サモワールを囲んで

日本ユーラシア協会愛知県連ブログ

アゼルバイジャン国歌

2012年11月20日 | ロシア語サロン
11月25日(日)のロシア語サロンにはアゼルバイジャンの方をゲストにお願いしています。

アゼルバイジャンの国旗です。どこかの国に似ていますね?


アゼルバイジャン国歌をお聞きください。

こんな歌詞だそうです。
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アゼルバイジャン国歌

アゼルバイジャン! アゼルバイジャン!
ああ英雄の子なる我が祖国よ

汝がため我ら全ては魂を捧げうる
汝がため我ら全ては血を流しうる
三色の旗とともに幸福に生きよ
三色の旗とともに幸福に生きよ

何千もの魂は汝のため犠牲となった
汝が野は戦争の場となった
生きる権利を自らなげうった兵士よ
彼らひとりひとりは英雄となった

汝が花園となるならば
汝のため全ての者は魂を犠牲としよう
汝のため千一の熱意は
私の心に居場所を得た

その名誉を守ることを
その旗を掲げることを
その名誉を守ることを
全ての若者は熱望している!

誇らしき祖国! 誇らしき祖国よ!

アゼルバイジャン! アゼルバイジャン!
アゼルバイジャン! アゼルバイジャン!
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最初と最後に「アゼルバイジャン!」と呼びかけているのがわかりますね。
アゼルバイジャン語はトルコ語に近い言葉なのだそうです。

アゼルバイジャンに興味が湧いた方はぜひロシア語サロンにお出かけください。

時:11月25日(日)午後2時から4時まで
所:愛知民主会館3階ロシア語教室
  名古屋市東区葵1丁目22-26 地下鉄東山線「新栄町」2番出口から徒歩2分
ゲスト:メフリバン・アフマードヴァさん
お話のテーマ:「アゼルバイジャンについて」
参加費:800円(会員は600円)
お申し込み:日本ユーラシア協会愛知県連事務所 電話 052-526-1150
                 Mail: kokoshka2011@gmail.com
      (お申し込みはできるだけメールでお願いします。)

  


第86回ロシア語サロン開催のお知らせ 「アゼルバイジャンってどんなとこ?}

2012年11月09日 | ロシア語サロン

ロシア語サロン開催のお知らせです!

ロシア語サロンも今回で86回目で、今までに旧ソ連の15の共和国のうちロシア、ウクライナ、ベラルーシ、ラトビア、アルメニア、グルジア、キルギス、ウズベクと8カ国の方にゲストに来ていただいています。今回は初めてアゼルバイジャンの方をゲストにお願いすることができました。名古屋大学経済学部で勉強中のメフリバン・アフマードヴァさんです。
さて アゼルバイジャンという国はどこにあるのでしょう?


北はロシアとグルジア、西はアルメニア、そして南にはイランがあります。カスピ海に付き出したところにあるのが首都のバクーです。国土は86,600平方㎞(北海道は約77,000平方km)人口は約930万人で、国土は広くはありませんが石油や天然ガスに恵まれた国です。
固有の言葉アゼルバイジャン語がありますが ロシア語も今のところ広く使われているようです。
ロシア語堪能なアフマードヴァさんにロシア語でアゼルバイジャンのお話をしていただきます。ぜひ ご参加ください。


時:11月25日(日)午後2時から4時まで
所:愛知民主会館3階ロシア語教室
  名古屋市東区葵1丁目22-26 地下鉄東山線「新栄町」2番出口から徒歩2分
ゲスト:メフリバン・アフマードヴァさん
お話のテーマ:「アゼルバイジャンについて」
参加費:800円(会員は600円)
お申し込み:日本ユーラシア協会愛知県連事務所 電話 052-526-1150
                 Mail: kokoshka2011@gmail.com
      (お申し込みはできるだけメールでお願いします。)

  

