来月から久しぶりに本業でのちょっと大きなシステム開発の
コンサル&SE業務で開発プロジェクトに参加することに
なりまして、
いつもながらで大変恐縮ですが、メルマガの発行の方はまた
伸び伸びとなってしまうかも知れません。
それで、私のようなシステム屋のSEは何が得か?といいますと、
当然ながらマクロなんかを組んで自分のPC作業を縦横無尽に
自動化できるということもあるんですが、
それよりも何よりも、さまざまな業種の業務というのを知る
ことができるという点にあると思っています。
世の中のあらゆる会社は、多少なりと、全くシステム化をして
いないという会社というのはまずあり得ませんから、
SEというのは、ありとあらゆる業種の企業がお客さんと
成り得る、一種特異な仕事であると思います。
それで、世間的にはよく誤解されがちな事なんですが、
SEというのはコンピュータの知識だけを持っていればよい
というものでは全くありません。
顧客の業務に精通すること、よいシステムを作るためには
これこそが最も重要なんです。
私もそうでしたが、全うなシステム開発会社に就職をすれば、
必ずまずは最初にそれを(SEが顧客の業務に精通することの
重要性を)教わることになりますので、
私も、新人教育や後輩達には口がすっぱくなるほど、そう教え
続けてきたわけなんです。(それに比べれば、コンピュータの
知識というのは二の次でもいいわけです。)
まぁ、それこそがプロのSEと素人のコンピュータオタクとの
最大の違いであるわけです。
例えば、私がその昔1年以上に渡りレストランチェーンのシステム
開発にどっぷり携わったの時には、近代食堂とか、月刊食堂とか、
そういった業界専門誌を日々読みあさる毎日をおくっていました。
普通の人がレストランのことを知ろうと思えば、大抵はグルメ雑誌
を見るだろうと思いますが、グルメ雑誌に載っている情報というのは
言わば上辺の味だけですね、
けど、そういった専門の雑誌には、その味に行き着いた繁盛店の秘訣や
接客に至るまでのお店のシステム部が詳しく載っていますので、
それを知った上で、紹介されてたその繁盛店に行ってみると、
グルメ雑誌を見て行った時とはおのずと味も違って感じられて、
その店の奥の深いものまでが見えてくるものです。
(もし読者の中にグルメを極めたいと思っている人が居られましたら、
そうしたレストラン業界誌を読んでみることをぜひお勧めします。)
また、以前テレビ局向けのシステム営業を行っている会社のコンサル
をした時には、いわゆるトレンディドラマと呼ばれるテレビドラマを
よく観る様になりました。
それと言うのも、コンサルを始めた最初の頃、みんなが揃っての定例
会議の場で最近のドラマの話題について行けずに困った経験からです。
信じがたいかも知れませんが、その会議というのはおじさんたちが
多く集まった至って真面目な会議です。
それは、ビール会社の昼休みに社食でビールが飲めるのと一緒で、
業界変わればなんとやら・・・、他の業種ではありえないようなことが
その業種の常識としてごく普通に存在するもので、昼休みに社内で
ビールが飲めるとか、真面目な会議でテレビドラマの話が毎回出る
とか。。。
いいおっさんが、昨夜のドラマのストーリーを知らないと仕事の話も
できないといった業界だって、世の中にはあるわけなんです。
それで、私もそれ以来すっかりテレビドラマ通(?)のおっさんになる
ことができましたので(笑)、メルマガでも何度かキムタクのドラマ
の話なんかもしたことがあるわけなんですが、
仕事の上での必要性からテレビドラマに興味を持つことができるように
なれたおっさんなんて世の中にそうそうは居ないだろうと思いますので、
それが、システム屋になって得したなぁと思う利点と言えば利点でも
あります。。。
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