時、当時の上司から「大阪に○○さんと言う人がいるから、その人に相談しなさい」と。
その○○さんというのが昨日定年会の主役でもあった元上司。
わざわざ大阪から和歌山まで出向いて何も分からないオレに色々教えてくれた。
客先にも何度も同行して商談支援もしてくれた。
その時はまさか約22年後に上司になるなんて思いもしてなかったが、きっと縁があったんだなと思う。
上司になった後も仕事中に一緒にサボりもした。(上司主導で)
でも今から思えば決して不真面目では無かったな。
要は「サボり」と「休憩」は違うぞ、と。
効率の良い仕事のためにはメリハリが大事だぞ、と(自称)クソ真面目なオレに教えてくれたのかも知れない。
…うん、そういう事にしよう。
そんな上司エピソード(←てかエピソード少なっ)の中でも一番感謝なのがオレの昇格に尽力いただいたことかな。
オレは決して不真面目では無い(自称)けれど、かといって向上心も無い。
現状で満足しているタイプ。
そんなオレに「年齢的にもお前はもっと上を目指さないといけない」と、昇格に向けて尽力いただいた。
昇格試験を受けるのにわずかに評価点数が足りなかったのを、上司の人脈を使って受験資格を得られるようにしてくれたし、昇格試験(面接)の練習に何度も付き合ってくれてどういう事を話せばいいのか指南してくれた。
おかげで昇格試験には一発合格。
我が社の場合は昇格したからと言ってそんなに給料が変わるワケではない。
けど、やっぱり昇格すれば周りからも見る目(信頼度?)も変わるし、自分も「もう少ししっかりしないと!」と自覚も出て来る。
そういう気持ちをオレに持たせるように無言の教え?をしてくれたのかも知れない。
おかげでオレが和歌山に復帰した時も、大阪に異動する10年前と違って風格?的なものを感じ取ってくれたのか、「課長代理」的なポジションに抜擢された。
我が社には「課長代理」という役職が無いので会社からの指名制みたいな感じ。
(でも単なる指名制ではなく会社の人事データベースに与えられた権限までしっかり記載される)
オレはそういう責任あるポジションは正直苦手やけど、でもそういうポジションを与えられるような人間にしてくれたのはその上司だったのかな?とも思える。
とにかく、そういう元上司だったからこそ、いくら嫌いな飲み会でも定年お祝いとなると話は別だ。
てことで昨日は現上司にも理解いただき仕事を途中で抜けさせてもらって大阪まで向かったってワケ。
会には30名くらい参加してた。
3時間の長丁場だったけど、あっと言う間の3時間だった。
和気藹々とした会で、みんな元上司への感謝の声で溢れていた。
オレも改めて「こういう人望のある人間にならないといけない」と思った。
(でも多分オレが定年の時はひっそりと会社を去る感じになるんだろうなぁ。。。)
オレは和歌山に戻って3年目。
と、同時に新人の教育係も兼務して3年目。
オレの教え子たちにも将来「あの人が教育係で良かったな」と思われるよう頑張ろうと改めて思った。
いや、思うだけではなく実践しようと思う。
オレはそうして行く。
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