第85回ロシア語サロン報告

2012年05月22日 | ロシア語サロン
5月20日(日)午後2時から第85回ロシア語サロンが開催されました。先回が1月でしたので4カ月ぶりのことでした。ゲストはロシア語講座でおなじみのアリビーナ・ブレンコーワ先生。先生はロシア語教室だけでなく、ユーラシア協会のお料理サークル「ペーチカ」の指導者としても活躍しておられます。またいろんなイヴェントでロシア人の先生方が上演されている人形劇のお人形や舞台装置を作ってくださったのも彼女です。そんな多才なアリビーナ先生はサハリンのご出身で来日前は南サハリンのユジノサハリンスクの中学校で理科の先生をしておられました。サハリンで日本人との思いがけない出会いがあり、彼と結婚して、まったく予想もしてなかった日本での生活が始まってからもう20年にもなるそうです。

そのアリビーナ先生は去年の8月と今年の4月にサハリンに行って来られました。いずれも短期間の滞在だったそうですが、彼女の見たサハリンの変化について(途中お茶とお菓子でくつろぎながら)17名がお話を聞きました。



4月のお里帰りの時はちょうど非常に強い嵐と吹雪の後で、サハリン全体が大混乱になった時でした。夏のサハリンは涼しくて快適ですが、昔と比べて除雪の設備などがよくなったはずの今回でも雪には勝てず公共サービスが麻痺状態に。「やっぱり自然にはかなわない」と実感されたとのことです。

ユジノサハリンスクでは以前と比べて車の数が激増したことが目立ちます。もともと町を作った時には多くの自家用車が出現することがまったく想定外だったので 駐車場用のスペースがまったくありません。特に中心部では ところかまわず車を駐車するのでこれが歩行者にも運転する人にも邪魔になっています。
町の中心の風景はあまり変化がありません。中央広場には今でもレーニン像が立っています。しかしちょっと外れたところでは 新しい建物が増えて見違えるようになっています。広くて高級なタイプのマンションが住宅地にどんどん建てられています。「こんなマンションに住める人がそんなにいるかしら?」と疑問でしたが「サハリン1」「サハリン2」(油田や天然ガス田開発プロジェクト)関連の会社で働く人や海産物ビジネス関連の人はかなり裕福なのだそうです。
古くからあった店が改装されて たくさんの商店ができ、商品は目移りするほど種類も多く、棚からあふれるほど量もたっぷりになりました。

と変化したこともたくさんありましたが 変わらないことも。あんまり愛想良くはないけれど 道を尋ねれば驚くほどみんな親切に教えてくれて、「声をかければちゃんと対応してくれる」というロシア人のいいところは健在を実感、またサハリンの友人や知人たちも 仕事が変わったり、服装がよくなったり、外国旅行が手軽にできるようになったりと大きな変化はあったけれども、中身は少しも変わらず、暖かく親切なままなのがうれしいというお話も聞きました。

参加者からは「サハリンに行ってみたいけれど名古屋から行くツアーはありますか?」という質問がありました。実際に名古屋からは直行便がなく、アリビーナ先生も韓国のインチョン空港経由で行かれたそうです。パック旅行も札幌出発ならあるので それに参加して行くのもひとつの選択肢でしょう。お話の後で先生が見せてくださったDVDでは 冬に湖の氷に穴を開けて「キュウリウオ」を釣る様子が紹介されていましたが、餌もなしでどんどん釣れていました。氷の上には小さなテントが張られて、時々この中で暖まるのだそうです。子供たちはスケートしていました。釣れた魚は持ち帰ってソテーにしていました。この「釣り」を楽しむために日本人もたくさんサハリンに来ているそうでした。

キュリウオというのはこんな魚です。名古屋ではあまり見かけませんが 北海道ではよく食べられているそうでした。会場ではアリビーナ先生がお土産に持って帰られたキュウリウオの干物を見せていただきました。ビールのおつまみに最高だそうです。


最後に「ソ連からロシアになって大きな変化がいろいろありましたが 今、先生がロシア人として誇りに思うことは何ですか?」と言う質問がありました。
「バレエ、ロシア文学、音楽、フィギュアスケート、、などという答えを予想されているんでしょうけれど、、私が誇りに思うことはロシアの教育のありかたです。学校の制度のことではなくて、たとえばある子供に科学的な才能があることがわかり、子供自身もその方面に進んで研究者になりたいと思っている場合には先生も学校も、その希望を活かし、才能を伸ばすことができるように親身になってありとあらゆることで応援し援助するということです。こういうことは革命前にもすでにあって、その伝統がソ連時代もそして今のロシアでも続いていることがすばらしいと思います。今では全世界の会社や研究所でロシアで教育された優れた学者が働いています。それがこのロシアの教育の伝統がすぐれているという証拠です。」というお返事でした。

このお話の原稿(ロシア語と和訳)はこちらで読めます。

アリビーナ先生を囲んでなごやかなティータイム。


ロシア語サロンは ロシア人やユーラシア諸国の方をゲストに小さなロシア語教室で開かれている気軽な集まりです。ロシア語を学ぶ方はもちろん、ロシアやユーラシア諸国に興味をお持ちの方の参加は大歓迎です!

第85回 ロシア語サロン開催のお知らせーテーマは「サハリンの今」

2012年04月25日 | ロシア語サロン
お待たせしました!久しぶりにロシア語サロン開催のお知らせです。

日時:5月20日(日)午後2時から4時

ゲスト:アリビーナ・ブレンコーワさん
お話のテーマ:「サハリンの今ーユジノサハリンスクを見て」

場所:愛知民主会館3階ロシア語教室
   (名古屋市東区葵一丁目22-26 TEL 052-526-1150
    地下鉄東山線「新栄町」下車、2番出口から徒歩2分)
参加費:800円(日本ユーラシア協会員は600円)

日本ユーラシア協会愛知県連のロシア語講座の講師でもあるアリビーナ・ブレンコーワさんはサハリンのご出身です。ユジノサハリンスクで中学の理科の先生をなさっていたのですが、思いがけない日本人との出会いがあって来日、結婚されてもう20年以上日本にお住まいです。

当ブログでご紹介していますが ユーラシア協会のお料理サークル「ペーチカ」では料理の指導もされています。お料理もお上手なのですが、アリビーナ先生はロシア語人形劇のプロデューサーでもあり、お人形や舞台装置を一人で作ってしまうアーティストでもあります。

サハリンはかつて樺太と呼ばれ南側は日本領でした。現在も日本領時代の建物がまだ残っており、鉄道も日本製のものがまだ使われているところもあるそうです。日本の古い鉄道が現役で動いているところが見られるということで鉄道ファンがサハリン見学に行くという話も聞いています。

まるでどこかの県庁か市役所のように見えるこの建物はユジノサハリンスクにあるサハリン州立郷土史博物館です。この建物は1937年(日本時代)に建てられた樺太庁博物館だったそうです。当時はこの町は「豊原」という名前でした。


今回のサロンでは、この4月にお里帰りされたアリビーナ先生にサハリンのお話をうかがいます。ごく短期間だったのでユジノサハリンスクしか見られなかったとのことですが、町はどんどん変わっているようです。日本の領土から最も近いロシアの州のひとつであるサハリン州ですが本州の真ん中に住んでいる私たちには遠いところ
でほとんど情報を目にすることもありません。サハリンの状況をお聞きする貴重な機会と思います。
お話はロシア語でしていただきますが 通訳付きですので サハリンに興味のある方はぜひおいでください。

参加お申し込みは:
日本ユーラシア協会事務所:052-526-1150
メール:kokoshka2011@gmal.com
(できるだけメールでお願いします。)


第84回ロシア語サロン報告 -ヴォルガと歴史の町 コストロマ

2012年01月30日 | ロシア語サロン
1月22日(日)午後2時から第84回ロシア語サロンが開かれました。ゲストはイリーナ・エゴーロワさんです。


コストロマは1152年にキエフ大公ユーリー・ドルゴルーキーによって建設された町です。ヴォルガ川とコストロマ川の合流するところにあり、流通の拠点として栄えました。17世紀初めにはにはポーランド軍に攻め込まれました。皇帝になるはずだったミハイル・ロマノフを探しに来たポーランド軍をだまして沼地に案内したのがコストロマの農民だったイヴァン・スサーニン。彼はポーランド軍に殺されてしまいましたが皇帝と国を守った英雄として名前を知られるようになりました。グリンカによってオペラも書かれています。
さらに18世紀になってエカチェリーナ女帝がここを訪れ、テーブルの上に扇をぱっと広げて「この形に町を作りなさい」と言ったそうで(という伝説があるそうです)コストロマには扇状に広がる道ができたとのことです。
モスクワから電車で行くとコストロマまで約8時間、車で行くと4時間だそうです。いわゆる「黄金の環」にあるのですがモスクワからの日帰り旅行はちょっとあわただしいようですね。

