サモワールを囲んで

日本ユーラシア協会愛知県連ブログ

名古屋に眠るロシア兵士たち

2011年08月17日 | お知らせ
下の記事で取り上げた竹内さんのこと、番組ではたった一行「シベリアで死亡」と出ただけでした。がっかり。NHKのディレクターさんがかなり詳しく取材されたと聞いていたのでもう少しこの方のことが取り上げられるかと思っていました。いつかドキュメンタリーで彼のこととロシア人たちが大事にしてくれているお墓のことが取り上げられるといいなと思います。
1936年のベルリンオリンピックの時のサッカー日本代表チームのメンバーは戦死した方も多かったようですが、何人かは生き延びてその後サッカーの指導者となり、釜本のような名プレイヤーや元日本代表監督の岡田さんを育てたとのことが紹介されていました。

さて、名古屋にもロシア人兵士の墓地があることを御存知でしょうか?
日露戦争後、名古屋にも捕虜収容所が数か所あり、数千人のロシア人兵士がいたとのことです。比較的待遇もよかったようで ロシア正教の教会に通ったり、散策したりして日本人との交流もありました。

こちらを見ると 捕虜とは思えないほどくつろいでいるロシア人兵士たちの写真が見られます。

捕虜と名古屋ハリストス教会(ロシア正教教会)の交流についてはこちらを。

名古屋の収容所で亡くなった15人のロシアの兵士は最初は東区にあった陸軍墓地内に埋葬されていたそうです。現在彼らの墓地は平和公園内にあります。名古屋の空襲や墓地の移転などでよくわからなくなっていたのだそうですが1990年に再発見され、ユーラシア協会愛知県連やハリストス教会の呼びかけで市民から募金もあり、15基の墓が再建されました。1991年からは毎年4月にハリストス教会とユーラシア協会愛知県連の共同主催でこの墓地で追悼式が行われています。
詳しくはこちらをご覧ください。

2011年4月の追悼式の様子。左に並ぶ15基がロシア兵士の墓。


(miska)


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