星さんぞう異文化きまぐれ雑記帳

異文化に接しての雑感を気ままに、気まぐれに

ケロウナ便り(63) ハイキング(1)

2007年07月19日 04時52分12秒 | Weblog

スキーの師匠としてこの冬大変お世話になったHさんに誘われて、Hさんファミリーと一緒にRevelstoke国立公園にハイキングに出かけました。「山のお散歩」程度に軽く考えておにぎりと水を持ち、運動靴と軽快ないでたちで出発しました。山の上は蚊が多いので虫除けのスプレイと、長ズボンで防備も完璧です。

Revelstokeはケロウナからカナディアンロッキーの入り口Banffに向けて国道一号線を東に二時間半、約200キロ走ったあたりに位置する町で、カナダ大陸横断鉄道のロッキー越えを果たすのに重要な役割を演じた歴史のある古い町です。バンフ国立公園の手前に広がるレベルストーク国立公園、グレイシャー国立公園へのアクセスの良さから、「BCの奥座敷」と私が勝手に呼んでいます。
詳しくはhttp://www.revelstokecc.bc.ca/japanese/index.html を見てください。

ここからは温泉が散在する地域に入るので、温泉大好き人間の私はチョクチョクお邪魔することになる予感がします。

話を本題に戻しましょう。

早朝6時に家を出発し、公園入り口に9時前に到着です。駐車場に車を停めて登山口までバスに乗りますが、早すぎるのか、まだバスが動いていないようです。「じゃ、しょうがんない、上まで歩こう」アウトドア派のHさんはいとも簡単に結論出します。だらだらの登り坂を歩くこと約15分、ようやく登山口に着いた時には早くも顎が出始めていました。インドア派の我々4人は、このまま終わっても充分なくらいです。

今日のコースはエバ湖(Eva Lake)までの片道6キロのトレイル(遊歩道)です。若干の上り下りもあるけど殆んどが緩やかなハイキングコースです。ただコースには雪が残っている部分があるのでくれぐれも怪我の無いようにだけは注意するように。Hさんらしい、相変わらずの簡潔なプリーフィングを済ませていよいよ出発です。

片道6キロということは往復で最低12キロ、大雑把に言えばゴルフを2ラウンド歩いて回る計算です。毎日のようにバッグを背負って1ラウンド歩いている私でも、ちょっと構えてしまう距離に、一緒に行った女房と日本から遊びに来ている若いお嬢さん二人は素直に「なに、これっ?!」と驚きとショックを初めから隠せません。お散歩なんかでは決してありません。彼女達には厳しい「登山」以外の何者でもないのです。

予想以上に雪が残って歩きづらいトレイルに苦労しながら、遠くに雪を頂く山を見てカナダらしさを満喫したり、足元に可憐に咲く高山植物に感動したりしながら歩くこと約二時間。「まだかな?」「あとどのくらい?」「帰りも同じ道?」なんて言葉が若者の口から飛び出し始めています。

長くなりそうなので、この続きはまた明日。


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