サモワールを囲んで

日本ユーラシア協会愛知県連ブログ

お料理サークル「ペーチカ」第8回例会報告 その2 ワレーニキはふっくらと!

2012年06月04日 | ペ-チカ
今度はワレーニキ(вареники)を作ります。皮は先ほどのペリメニ(пельмени)と同じです。

アリビーナ先生に ペリメニとワレーニキの違いをお聞きしてみました。「中味が違います。ペリメニは肉や魚が主で野菜を入れるとしても玉ねぎくらい。ワレーニキの方はきのこやじゃがいも、甘いものなど様々な具を入れます。」と明快なお答えでした。

今回のワレーニキの中味はじゃがいもと玉ねぎ。大きめのジャガイモ3個に大きい玉ねぎ半分くらいの割合です。5ミリ角に切った玉ねぎは多めのサラダオイルで飴色になるまでじっくり炒めます。


ジャガイモはゆでてつぶし塩をふります。


よく炒めた玉ねぎを加えて混ぜ 塩コショウで 濃いめに味をつけておきます。


先ほどと同じく棒状にした生地を少し大きめにカットします。


これをのばして 中味をたっぷり包み、こんな形に。ふちはしっかりとくっつけましょう。


大鍋にお湯を沸かし塩を入れておきます。(水1,5リットルに塩小さじ1くらい)このお湯はあとからペリメニ用のスープにしますので 水は多すぎないように。
ますワレーニキを投入!鍋の底にくっつかないようにスプーンでちょっとまぜて。


中味には火が通っていますから 浮き上がってきたらすぐに穴杓子ですくって水を切り、バターを入れておいたボウルに取ります。バターがないと互いにくっついてしまいますので注意!


全部鍋からあげたら バターが全体にからまるようにボウルごと豪快にゆすります。


ペリメニも同様に茹でますが こちらは中味が生ですから浮き上がってからも3分ほどゆでてください。これにもバターをからめておきます。

ゆで汁を塩コショウで味を調え、スープ皿に入れたペリメニに注いでみじん切りのパセリをふって ペリメニのスープ仕立てのできあがり!


ワレーニキと残りのペリメニはお皿にのせてスメタナ(サワークリーム)をかけていただきます。(盛り付けが美しくありませんが、、)ワレーニキは炒めた玉ねぎの甘みとジャガイモの塩味が皮にくるまれてふっくらとおいしくできあがりました。


今日は皮を作って成形するのにかなり時間がかかりました。奮闘すること2時間半、みんなで力を合わせておいしいロシア料理ができあがりました。お待ちかねの試食の時間!
Приятного аппетита !



奮闘努力の甲斐あって 最高においしいペリメニとワレーニキでした。

今回は残念ながらワインはなしでしたが 紅茶に添えて差し入れのケーキが2種類。
抹茶とあずきのパウンドケーキと


生のブルーベリー入りのフルーツケーキ。


残ったペリメニ用の中味のひき肉は 調理師免許を持つSさんのアイディアでハンバーグに変身、お土産になりました。


アリビーナ先生のお話では 残った具は丸めてミートボールにして ペリメニといっしょにゆでてもいいとのことです。
最後にアリビーナ先生に "Молодцы !"(よくできました!)とおほめの言葉をいただいて例会が終わりました。ロシア料理のレパートリーをこれからももっと増やしていきたいですね!









お料理サークル「ペーチカ」第8回例会報告 ペリメニを作る!

2012年06月04日 | ペ-チカ
6月2日(土)午後5時半から東生涯教育センターの調理室でペーチカの第8回例会が開かれました。アリビーナ先生を講師に総勢17名がペリメニとワレーニキ作りに挑戦しました。

熱血指導中のアリビーナ・ブレンコーワ先生です。


まず ペリメニとワレーニキ共通の生地(тесто)作りです。

基本の分量:
強力粉 300g
水   3/4 カップ
塩   小さじ 1/2
卵   1/2 個

大きなボウル(чашка)に小麦粉と卵を入れ、塩をふり、水を少しずつ加えながらこねていきます。



生地をひとつにまとめ、ラップして冷蔵庫に入れ、20分ほど寝かせます。


今度は中味(натинка)を作ります。

基本の分量:
合びき肉  200g
玉ねぎ   小 1個
にんにく  一片
塩     小さじ 1
胡椒    適量
水     大さじ 3

牛肉だけだと堅くなってしまうそうで、牛肉と豚肉の割合がだいたい1:3が理想的。たまねぎとニンニクはすりおろして加えよく混ぜ、塩コショウで味をつけておきます。おろした玉ねぎの水分も考慮して水を加えます。かなりやわらかい感じ。


寝かせておいた生地を打ち粉を振ったまな板の上に取り出し さらにこねます。


生地の一部を取って 直径2センチくらいの棒状に伸ばします。これを端から3センチくらいに切ります。残りの生地は乾燥しやすいので必ず容器に入れ、ふたをしておくこと。


3センチに切った生地は手のひらで丸くつぶし 麺棒(скалка)を使って直径5センチくらいに丸く伸ばします。アリビーナ先生はご自分の麺棒持参でくるくるきれいに皮を伸ばして見せてくださいました。速い、速い!


ペリメニ作りはロシアでは家族総出の仕事で、一度に多量に作って冷凍しておくと聞いていたのですがアリビーナ先生のおうちでは 先生が一人で作られるそうです。

さてこの皮に先ほどの中味を包みます。あんまりたっぷりいれると皮が破れてしまいますので ほどほどに。


包めました!ふちはしっかりくっつけておきましょう。


さらにもうひとひねり。両端を上に向けて きゅっとくっつけると、、


こんなかわいい形になります。できあがったら小麦粉をふったバットに並べておきます。

このペリメニ、4人で作りました。形も大きさも中味の量もかなり違い、個性が出ていますね。しっかりした皮なのであまり大きくすると食べにくくなります。
                               ---続くーーー