カナダでの長期ステイで車の次に重要なライフラインは電話、インターネット等の通信インフラでしょう。今回は電話のお話です。
当地でも携帯電話が充分に普及しています。高齢者は別にして、普通の大人は大体一台ずつ持っているのではないかと思われます。ただ、電車がないので日本で見られるような乗るや否や猫も杓子も携帯広げて没頭するという光景は勿論見られません。
公衆電話も殆ど見あたらないし(注意して探してもいませんが)小銭を用意するのも億劫なので、我々も携帯電話で暮らすことにしました。家に固定電話を設置すると月額40ドルほどの固定費も発生するし、なにしろかかってくる電話なんて無いに等しい生活なので固定電話の必要性はきわめて低いと判断したものです。
日本でも最近は家に固定電話を持たず(まだ電話債券なんてあるんでしたっけ?)携帯電話だけで生活している若者は多いし、われわれもこの年になって若者と同じライフスタイルに切り替えたわけです、言ってみれば。
携帯電話会社は複数あるようですがカナダでの最大手はTelus Mobilityという会社で、サービス内容にいろいろのオプションがあります。夏場の数ヶ月だけの利用で年間通しては使わない者には、プリペイド式のPay and Talkという商品が合理的と判断して、これを購入しました。
韓国Samsung社製の携帯電話機と50ドルのプリペイドカードが付いたパックが130ドル。50ドルのカードの有効期限は2ヶ月。市内通話は一分一律25セントと割高ですが、余計な固定費の発生する他の商品よりはお得のようでした。アメリカや日本への長距離電話をかけても2ヶ月に50ドル分は使い切れないでしょう。この商品の味噌は、同じ電話番号をキープしたかったら有効期限の切れる前に次のカードを購入して有効期限を延ばす必要のあることです。追加カードと有効期限の関係は10ドル→1ヶ月、25ドル→2ヶ月、50ドル→2ヶ月。前のカードを使い切っていなくて残度数がある場合は、買い足し部分はどんどん残度数の上積みとして貯金できるとのことでした。
最初の2ヶ月を50ドルカードでスタートし、残る10ヶ月を毎月10ドルずつ買い足していけば最初の年は150ドルで同じ番号がキープできる計算だし、2年目以降は毎月10ドルずつ買い足せば良い計算だから年間120ドルで同じ電話番号がキープできる理屈です。同じ番号を維持するために長期契約すると毎月最低45ドルかかる長期ベース方式に比べても有利であること間違い無しです。ただ、毎月買い足しの手続きが面倒だと躊躇したら、事前手続きにより自動引き落としが可能とのことなのですんなりと購入した次第です。
日本ではプリペイド携帯電話というと犯罪に利用され易く、暗いイメージも付いて廻りますが、同じ番号をキープしながら長期間使うためにはどのくらいのコストがかかるのでしょうかねぇ?多分うんと高そうな気がしますね。
もっと詳しく知りたい方はhttp://www.telusmobility.com/を覗いて勉強することをお勧めします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます