自慢することでもありませんが、私は新車派ではなく中古車派であることは前に書きました。
2005年の夏ケロウナで最初に車を探した時に ①10年落ち以内 ②走行歴10万キロ以下 ③1万ドル以下 という、何の必然性もなく極めて感覚的な、自分勝手な探索基準をでっち上げたものですが、まるで私を待っていたように、この三点セットをクリアするスズキ・サイドキックに巡り会い、運命を感じて迷わず手に入れたものでした。
2008年の夏に奇縁があってそのサイドキックと物々交換して手に入れたマツダMPVは、その後大小の修理はありましたが、2年前にサンフランシスコまでの往復5000キロの旅の主役を演じるなどMVPにふさわしい活躍をして、現在も健気にケロウナの街を、近郊の山坂を走り続けています。夏の初めにオイル交換をはじめとした点検整備をしっかりとしてやるだけで3000ccの体を静かに震わせて文句ひとつ言わずに活躍する、まさに「中古車殿堂」入りをしてもおかしくないMVPです。
この世に生を受けて15年、生涯に走った距離がほぼ18万キロと、このMVPも車生命のピークを越えた感は否めません。生涯現役を目標に今後の活躍も期待していますが、いつ何がおこっても不思議でない車齢に達しているし、万一の時には中古車派の私としては、出来れば中古車ディーラーからではなく、個人オーナーからの直接取引で対処したいと漠然とイメージしていました。
中古車発掘の選択肢の一つとしてあり得るかもと、ハイウエイ沿いにあって前から気になっていたオートオークションの店を、暇つぶしを兼ねて初めて覗いてみました。オークションで安く落札した車に付加価値を加えて高く売るのが中古車屋の商売だから、ここにも玄人もいるのでしょうが、見た目には玄人っぽい人は少なく、ごく普通の庶民の客が大半でした。中には子供と一緒にピクニッック気分の家族連れもいます。一週間前から下見をして、狙いを絞って土曜日のオークションに臨んでいるらしく、なかなか熱気のみなぎったオークション会場です。
競売人(auctioneer)の、甲高く早口で符牒まじりの、聞いていてもほとんど理解が出来ない、あの独特の言い回しが会場に響き渡り、「買わなきゃ損するよ!」と言わんばかりに客の購買欲をくすぐりながら、焦らせてもいるようです。
「あんな奇麗な車があんな値段で買えるのか?」と驚きの連続です。「買って帰りたい!」の衝動に駆られます。
素人の誰でもが自由に(事前の登録は必要)競りに参加できるシステムが充実しているのは、私と同じようにディーラー嫌いのバイヤーが多数いることの証なのでしょうね。メカにも強く、エンジンの音を聞いただけで、ボンネットを開けてエンジンルームを見ただけで車の良し悪しが分かる人が多いのでしょうね。私は極度のメカ音痴、車の内外が奇麗で錆や傷みがひどくなければ「良い車」と思い込む、オークションには一番不向きなバイヤーだろうと自覚しています。
もう一つの驚きは、会場に居並ぶ中古車たちの多くは車齢はわがMVPより若くても走行歴平均25万キロ以上とおぼしき強者ぞろいで、中には40万キロを過ぎた猛者もいることです。これに比べりゃわがMVPは脂の乗り切った働き盛り、ピークを越えたなんて失言でした。万が一のことなんか余計な心配しないで、殿堂入りするまで生涯をともにすることをMVPに改めて誓いました。
2005年の夏ケロウナで最初に車を探した時に ①10年落ち以内 ②走行歴10万キロ以下 ③1万ドル以下 という、何の必然性もなく極めて感覚的な、自分勝手な探索基準をでっち上げたものですが、まるで私を待っていたように、この三点セットをクリアするスズキ・サイドキックに巡り会い、運命を感じて迷わず手に入れたものでした。
2008年の夏に奇縁があってそのサイドキックと物々交換して手に入れたマツダMPVは、その後大小の修理はありましたが、2年前にサンフランシスコまでの往復5000キロの旅の主役を演じるなどMVPにふさわしい活躍をして、現在も健気にケロウナの街を、近郊の山坂を走り続けています。夏の初めにオイル交換をはじめとした点検整備をしっかりとしてやるだけで3000ccの体を静かに震わせて文句ひとつ言わずに活躍する、まさに「中古車殿堂」入りをしてもおかしくないMVPです。
この世に生を受けて15年、生涯に走った距離がほぼ18万キロと、このMVPも車生命のピークを越えた感は否めません。生涯現役を目標に今後の活躍も期待していますが、いつ何がおこっても不思議でない車齢に達しているし、万一の時には中古車派の私としては、出来れば中古車ディーラーからではなく、個人オーナーからの直接取引で対処したいと漠然とイメージしていました。
中古車発掘の選択肢の一つとしてあり得るかもと、ハイウエイ沿いにあって前から気になっていたオートオークションの店を、暇つぶしを兼ねて初めて覗いてみました。オークションで安く落札した車に付加価値を加えて高く売るのが中古車屋の商売だから、ここにも玄人もいるのでしょうが、見た目には玄人っぽい人は少なく、ごく普通の庶民の客が大半でした。中には子供と一緒にピクニッック気分の家族連れもいます。一週間前から下見をして、狙いを絞って土曜日のオークションに臨んでいるらしく、なかなか熱気のみなぎったオークション会場です。
競売人(auctioneer)の、甲高く早口で符牒まじりの、聞いていてもほとんど理解が出来ない、あの独特の言い回しが会場に響き渡り、「買わなきゃ損するよ!」と言わんばかりに客の購買欲をくすぐりながら、焦らせてもいるようです。
「あんな奇麗な車があんな値段で買えるのか?」と驚きの連続です。「買って帰りたい!」の衝動に駆られます。
素人の誰でもが自由に(事前の登録は必要)競りに参加できるシステムが充実しているのは、私と同じようにディーラー嫌いのバイヤーが多数いることの証なのでしょうね。メカにも強く、エンジンの音を聞いただけで、ボンネットを開けてエンジンルームを見ただけで車の良し悪しが分かる人が多いのでしょうね。私は極度のメカ音痴、車の内外が奇麗で錆や傷みがひどくなければ「良い車」と思い込む、オークションには一番不向きなバイヤーだろうと自覚しています。
もう一つの驚きは、会場に居並ぶ中古車たちの多くは車齢はわがMVPより若くても走行歴平均25万キロ以上とおぼしき強者ぞろいで、中には40万キロを過ぎた猛者もいることです。これに比べりゃわがMVPは脂の乗り切った働き盛り、ピークを越えたなんて失言でした。万が一のことなんか余計な心配しないで、殿堂入りするまで生涯をともにすることをMVPに改めて誓いました。
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