ソフト開発の業者選びというのは、担当者にとって非常に頭の痛い難しい選択であることと思いますので、
私もよくそうしたご相談をうけるなんわけですが、
そんな時のコツといいますか、業者選定の最大ポイントは、よいシステム作りには「コンピュータ知識」と「業務知識」のどちらが重要か?と、この問い対して、「業務です」と答えた業者を選ぶということだと思います。
間違っても「コンピュータだ」と答えるSE・業者を選んではなりません。
まぁ、大抵の(全うな)業者であれば、「両方です」と答えるだろうとは思いますが、
まずこの短い質問を一つするだけで、ダメな業者をふるいに掛けて落とすことができます。
動かないシステムや、役に立たないシステム、使いづらくて仕方ないソフト、等など、
これらの山が築かれてしまう大半の原因というが、ユーザー業務にまったく興味を持たない(他人の仕事には
すこぶる無関心な)俗に言うオタク的なコンピュータの技術者が作りだす業務ソフトウェアにあると言えます。
特に、ダウンサイジングでそれまでの大型計算機からオープンシステムが主流となってきた90年代以降、プロの中にもそうしたプログラマーが増えてしまって、ユーザー業務に精通しない限り、よいシステムなど作れるはずもない・・・という基本がまったく解かっておらず、
「コンピュータさえ詳しけりゃいいじゃん!」的な考えのSEやソフト業者が実に多くなってきていて、失敗の山を築くわけです。
発注者側の方でも、「業務知識はこちらでフォローするからSEさんはうちの業務なんか知らなくても大丈夫です。」などと考えてしまいがちですが、それはまったくの間違いです。
担当SEには、自社の属する業界知識や自社の業務知識に精通することを第一に求めることこそが、システム開発を発注する際の、よいソフトを作る際の、基本中の基本である。と私は考えます。
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