と、このあたりまではいつものロシア語サロン風だったのですが、、イリーナさんから「こんな昔の話をしていてもつまらないでしょ?みなさんの方から質問はないんですか?なんでもきいてください!」という呼びかけがありました。14年前に来日し、最初は日本語学校に通い、その後は実践で日本語を身に付けたイリーナさん、「日本人とロシア語で話すのは難しい」そうで 日本人に囲まれ、ついつい口から出てしまう日本語。
参加者が9名と少ないこともあって 気楽なおしゃべりサロンになりました。山崎タチアナ先生も参加してくださり、ロシア語で話をされるのですが、、次第に「日本語サロン」化して行きました。

イリーナさんは来日したばかりの頃は和食は味が薄く、匂いも気になって好きではなかったそうですが 今では青い畳やお茶の香りが大好き、和食も味がよくわかるようになって ご自分でも料理されるとのこと。ただし 今度はロシアに戻って ロシアの和食屋に行くと日本のレベルとあまりにも違ってがっかりするようになってしまいました。またロシア人にお土産に持って行くと喜ばれる食品は?という質問がありましたが 「鮭とば」だそうです。「鮭とば」とは鮭に塩をして細長く切りカラカラに干したものです。

彼女自身のヴォルガ川クルーズ体験はまだ子供のころコストロマから南のロストフ・ナ・ドヌーまでの2週間の子供の団体での旅だったそうです。その時お母さんと妹さんも同じ船に乗って旅行しましたが 彼らは個人旅行だったのでいい船室で快適な旅でした。船は夜の間に航行し、朝各地の港に到着、クルーズ客たちは朝食を船で済ませてから上陸して町を観光します。それぞれガイドが同行し、自由時間もあってゆったり一日を陸ですごし、夕方船に戻って夕食というスケジュール、荷物の移動がないので身軽に出かけられ 素敵な休日がすごせます。今では西ヨーロッパから観光客がたくさん来るそうですが日本人が行くとしたら長い休暇が取りにくいことが問題ですね。





ヴォルガ川クルーズとコストロマ

2012年01月19日 | ロシア語サロン
1月22日(日)午後2時からロシア語サロンが開かれます。ゲストのイリーナ・エゴーロワさんに故郷の町コストロマについて話していただきます。ぜひ お出かけください。

さて このコストロマはどこにある?地図を見ていただきましょう。



モスクワからの距離は約370キロだそうです。イタリア沖のクルーズの事故が報道されている時にクルーズの話もしにくいのですがあちこちに寄港してゆるゆると進むヴォルガ川のクルーズはお金と時間があったら一度は行ってみたいものです。日本からのパック旅行もあるようです。成田からモスクワに飛んでそのままクルーズ船に乗り込んで宿泊しモスクワ観光をしてからヴォルガ川の旅を数日、という旅行は季節にもよりますが40万円くらい、船に乗ってしまえば荷物の移動をしないで身軽に観光ができますし、朝から晩までロシア語の勉強もできるわけで、なかなかお得な旅行かもしれません。
このあたりは「黄金の環」とよばれ、世界遺産にも認定された古い町が残っています。

第84回ロシア語サロン開催のお知らせ

2012年01月11日 | ロシア語サロン
1月22日(日)午後2時より新年初のロシア語サロンを開催します。

今回のゲストはイリーナ・エゴーロワさんです。彼女はコストロマ生まれ、心理学を専攻して専門学校で教えていました。来日して14年だそうで日本語もお上手です。ロシア語サロンでのスピーチをお願いしたところ「何語でスピーチしましょうか?」と聞かれてしまいました。「ロシア語サロンですから ぜひロシア語で!」とお願いしておきました。

さて コストロマ(ロシア語ではКострома、アクセントは最後のマにあります。)ってどこにあるのでしょう?ロシアの地図を見るとモスクワの右上の方(北東)約400キロばかりのところにあります。ここはヴォルガ川とコストラマ川の合流するところ。ヴォルガ川のクルーズでは必ず船が立ち寄る町です。またロシアのロマノフ王朝の最初の皇帝ミハイル・ロマノフはここに住んでいました。歴代の皇帝はこの町を大切にしたので古い立派な建物がたくさんあり、コストロマは歴史の町でもあります。

(コストロマのイパチエフ修道院)

場所 日本ユーラシア協会・ロシア語教室
           (地下鉄東山線「新栄町」2番出口から徒歩2分 愛知民主会館3F)

    
お話のテーマ   「ヴォルガ川の町、コストロマー」

参加費   800円(ユーラシア協会員は600円)
連絡先 : 日本ユーラシア協会愛知県連合会
  名古屋市東区葵1丁目22-26
                電話 052-526-1150
                Mail: kokoshka2011@gmail.com
*お申し込みはできるだけメールでお願いします。



ロシア語サロン番外編ーリャザンという町、そして素晴らしいロシアの工芸品

2011年11月01日 | ロシア語サロン
10月30日(日)午後2時からロシア語サロン番外編が開催されました。ゲストは花井景子さん。2年間リャザン国立大学で日本語講師をされてこの夏に帰国されたばかりの彼女からまずリャザンについてのお話をうかがいました。

リャザンの民族衣装で花井さん登場!この美しい衣裳はリャザン大学の教え子たちからのプレゼントだそうです。


リャザンはモスクワから南東へ約200キロにあり、人口は約50万人の町です。博物館、教会、川をめぐるクルーズ、大学や日本語を学ぶ学生たち、そして花井さんが住んでいたマンションの様子などたくさんの写真を見せていただきました。彼女が教えた優秀な学生さんたちはモスクワの日本企業などに就職して活躍しているそうです。

後半は彼女が愛してやまないロシアの工芸品のお話。ロシアのお土産といえばマトリョーシカが有名ですが、マトリョーシカにもこんなにいろいろなタイプがあります。
花井さんが持って来てみせてくださったマトリョーシカのいろいろ。顔も衣裳もそれぞれ違います。



このマトリョーシカですが、実はルーツは日本にあったと言われてます。これが マトリョーシカ製作のヒントになったという箱根の入れ子人形。


マトリョーシカやホフロマ塗りやグジェリ(陶器)が作られている工房の様子や製作のプロセスの写真も見せていただきました。これは彼女が実際にあちこちの工房を取材に行った時の写真なんです。けっこう遠く不便なところにある工場もあったようですが ものともせずに見に行ってしまう情熱!

お茶菓子には花井さんとロシアの工芸品に敬意を表してロシアのチョコレートをご用意しました。リスの包装紙がとてもかわいいもの。器はロシアの有名な工芸品 ホフロマ塗りです。



左はこれも有名なジョストヴォのお盆(金属製・これは大学の同僚からのプレゼントだそうです)、右は木製のお盆で、リャザン州カシーモフのカシーモフ塗り。


ミハイロフのレース


その他にもベレスタ(白樺細工)、パーレフの小箱、素朴でかわいい木工のおもちゃ、レトロな模様の食器類などを手に取って見ることができました。ロシアとその工芸品を愛する花井さんのお話はとても面白く、あっという間に2時間が過ぎてしまいました。彼女は言語明瞭、とてもお話が上手です。聞きやすくて 思わず引き込まれてしまうのです。「さすが、日本語の先生!」という感嘆の声がありました。そして、ああ、ロシアに行きたくなりました!

リンゴのケーキと紅茶で一服して


マトリョーシカやジョストヴォのお盆を手にゲストを囲んで記念撮影!ユーラシア協会秘蔵のサモワールやグジェリの花瓶もお部屋に飾って。


最後にサイン会をお願いしました。サインとともに"Все будет хорошо"(すべてがよくなる。みんなうまく行く)のメッセージも書いてくださいました。


こちらがこの春出版された花井さんの本「ぬくもり雑貨いっぱいのロシアへ」です。きれいな写真満載の楽しい本!事務所で販売中。1890円です。


花井さんは「ロシアと日本の工芸・雑貨・器 & カフェ リャビーナ Рябина 」というお店を開かれるそうです。場所は地下鉄伏見駅そば(〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦二丁目10-3 山田森ビル3F )、開店は11月22日(よい夫婦の日)とのことです。ぜひ お出かけください。

サロンで見せていただいた工芸品もお店に並ぶかもしれませんね。これからもロシアに買い付けに行くという彼女に「ジョストヴォのお盆、これくらいの大きさがほしい」「ホフロマ塗りのボウルが買いたい」などと早くもリクエストが寄せられていました。
詳しくは彼女のブログをごらんください。










リャザンの町と素晴らしいロシアの工芸品

2011年10月09日 | ロシア語サロン
10月30日(日)午後2時からロシア語サロン番外編を開催します。今回のゲストは花井景子さんです。花井さんは千葉県千葉市出身。旅が大好きで学生時代から訪れた国は40カ国以上だそうです。広告代理店や旅行社などで働き、ロシアに興味をひかれてロシア語の勉強を始めました。2007-2008年にはユーラシア協会愛知県連のロシア語講座にも通ってロシア語を磨き、そのかたわら日本語教師養成講座にも通って資格を取得、サンクトペテルブルクに留学後、リャザン国立大学の日本語講師となってリャザンで2年間を過ごしました。今夏に帰国、現在は名古屋市在住で「ロシアと日本の工芸・雑貨・器&カフェ リャビーナ」の開店準備中で大忙しとのことです。

東日本大震災に際しては 彼女を通じてリャザンから義捐金がユーラシア協会愛知県連に届けられました。日本であまり知られていない遠いリャザンの町に日本に興味を持ち、熱心に日本語学ぶ人たちがいて、日本の災害に心から同情し、義捐金を送ってくださったことはほんとうに感動的でうれしいことでした。この町に2年を過ごした花井さんからリャザンのお話を聞かせていただきます。

ロシアのお土産といえばマトリョーシカの他に カラフルな模様のかわいいホフロマ塗りの食器や白地に青い模様の素敵な陶器グジェリなどが有名です。

ホフロマ塗りやグジェリを使った食卓。



が、それ以外にも刺繍や編み物などの手芸品、焼き物、ベレスタ(白樺の皮の細工)、おもちゃやアクセサリーなどかわいいもの、美しいものが数限りなくあります。当日はこれらの工芸品をいくつか持ってきていただくことになっています。
また、今春出版された彼女の本「ぬくもり雑貨いっぱいのロシアへ」にはこれらが詳しく紹介されています。花井さんはずっと以前からロシアの工芸品に興味持って ロシアのこれらの名産地をまわり、ブログで紹介してこられました。当日はこの本の販売とサイン会も行いますので ぜひお出かけください。

参加お申し込みはユーラシア協会事務所へ。

日本ユーラシア協会愛知県連合会
 名古屋市東区葵1丁目22-26
               電話 052-526-1150
               Mail: eurasia-aichi@ae.wakwak.com





ロシア語サロン番外編開催のお知らせ

2011年08月30日 | ロシア語サロン
今日は「ぬくもり雑貨いっぱいのロシアへ」(イカロス出版)の著者、花井景子さんが愛知県連の事務所に来てくださいました。


今年の春出版されたこの本についてはホームページでもご紹介していますが、美しい写真が一杯の楽しい本です。花井さんは職人の手によって大切に作られ、どこか懐かしく、ぬくもりのあるロシアの工芸品やロシアのあれこれを紹介するブログ「ロシア・モノコト図鑑」を続けてこられ、このブログをもとにして本が作られました。

また彼女が日本語講師をつとめたリャザン国立大学の学生さんたちによる東日本大震災の被災者への募金活動もまだ記憶に新しいことですが、この橋渡しをしてくださったのも愛知県連のロシア語講座で学んだことのある花井さんです。この7月にリャザンでのお仕事を辞めて故郷の名古屋に帰ってこられましたが今後も日本とロシアを行き来しながらリャザン大学の優秀な学生さんたちが日本にホームステイや勉強に来たり、日本語を活かした就職ができるようにサポートもしていきたいとのことです。

この秋には伏見にロシアの工芸品や日本の器のお店を開かれるそうです。カフェも併設されるとのことで楽しみですね。

「ぬくもり雑貨いっぱいのロシアへ」より ブルーが美しいロシアの陶器「グジェリ」


 さて、今日、彼女に「ロシア語サロン番外編」のゲストをお願いすることができました。ちょっと先の話になりますが 10月30日(日)午後2時からです。2年間を過ごされたリャザンの町のことやロシアの工芸品についていろいろお話していただく予定です。お楽しみに。
(miska)